Windows 11のメモ帳:起動時の動作を設定する方法

Windows 11の標準テキストエディター「メモ帳」で、ちょっとしたアイデァやメモの書き留め、簡易的なコード作成・編集に利用しているユーザーも相当数いることと思います。

このメモ帳は、外観やタブ機能、自動保存機能などが追加されて大幅に進化しています。Microsoft365のクレジットを持っているユーザーは生成AIのCopilotも利用できます。

機能が進化したのはよいことですが、メモ帳の起動時の動作について知人から次のような相談がありました。

「Windows 11のメモ帳で複数のタブを開いたまま閉じても、次回起動すると同じ状態がそのまま復元されてしまう。以前のメモ帳のような使い方はできないものか」と述べていました。

そこで本稿では、Windows 11におけるメモ帳の起動時の動作を設定する方法について解説いたします。

解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 25H2」、メモ帳のバージョンは「11.2605.29.0」です。バージョンにより、設定内容や操作手順が異なることもあります。

Windows 11のアプリやツールについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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1 メモ帳の起動時の設定手順

メモ帳の設定項目の一つに「起動時の設定」があり、以下に示す3アイテムの設定を変更できます。

  • メモ帳の起動時
    メモ帳を開いたときに、前回の編集内容を復元するかどうかの設定

  • ファイルを開く方法
    ファイルを新しいタブで開くのか、新しいウィンドウで開くかの設定

  • 最近使ったファイル
    メモ帳で最近使ったファイルを表示するかどうかの設定

以上の3アイテムの設定手順を順番に説明いたします。

1-1 メモ帳の設定画面を表示する手順

まずはメモ帳の設定画面を以下に示す手順で表示しましょう。

  1. スタートメニューのアプリ一覧やピン留め済みアプリなどから「メモ帳」を起動します。




  2. メモ帳が開きます。

    画面右上の「設定:歯車アイコン」をクリックします。




  3. 設定画面が表示されます。

    画面を少しスクロールダウンすると「起動時の設定」が表示されます。




  4. 以降の設定はこの画面から実行します。表示したままにしておきます。

次に「起動時の設定」3項目について説明いたします。設定画面の記載順は「ファイルを開く方法」が上になっていますが、「メモ帳の起動時」から先にご紹介いたします。

説明の便宜上、メモ帳で「Example-1.txt」と「Example-2.txt」のテキストファイルを作成し、ドキュメント フォルダ(デフォルトの保存場所)に保存済みの状態です。

1-2 「メモ帳の起動時」の設定手順

Windows 11の「メモ帳」には自動保存機能が組み込まれているため、デフォルトではメモの編集内容を保存せずに画面を閉じても、次回起動時に以前のテキストファイルがそのまま復元される仕様になっています。

以前のメモ帳では、編集後、ファイルを保存しないで画面右上の「×:閉じる」ボタンをクリックすると、「変更内容を保存しますか?」の確認画面が表示されましたが、現在のメモ帳ではそれさえも表示されることなく自動保存されます。

前回の続きから編集を再開できたり、保存忘れによるデータ消失を防げるため、使い方次第で便利な機能ですが、人に見られたくないメモであっても自動保存されるため、共有パソコンを使う環境では無効化したいときもあります。

そこで本章では自動保存を無効化して、メモ帳を起動しても前回のファイルが自動で開かれないように設定変更します。

加えて、メモの編集内容を保存しないでアプリを閉じると「変更内容を保存しますか?」のダイアログが表示されるようにもなります。

  1. まずはメモ帳を開いた際のデフォルトの動作確認を行います。

    メモ帳を開くと、以前のテキストファイルがそのまま復元されます。

    デフォルトでは以前のテキストファイルが一つのウィンドウに複数のタブで表示されます。

    これでは同じパソコンを使っている環境の場合は、誰でもメモを閲覧できることになります。




  2. 次は以下の手順で自動保存を行わないように設定変更します。

    メモ帳の設定画面を開き、「起動時の設定」フィールドの「メモ帳の起動時」のドロップダウンメニューをクリックします。




  3. 表示されたドロップダウンメニューの「新しいセッションを開始し未保存の変更を破棄」を選択します。

    (デフォルトでは「前のセッションを続行」が選択されている)




  4. メモ帳を一度閉じて再度開きます。

  5. 前回のテキストファイルは表示されることなく、「タイトルなし」と言う新しいタブで開かれます。




  6. 以上で操作は完了です。

1-3 「ファイルを開く方法」の設定手順

「ファイルを開く方法」では、メモ帳のファイルを「新しいタブ開く」または「新しいウィンドウで開く」のどちらかを選択できます。使い方に合わせて選んでください。

  1. まずはデフォルトの動作確認を行います。

    「新しいタブで開く」が選択されているため、テキストファイルは一つのウィンドウに複数のタブで表示されます。




  2. 次はタブではなく、以下の手順で「新しいウィンドウで開く」ように設定変更を行います。

    「ファイルを開く方法」右にあるドロップダウンメニューをクリックします。




  3. ドロップダウンメニューの「新しいウィンドウで開く」を選択します。




  4. 以下の手順で動作確認を行います。

    一例として、前述の「メモ帳の起動時」の設定で「前のセッションを続行」が選択されている状態で確認します。

  5. メモ帳を開きます。

    一つ目のテキストファイルが表示されます。

    ツールバーの「ファイル」と「開く」を順にクリックします。




  6. ファイルエクスプローラーが表示されます。

    ドキュメントフォルダ(デフォルトの保存場所)にあるテキストファイルをダブルクリックします。




  7. テキストファイルごとに新しいウィンドウで開きます。




  8. 以上で操作は完了です。

1-4 「最近使ったファイル」の設定手順

「最近使ったファイル」は、デフォルトでオン(有効)になっています。本設定をオンにすると、「新着順」に最近使ったテキストファイルが表示されます。表示が不要ならば、トグルスイッチをオフにします。

  1. 「最近使ったファイル」のトグルスイッチをクリックして、オンまたはオフにします。




  2. オンの状態で「新着順」を確認しましょう。

  3. メニューバーにある「ファイル」をクリックします。

    表示されたメニューの「新着順」にマウスポインターを合わせると、「最近使ったファイル」が表示されます。

    テキストファイルを消去することも可能です。




  4. 以上で操作は完了です。

以上で「Windows 11のメモ帳:起動時の動作を設定する方法」に関する解説を終わります。

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