Windows の「ごみ箱」には、削除したファイルやフォルダーが保存されています。保存と言っても永久的なものではなく、一時的に保存されているだけで必要に応じて元の場所に戻すことは可能です。
「ごみ箱を空にする」操作を行うことで、初めてシステムから完全に削除される仕組みです。日常的に使う機能ですが、初期設定のまま使用しているWindowsユーザーも多いことでしょう。
「初期設定のままでよいのでは? ファイルを削除すれば勝手にごみ箱に移動されるのでは?」などと、疑問を覚える向きもあるかと思います。
しかし、トラブルに備えて知っておくと役立つ設定があります。それが「ごみ箱の容量」と「ごみ箱内のファイルの自動削除」設定です。
本稿では、Windows 11のごみ箱の保存容量とファイルの自動削除を設定する手順について解説いたします。
解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 24H2」です。
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1 ごみ箱の保存容量の確認と変更手順
Windows 11のごみ箱には、自動で設定されている保存容量があります。保存容量はパソコンのストレージ(SSD/HDD)の容量により指定され、ストレージの容量が大きいとごみ箱の容量も比例して多くなります。
ごみ箱の中が削除されたファイルやフォルダーで満杯になると、古いファイルから順に完全に削除されます。
また、ごみ箱の容量を超えるファイルやフォルダーを削除した場合は、ごみ箱に保存されず完全削除になります。
一般的なパソコンでは自動で設定された保存容量で問題ありませんが、容量不足のストレージを使っている場合は注意が必要です。
ストレージ容量がひっ迫するとパソコンの動作が不安定になることもあるのです。その対応策として、ごみ箱の容量を減らしてストレージの容量を確保したりします。
ごみ箱の容量確認と変更手順を以下に示します。なお、ごみ箱アイコンはデスクトップに表示されていることを前提としています。エクスプローラーに表示されている場合は、そちらを利用しても問題ありません。
- デスクトップの「ごみ箱」アイコンをダブルクリックします。
- エクスプローラーが開いてごみ箱が表示されます。
コマンドバーの「・・・」(もっと見る)と、ドロップダウンメニューの「プロパティ」を順番にクリックします。 - ごみ箱のプロパティ画面が表示されます。
ごみ箱の容量を変更するドライブをクリックします。
「カスタム サイズ」が選択されていることを確認します。
「最大サイズ(MB)」ボックスの入力数字を削除します。
ドライブの表示はそれぞれの使用環境により異なります。(注) - 同じ場所に設定したい最大サイズを入力して「OK」ボタンをクリックします。
一例として「1000」と入力しました。 - 再度ごみ箱を開いて、容量が変更されたことを確認します。
- 以上でごみ箱の容量を変更する操作は完了です。
本PCの場合は、ストレージが2つ(CドライブとDドライブ)搭載されているため「ボリュームとローカル」と表示されます。
CドライブのみのPCでは「ローカル」や「Windows (C)」などと表示されます。
2 ごみ箱内のファイルを自動削除する手順
Windows 11にはストレージセンサーという不要なファイルを自動的に削除して、ディスクの空き容量を増やす機能が組み込まれています。
本機能を利用することで設定された期間を過ぎた後に、ごみ箱内のファイルを自動的に削除して、ストレージ容量を節約します。
ストレージセンサーについては、以下の関連記事をご参照ください。
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- タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックして、クイックリンクメニューの「設定」をクリックします。
- 設定画面が表示されます。
左ペインの「システム」と、右ペインに表示された「ストレージ」を順番にクリックします。 - ストレージの設定画面が表示されます。
「記憶域の管理」にある「ストレージセンサー」をクリックします。 - 右ペインの「ユーザー コンテンツの自動クリーンアップ」のトグルスイッチをオンにします。
- 「ごみ箱に移動してから次の期間が過ぎたファイルを削除する」欄のボックスをクリックします。
- 表示されたドロップダウンメニューの中から設定する項目を選択します。(既定は30日)
一例として「14日間」を選択しました。
ごみ箱のファイルを早めに削除したい場合は期間を短くし、その逆は期間を長くします。自動でファイルを削除したくない場合は「実行しない」を選択します。 - 以上で設定完了です。
以上で「Windows 11の設定:ごみ箱の容量とファイルの自動削除を変更する方法」に関する解説を終わります。
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