更新履歴
2023年6月29日:記述内容の一部を修正
2022年11月30日:書式の一部を変更
2022年3月2日:本文の一部を修正
本章では、スマホのセキュリティ設定に関する事項について解説いたします。
対象OSはAndroidバージョン10以降を基準としていますが、端末機種により操作手順や画面表示が異なります。
同じメニューがない場合は、それに近い語句を選ぶか、各メーカーサイトの操作手順書などを参照してください。
スマホに関する記事については、以下のリンクも合わせてご覧ください。
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1 スマホの画面をロックしたい
画面ロックを設定することで、スマホやタブレットなどのデバイスが、他人に無断で使用されないように保護できます。セキュリティ対策の基本中の基本といえるでしょう。
1-1 標準の画面ロックの種類
画面ロックの種類は以下の「なし」を除く4項目があります。
- なし
- スワイプ
- パターン
- ロックNo.(PIN)
- パスワード
<注意事項>
「パターン」「ロックNo.(PIN)」「パスワード」を忘れた場合はスマホを初期化する必要があります。忘れないようにしっかりと管理してください。
1-2 画面ロックの設定と解除方法
- 「設定 ⚙」をタップします。
- 「セキュリティ」をタップします。
- 「画面ロック」をタップします。
この時点で画面ロックが設定されているときは、パターン、PINあるいはパスワードを入力して画面ロックを解除します。 - 設定したい画面ロックを選択します。
上記①~④の手順は以下の1-2-1~1-2-5に共通するものです。この操作の後、それぞれの画面ロックを、手順に従って実行してください。
1-2-1 なし
画面ロックが解除されたままです。宅内に限定してスマホを使う以外はお勧めできません。
1-2-2 スワイプの設定
- 「スワイプ」をタップします。
- 画面ロックが「スワイプ」に設定されました。
- 画面ロックを解除したいときは、画面を上にスワイプします。
1-2-3 パターンの設定
- 「パターン」をタップします。
- 「起動時の保護」で「はい」をタップします。
- 表示された点を4つ以上を一筆書きします。
- 「次へ」をタップします。
- 確認のため同じパターンを再入力します。
- 「確認」をタップします。
- 通知表示を選択し、「完了」をタップします。
- 画面ロックを解除したいときは、ロック画面の鍵アイコンを上にスワイプして、設定したパターンをなぞってください。
1-2-4 ロックNo.(PIN)の設定
- 「ロックNo.(PIN)」をタップします。
- 「起動時の保護」画面で「はい」をタップします。
- 「画面ロックの設定」画面で4桁以上の数字を入力して「次へ」をタップします。
- 「ロックNo.の再入力」画面で同じ数字を入力して「確認」をタップします。
- 通知表示を選択し、「完了」をタップします。
- 画面ロックを解除したいときは、ロック画面の鍵アイコンを上にスワイプして、設定した数字を入力してください。
1-2-5 パスワードの設定
1-2-4 「ロックNo.(PIN)」と同手順で設定してください。数字以外に英文字や記号も使用できます。
画面ロックを解除したいときは、ロック画面の鍵アイコンを上にスワイプして、設定したパスワードを入力してください。
1-3 生体認証による画面ロックと解除方法
生体認証の種類は多くありますが、現状では指紋認証と顔認証が普及しています。端末機種によっては生体認証機能が搭載されていない場合があります。
1-3-1 指紋認証の設定方法
- 「設定 ⚙」をタップします。
- 「セキュリティ」をタップします。
- 「指紋」または「指紋認証」をタップします。
- 指紋認証ができないときの予備の画面ロック解除方式が表示されます。
- 好みの方式をタップします。例として「指紋+パスワード」をタップしました。
- 「起動時の保護」画面で「はい」をタップします。
- 「パスワード」を入力し、再入力もします。
- 通知表示を選択し、「完了」をタップします。
- 「指紋によるロック解除」画面で「次へ」をタップします。
- 指示に従って指ごとに指紋を登録します。(機種により表示内容が異なります。)
