Androidスマホの設定:バックグラウンドで動作している アプリを確認・終了する方法

スマホやタブレット、パソコンを操作していなくても、バックグラウンドでは様々なデータを送受信しています。

Androidスマホのアプリが閉じられていたり、他のアプリが表示されているときにも起こり、例えば、通知の受信やデータを同期、あるいは新しい情報を取得するために実行されます。

バックグラウンドで動作しているこのようなアプリのことを「バックグラウンド アプリ」と呼んでいます。

「バックグラウンド アプリ」とは、スマホの画面上では目にすることなく、かつ操作していなくてもその裏側で動いているアプリと言い換えてもよいでしょう。

一例として、音楽配信サービスなどで音楽をバックグラウンド再生しながら他のアプリを立ち上げて使ったり、異なるウェブ ブラウザを複数起動して閲覧することはよくあります。

このようにアプリがバックグラウンドで動作することは、スマートフォンを使用する上でとても便利なことですが、バックグラウンドで動作するアプリや、バックグラウンド通信が多くなるとスマートフォンの挙動に悪影響を及ぼすこともあります。

悪影響には、「スマートフォンの動作が重くなる」「バッテリーの消耗が早まる」「データ通信量が多くなる」などが挙げられます。

本記事では、バックグラウンド アプリの確認/終了と、バックグラウンド通信を停止する方法について解説いたします。

解説に使用したデバイスとOSは「Google Pixel 7a バージョン15」です。お使いのデバイスにより、表示内容や操作手順が異なることもあります。

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ここからは、バックグラウンド アプリの確認・終了する手順と、バックグラウンド通信を停止する方法についてご紹介いたします。

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1 バックグラウンド アプリの確認と終了の手順

本章では、ユーザー自身が起動してバックグラウンドで待機中のアプリ確認と、バックグラウンド通信を終了する手順についてご紹介いたします。

操作手順は、ナビゲーション モードの「ジェスチャー ナビゲーション」と「3ボタン ナビゲーション」に分けています。

バックグラウンド アプリを終了するとキャッシュも合わせて削除されるので、スマホの動作は軽快になる可能性があります。

1-1 ジェスチャー ナビゲーションの手順

ジェスチャーナビゲーションは、画面の最下段に3ボタンまたは2ボタンのナビゲーション バーを非表示設定している場合に使用します。

  1. スマホ画面の最下段から上方向にスワイプします。




  2. マルチタスク画面が表示され、稼働中もしくは待機中のアプリ一覧が表示されます。

    なお、表示されたアプリ一覧がすべて稼働中であるとは限りません。




  3. マルチタスク画面を左右にスワイプし、終了したいアプリを選択します。

    選択したアプリ画面を上方向にスワイプします。




  4. 以上でアプリは終了します。
マルチタスク画面に表示された任意のアプリをタップすると、アプリをすぐに起動したり、異なるアプリを切り替えながら操作できます。

1-2 3ボタン ナビゲーションの手順

スマホ画面の最下段に3ボタンまたは2ボタン ナビゲーションバーを表示設定している場合の手順をご紹介いたします。

お使いの機種により表示されるボタンのデザインは異なります。

  1. 画面最下部にあるナビゲーションバーの「タスク管理」ボタンをタップします。




  2. マルチタスク画面が表示され、稼働中もしくは待機中のアプリ一覧が表示されます。




  3. マルチタスク画面を左右にスワイプし、終了したいアプリを画面の上方向にスワイプします。




  4. 以上でアプリは終了します。

2 裏で動作しているアプリの確認と終了手順

上述の見出し1では、自身で起動して稼働中または待機中のバックグラウンド アプリの確認と、バックグラウンド通信の終了を行いました。

本章では、目にすることなく動作しているバックグラウンド アプリの確認、およびバックグラウンド通信を停止する手順をご紹介いたします。

この操作を実行することで、バッテリーの消耗を軽減できる可能性があります。

  1. スマホの設定アプリを起動します。




  2. 設定アプリ画面が開きます。

    「バッテリー」をタップします。




  3. 「バッテリー使用量」をタップします。




  4. バッテリー使用量の多い順にアプリ一覧が表示されます。

    確認または停止したいアプリをタップします。




  5. アプリの稼働を停止する場合は「強制停止」をタップします。




  6. バックグラウンドの使用を停止したい場合は、上の画面「バックグラウンドでの使用を許可」のトグルスイッチをオフにします。

  7. 以上で操作完了です。
手順⑥でバックグラウンドの使用を停止した場合は、通知の受信が遅くなったり、受信できないこともあります。そのような場合は、バックグラウンドでの使用を許可してください。
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3 バックグラウンド通信をまとめて停止する手順

アプリごとにバックグラウンド通信を停止するのが面倒な場合は、「データセーバー」を使用することで一括して停止することができます。

必要なアプリは除外することも可能です。

  1. スマホの設定アプリを起動します。




  2. 「ネットワークとインターネット」をタップします。




  3. 「データセーバー」をタップします。




  4. データセーバー画面が表示されます。

    「データセーバーを使用」のトグルスイッチをオンにします。



    アプリのバックグラウンド通信は一括して停止されます。

  5. バックグラウンド通信を必要とするアプリを除外する場合は、上の画像の「モバイル データの無制限利用」をタップします。

  6. 除外するアプリのトグルスイッチをオンにします。(複数選択可)

    除外されたアプリはバックグラウンド通信が可能になります。

電話、メッセージ、ソーシャルメディア関連、緊急情報緊急通報のアプリは除外したほうが良いかもしれません。

以上で「Androidスマホの設定:バックグラウンドで動作している アプリを確認・停止する方法」に関する解説を終わります。

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