スマホの位置情報の利用について考える

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位置情報とはGPSやスマートフォン(以下、スマホ)の基地局あるいはアクセスポイントなどの情報を利用して、現在地を特定するシステムのことをいいます。

近年はテクノロジーの進化や、日本版GPSの準天頂衛星システム「みちびき」などの登場により、位置情報の精度もさらに高まっています。

スマホで位置情報をオンにすると、MAPでのルート案内やランニングの走行距離、あるいは訪れた場所などで写した写真などと関連付けて、旅の思い出として残したりといった便利な使い方ができます。

 
ケロケロ
便利な機能ですが、セキュリティリスクが高まることもあります。

そこで本記事では、スマホの位置情報の取得方法、利用時のメリットやデメリット及びアプリの権限などについて解説いたします。

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1 位置情報の取得方法

 
ゲロゲロ
スマホ端末などは、どのように位置情報を取得しているの?
 
ケロケロ
次の4点について解説しましょう。

1-1 GPS(Global Positioning System)を利用

全地球測位システムといい、地球を回る24個の人工衛星から発射された電波を受信して、現在地を特定するシステムです。

 
ケロケロ
スマホやあらゆる乗り物などに搭載され、身近ではカーナビでの利用が一般的です。

1-2 Wi-Fi(無線LANの一部)を利用

Wi-FiアクセスポイントのMACアドレス(端末などの固有番号)と住所などを紐づけしたデータベースを使って、利用しているWi-Fiの位置情報を取得しています。

たとえば、スマホでWi-Fiをオンにするだけで、アクセス・ポイントから送信される精度の高い位置情報が取得できます。

1-3 基地局を利用

スマホは基本的に、室内や地下街ではGPSを利用できません。それを補うのが、通話やメール通信などで使っている端末の、基地局からの位置情報を利用することです。

 
ケロケロ
複数の基地局を利用することにより、位置情報の精度を高める端末もあります。
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1-4 IPアドレスを利用

プロバイダーから割り当てられているIPアドレスなどのデータベースと照合することで、位置情報を取得します。GPSなどと比較すると精度は高いとは言えません。

2 位置情報の利用サービス

近年の位置情報を利用したサービスは多岐にわたり、知らず知らずのうちに利用していることもあります。

 
ケロケロ
ここではスマホで利用できる位置情報サービス例5点を解説いたします。

2-1 地図アプリ

誰もがGoogle MAPなどの地図アプリを利用していることと思います。現在位置を特定し、目的地までのルート案内を行ったり、所要時間を算出したりと便利この上ないサービスです。

2-2 各種ゲームアプリ

位置情報を利用したスマホゲームはたくさんあります。下火になったものの「ポケモンGO」はその代表例といえます。

2-3 各種スポーツ系アプリ

サイクルやジョギング、ウオーキングアプリなどでは、位置情報を利用して、走行距離や走行時間、経路案内などを記録してくれます。

2-4 デバイスを探すアプリ

スマホ紛失時に役立つのがこれです。この機能をオンにしておけば、紛失場所の特定や、遠隔操作でスマホのロック、メッセージを送る、着信音を鳴らしたりすることができます。

2-5 各種防犯アプリ

緊急位置情報サービスを利用して、警察や消防に通報したり、子供の通学時などにおける危険回避を図ったりすることができます。

3 メリットとデメリットについて

 
ゲロゲロ
スマホで位置情報を利用する場合のメリットとデメリットについて教えて。
 
ケロケロ
色々あるけど、以下のようなことが挙げられます。

3-1 メリット

  • 各種アプリやサービスの利便性が高まります。
  • 現在地から目的地までの経路案内を利用できます。
  • 写真のEXIF情報を利用して、写した場所などの情報を確認できます。(デメリットにもなりうる。)
  • 家族が別行動をしたとき、それぞれの居場所が特定できます。
  • 紛失したスマホを探すことができます。

3-2 デメリット

  • 個人情報が外部ベンダーなどに収集される可能性があります。
  • SNSで投稿する際に住所などの現在地が特定される可能性があります。(特に要注意)
  • EXIF情報により個人情報が特定される可能性があります。
  • スマホのデータ容量の消費が増加します。
  • バッテリー使用量が増加します。

