コレステロール値の適切な管理で体調を整える

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更新:2022年7月3日
 コレステロールに関するリンク先(ウィキペディア)を追記
 LDLに関する説明文言を追記

わたくし、毎年、特定検診を受けるのですが、検診結果でいつも引っかかるのが「コレステロール値」なんです。

このコレステロールは肥満に関係しているのはもちろんのこと、脂質異常症(中性脂肪が多すぎる)やこれに関連して、動脈硬化の原因になったりします。

わたくしの場合、この中性脂肪が若干多いことと、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が高いことがよろしくないと、お医者さんからいわれるわけです。

昨年のデータですがどうぞ参考にしてください。皆さんの中には、「大したことないじゃん。これくらいの値は普通だよ。」なんていう方もいらっしゃるとは思いますが。

今回はコレステロールに関してちょっと考察してみました。

コレステロール値

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コレステロールは身体の中でこんな働きをしているんです

そもそもコレステロールというと一般的には嫌われものと考えられますが、どうも一概に嫌われものではなく、健康体であるためには必要な物質のようです。

 身体のなかには4種類の脂質(中性脂肪、コレステロール、リン脂質、遊離脂肪酸)が存在します。これらの脂質は、それぞれ身体を健康に保つ上で重要な役割があるため、すべてが有害というわけではなく、一定量は体内に維持する必要があります。

コレステロールは、細胞膜や身体の働きを微調整するホルモン、あるいは胆汁酸(脂肪を消化・吸収するもの)を形成するための物質として必要なものです。

肝臓でつくられたコレステロールは血液(血管)によって全身に運ばれ、余分なコレステロ ールは血液で肝臓に戻ってきます。

その際、HDL(善玉)コレステロールは血管の壁などにたまったコレステロールを取り除いて集め、もち帰ります。

しかし、LDL(悪玉)コレステロールは、全身にコレステロールを運ぶだけで、使わないコレステロールを血管や末梢の組織に置いてきてしまいます。

出典元:一般財団法人 脳神経疾患研究所

コレステロール(LDL:悪玉)はなぜ高くなるのだろう?

悪玉コレステロール値が高くなる原因は様々ありますが、特に以下のような項目に注意する必要があります。

脂肪の多い食事

人間の体は、コレステロールを必要としています。LDLコレステロール値を高めてしまう原因のひとつはコレステロールを多く含んだ卵や魚卵などの食事です。

しかし、腸で吸収できるコレステロールは食事から摂取したうちの2~3割にとどまります。7~8割のコレステロールは肝臓に取り込んだ脂質や糖質、タンパク質と合成され体中の血液へ送り出されています。

コレステロールを合成する主な原因となっているのがトランス脂肪酸や飽和脂肪酸です。人工的に作られたマーガリンなどはトランス脂肪酸でできていることほとんどでしょう。

菓子パンやケーキ、スナック菓子作りに使われていれば、コレステロール合成の原因が体に蓄積されることになってしまいます。

肉の脂身部分やバターなどは飽和脂肪酸を含む動物性脂肪です。これらを必要以上に摂取すると、コレステロールが作られてしまいます。

日本人が好むようになった欧米化された食事は脂身の宝庫でもあるので、赤身肉を選ぶなどの注意が必要です。
引用元:サントリーウエルネスonline

肥満

肥満は、体内の中性脂肪を増やし脂質代謝に異常を生じさせるため、LDLコレステロールが増える原因となっています。

中性脂肪とは、エネルギーとして代謝されなかった脂肪が内蔵まわりなどに蓄積されたものです。

中性脂肪がLDLコレステロールにも影響を与えていますが、特に注目されているのは、心疾患の人に多くみられる小型のLDLコレステロールです。

超悪玉コレステロールとも呼ばれており、普通のLDLコレステロールよりも小さいため血液中に長くとどまります。それが酸化することで動脈硬化を引き起こしやすくなってしまうのです。

小型LDLコレステロールが作られてしまった原因は、中性脂肪の増加です。しかし、中性脂肪を増やさずに減らす努力をすれば、小型のLDLコレステロールが普通のものに戻るといわれています。

そのためには適正体重に近づけて、内臓脂肪を減らすことが重要です。適正体重とは、BMIが22になる体重のことを指します。

肥満の度合いを判定するために国際的に広く用いられている方法なので、一度計算してみましょう。
引用元:サントリーウエルネスonline

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体質/遺伝

体質や遺伝によってLDLコレステロールが増えてしまう人もいます。通常であればLDLコレステロールは肝臓で処理されますが、遺伝子の異常によって肝臓での処理ができないという疾患です。

そのため、血液中にLDLコレステロールがたまって、動脈硬化を起こしやすくなってしまいます。

遺伝的にLDLコレステロール値が高ければ若い時から動脈硬化が進んでしまい、心筋梗塞や狭心症といった心臓病を発症する人も少なくありません。

家族性高コレステロール血症と呼ばれ、年齢や生活習慣とは関係ない場合がほとんどです。症状は、若いころからLDLコレステロール値が高いことのみという人が多いですが、まれに黄色く隆起したような斑点が手の甲や膝などにできる人もいます。

血縁者の中にもコレステロール値が高く、心筋梗塞や狭心症を発症した人がいるというのも多くみられる特徴です。

遺伝によるLDLコレステロール血症の患者は30万人以上いるとされていて、心臓病を発症するピークは男性が40代、女性が50代といわれていますが、重症の場合は幼児期でも発症するので早めの検査を心掛けましょう。
引用元:サントリーウエルネスonline

コレステロール値を減らすにはどうしたらよいでしょうか?

  • 悪玉コレステロール値が高かったり、脂質異常症の診断を受けたら、まずはお医者さんに相談しましょう。
  • 暴飲暴食はやめましょう。お酒はほどほどに、そして食生活の改善をする。具体的には、魚類や緑黄色野菜あるいは大豆製品を多く摂取しましょう。
  • 適度な運動を継続して行う。たとえば、ウォーキングや、ゆっくりとジョギングをする。つまり、有酸素運動が効果があるようです。
  • 喫煙は動脈硬化を高めるそうですよ。この際、禁煙しましょう。

わたくし、すでに次のことを始めました。

晩酌は一週間に一度にして、毎日ジョギングで汗をかいています。さらに食べ物については、卵は毎日食べない。パンにマーガリンをたくさん塗らない。野菜類を多く摂取する。など。

問題は継続できるかどうかですが。意思を強く持ってとりあえず頑張るつもりです。高コレステロールで悩んでいる方、思い立ったが吉日です。今すぐコレステロール値を減らす努力をしましょう。

以上でコレステロールに関する解説を終わります。

 

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