Androidスマホにはスマートフォンを簡単に操作するためのツールがいくつも搭載されています。
その一つが今回解説する物理ボタンを使わずに操作できる「ユーザー補助機能メニュー」です。
本記事ではAndroidスマホのユーザー補助機能メニューの概要と使い方について解説いたします。
解説に使用したデバイスは「Google Pixel 7a Andoroidバージョン15」です。
使用するデバイスとAndoroid バージョンにより、表示内容や操作手順が異なることもあります。
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1 ユーザー補助機能メニューの概要
「ユーザー補助機能メニュー」を有効化すると、Android スマホを操作するための12のボタンが表示されます。
このアイコンをタップするだけで電源のオフ、画面のロック、音量調整などを物理的なボタンやジェスチャーを使わずに操作できます。
操作が困難な人や特定の機能に素早くアクセスしたい人、片手操作をしたい場合に便利なツールです。このメニューを使うことで、以下のような操作が簡単に行えます。
- アシスタント
Google アシスタントを起動します。 - ユーザー補助機能の設定
ユーザー補助の設定画面を開きます。 - 電源
電源を切る、再起動、緊急通報などの電源メニューを開きます。 - 音量を下げる
音楽などのメディアの音量を下げます。通話、着信、通知、アラームの音量は適用されません。 - 音量を 上げる
音楽などのメディアの音量を上げます。 - 最近使ったアプリ
開いているアプリをすべて確認できます。 - 明るさを下げる
画面の明るさを下げます。 - 明るさを 上げる
画面の明るさを上げます。 - 画面をロックロック画面
画面を一発でロックできます。 - クイック設定
クイック設定画面を開きます。 - 通知
届いている通知内容を確認できます。 - スクリーンショット
開いている画面のスクリーンショットを撮ります。
なお、ユーザー補助機能メニューは、設定アプリの「ユーザー補助」機能の一部として表示されています。
2 ユーザー補助機能メニューの設定手順
ユーザー補助機能メニューはデフォルトで無効化されています。まず、以下の手順で有効化して使える状態にしましょう。
- Androidスマホの設定アプリを起動します。
- 「ユーザー補助」をタップします。
- 画面をスクロールダウンし「ユーザー補助機能メニュー」をタップします。
- ユーザー補助機能メニュー画面が開きます。
「ユーザー補助機能メニューのショートカット」をタップします。 - デバイスのフルコントロールの許可を求める画面が表示されます。
「許可」をタップします。 - 開いた画面でユーザー補助機能メニューを表示させる方法を選択できます。(両方の選択可)
「ユーザー補助機能ボタン」にチェックを入れると、即「緑色のフローティング アイコン(12のユーザー補助機能ボタンを表示するためのアイコン)」が画面右下に表示されます。
下の「音量ボタン」にチェックを入れた場合は、音量大と音量小のボタンを一緒に長押しすることで、「12のユーザー補助機能ボタン」が直接表示されます。しかし、これはかなり面倒くさいのでお勧めできません。 - 緑色のフローティング アイコンをタップすると、ユーザー補助機能ボタンが2ページに渡り表示されます。
それぞれのアイコンをタップすることで、簡単に操作ができます。
次ページ目の表示内容 - 以上でユーザー補助機能メニューは有効化されました。
表示したくない場合は、ユーザー補助機能メニューのショートカットのトグルスイッチをオフにします。
3 ユーザー補助機能ボタンをさらに大きくする手順
上述しているユーザー補助機能ボタンが標準的な大きさですが、何らかの障がいをお持ちの人には見づらいこともあります。
そのような場合は、以下の手順でボタンサイズを大きくしましょう。ただし、ボタンは3ページに渡り表示されます。
- 上述の見出し2の操作手順①~④まで実行し、ユーザー補助機能メニュー画面を開きます。
「設定」をタップします。 - 「大きいボタン」のトグルスイッチをオンにし、右下のフローティング アイコンをタップします。
- ユーザー補助機能ボタンが3ページにわたり表示されます。
以上で「Androidスマホの便利なツール:物理ボタンを使用しないユーザー補助機能メニューの使い方」に関する解説を終わります。
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