上述のようにメリットとデメリットはありますが、位置情報をどのアプリで許可しているかなど、ユーザー自身がしっかりと利用状況を掌握したうえで使えば、きっと便利な機能になることでしょう。

4 Androidスマホの位置情報の設定方法

ここでは、Androidスマホの位置情報の設定方法について解説いたします。なお、OSのバージョンはAndroid10以降を基準にしています。

OSのバージョンや端末機種により操作手順が異なる場合があります。解説の表示などが見当たらない場合は、それに近い項目などを見つけて実行してください。

4-1 位置情報を利用する際の注意事項

  • アプリに対する位置情報の許可は安易に行わない。
  • アプリに対する位置情報の許可は原則不許可にしておき、必要とあれば許可する。
  • 位置情報を許可する場合は、不正なアプリではないか事前に確認すること。
  • 許可する場合は最低限、Playストアからダウンロードしたアプリであること。

4-2 位置情報のオン・オフの切り替え

スマホで位置情報をオフにした場合は、アプリやサービスの利用範囲は限定されます。オンにすれば通勤時における車や電車などの交通状況、あるいは現在地近くのお店や食事場所などの検索結果などが正確になります。

 
ケロケロ
スマホの位置情報の「オン・オフ」の切り替えは以下の2つの手順で行えます。

その1 クィック設定パネルから切り替える

  1. スマホ画面の上部から下にスワイプします。
  2. クィック設定パネルが表示されたら、「位置情報アイコン位置情報アイコン」をタップします。
    タップを繰り返すたびに、「オン・オフ」の切り替えができます。
  3. 「位置情報アイコン位置情報アイコン」が見つからない場合は
    ・ペンマークもしくは設定アイコンをタップします。
    ・「位置情報アイコン位置情報アイコン」を選択して、クィック設定パネル上部にドラッグします。
    ・クィック設定パネルに表示されます。
  4. アイコンを長押しすると、スマホの「設定設定アイコン」内の「位置情報」設定が表示されます。
    こちららかもオン・オフの切り替えが可能です。

その2 設定アプリから切り替える

  1. ホーム画面の「設定設定アイコン」をタップします。
  2. 「位置情報」をタップします。

    設定画面

  3. 「位置情報の使用」をタップし、「オン・オフ」を切り替えます。

    位置情報設定画面

4-3 アプリの権限の設定方法

アプリの権限とは

Androidでは、インストールされている各アプリが、スマホ内の機能などを利用するための設定ができます。このことを「アプリの権限」といっており、アプリ毎に権限の許可または不許可などを設定します。

たとえば地図アプリを使って経路案内を利用する場合は現在地と目的地が必要になります。そのために地図アプリに対して、「位置情報」へのアクセスを許可したりします。

権限については、むやみに許可することはプライバシーの観点から危険が伴います。アプリによっては必要もない権限を要求してくることもあります。

ユーザー自身が、権限を必要とするアプリに、必要な場面で、必要な時間だけ許可するなどの対応を図るとよいでしょう。

本章では1例として「位置情報」が、どのアプリに権限を「許可」または「不許可」にしているか確認してみましょう。

アプリの権限の確認と設定方法

  1. ホーム画面の「設定設定アイコン」をタップします。
  2. 「位置情報」をタップします。

    設定画面

  3. 「アプリの権限」をタップします。

    位置情報設定画面

  4. 「位置情報の権限」の状態が確認できます。この画面では「Googleマップ」と「Google」アプリに対して、位置情報へのアクセスを許可しています。

    位置情報設定画面

  5. 例として「Googleマップ」をタップすると、以下のように設定の変更ができます。

    アプリの権限設定画面

スマホの位置情報データは、使用アプリやサービスの利便性を高める便利な機能です。その反面、プライバシー保護と密接に関連しており、使い方を誤れば個人情報が白日の下に晒されます。特にSNS関連アプリの位置情報利用はしっかりと把握する必要があります。

ユーザー自身がアプリや位置情報の設定状況を常に把握し、安全なスマホの活用を図りましょう。

以上で、「スマホの位置情報の利用について考える」の解説を終わります。

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