- 画面ロックを解除したいときは、センサー部分に指をあてて認証します。
1-3-2 顔認証の設定方法
- 「設定 ⚙」をタップします。
- 「セキュリティ」をタップします。
- 「顔」「または「顔認証」をタップします。
- 顔認証ができないときの予備の画面ロック解除方式が表示されます。
- 好みの方式をタップします。
- ここでは例としてパスワードを入力し、再入力もします。
- 通知表示を選択し、「完了」をタップします。
- 顔情報の登録画面が表示されます。(端末機種により画面表示が異なります。)
- 指示に従い顔情報を登録します。
1-4 Smart Lock機能による画面ロック
1-4-1 Smart Lock機能は以下の3つがあります。
① 持ち運び検知機能
ロックを解除した状態から、スマホを手に持ったりしているときなど、動きがあるあいだは、デバイスのロックが解除されたままになります。スマホの動きがなくなるとロックがかかります。
② 信頼できる場所
自宅など指定した場所にいるあいだは、デバイスのロックを解除されたままにできます。スマホのGPS機能を利用しています。
③ 信頼できるデバイス
指定したBluetoothデバイス(スマートウォッチ、イヤホンなど)の近くにいる間は、デバイスのロックを解除されたままにできます。
1-4-2 Smart Lock設定
- 「設定 ⚙」をタップします。
- 「セキュリティ」をタップします。
- 「Smart Lock」をタップします。
- パターンやパスワードの入力が要求されるので、どれかを入力します。
- 3つのメニュー「持ち運び検知機能」「信頼できる場所」「信頼できるデバイス」が表示されるので、設定したい項目をタップします。
「持ち運び検知機能」の設定方法
- 「持ち運び検知機能」をタップします。
- 表示される画面上部のスイッチを「ON」にします。
「信頼できる場所」の設定方法
- Googleアカウントで、すでに自宅の場所を登録していれば、画面上部に住所がグレーアウト状態で表示されます。ここを信頼できる場所として登録したければ、それをタップし、画面下部に表示される「この場所を有効にする」をタップします。
- 自宅以外の新しい場所を登録したいときは、「信頼できる場所の追加」をタップします。
- Googleマップが表示されたら、マップを移動するか住所検索により、目的の場所を指定し、「この場所を選択」をタップします。
- 確認画面が表示されたら、名称を設定して「OK」をタップします。
「信頼できるデバイス」の設定方法
- 「信頼できるデバイス」をタップします。
- 画面下部の「信頼できるデバイスを追加」をタップします。
- スマホでBluetoothペアリングしているデバイス一覧が表示されます。
- 設定したいデバイスをタップすると確認画面が表示されるので、「追加します」をタップします。
2 ウィルス感染からスマホを守りたい
パソコンと比較すると感染するリスクは低いですが、Androidデバイスはiphoneより高いといわれています。
注意が必要なのはウィルスよりもフィッシング詐欺のほうです。当方のスマホにも何回となくそれらしいものが入ってきます。
まず次のことをきちんと守りましょう。
- 怪しいアプリと思われるものはインストールしない。
- インストールしてしまったら、画面に触らないでアンインストールする。
- アプリをインストールしたければGoogleの「Playストア」から行う。
Google Playプロテクトが機能しているのである程度は安全です。 - 怪しいメッセージやメールと思ったら開かない。
- モバイル用のセキュリティアプリを導入する。(有料、無料のサービスがあります。)
無料セキュリティアプリの紹介記事:App-liv.jp
有料セキュリティアプリの紹介記事:the 比較
3 WEBサイトの閲覧履歴を削除したい
3-1 Chromeブラウザの場合
- Google chromeを起動します。
- 画面右上の「︙」リーダーをタップします。
- 「履歴」をタップします。
- 削除したいサイトの「×」印をタップします。
- すべて削除したければ閲覧履歴データを削除」をタップします。
- 「閲覧履歴」にチェックを入れ「データを削除」をタップします。
以上でスマホのセキュリティ設定に関する解説を終わります。