Windows 11の操作:PCの動作が重いときにスタートアップ アプリを無効化する方法

パソコンを長く使い込めば使い込むほど、Windowsやアプリの起動に時間がかがり、作業の処理速度も落ちてきます。

メモリーやSSD/HDDといったストレージを容量の多いものに交換するか、新しいPCを購入すればパフォーマンス効果は大きくなります。

しかし、様々な事情でハード面のアップグレードには二の足を踏むこともあります。そんな時は、システムの設定を変更することでPCの動作は軽くなることもあります。

本記事では、Windows 11の起動が遅くなった時にスタートアップ アプリを無効化し、PCのパフォーマンスを最適化する方法について解説いたします。

解説に使用したOSは「Windows 11 Home 24H2」です。

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1 スタートアップ とは?

Windowsの起動に合わせて、使う予定もないアプリも自動的に起動します。これをスタートアップ といいますが、OSやアプリをインストールした際に、スタートアップ アプリとして自動的に登録されることが一般的です。

また、Windows標準の各種サービスもOS起動時に自動で実行されて常駐します。

これらの自動的に起動するプログラムは、コンピューターの起動時からシステム リソースを消費するため、Windowsの起動時間が遅くなりパフォーマンス低下の一因になっています。

自動起動する必要のないスターアップ アプリを無効化すると、起動時間は大幅に短縮される可能性があります。

無効化する方法は以下に示す2つの方法がありますが、手順は異なるだけで同じ結果を得られます。

  • Windowsの設定アプリから実行する。
  • タスクマネージャーから実行する。

以上2つの実行手順を以下に示します。

2 スタートアップ アプリを無効化する手順

2-1 Windowsの設定アプリから実行する手順

  1. タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックし、コンテキストメニューの「設定」をクリックします。



    キーボードの「Windowsロゴ + 「I」キーを一緒に押しても設定アプリを開けます。

  2. 左ペインの「アプリ」をクリックします。

    右ペインには、スタートアップの有効化/無効化を設定できるアプリ一覧が表示されます。




  3. 右ペイン上部の「並べ替え(名前)」ボックスをクリックし、ドロップダウンリストの「状態」を選択します。




    「スタートアップへの負荷」を選択すると、システムに及ぼす影響度合いを「影響:大」「影響:中」「影響:小」「影響:なし」の順に上から表示します。

  4. スタートアップが有効化されているアプリが上位にまとめて表示されます。

    スタートアップ登録を解除したいアプリのトグルスイッチをオフにします。




  5. 以上でアプリのスタートアップ登録は解除されます。

2-2 タスクマネージャーから実行する手順

  1. タスクバーの何も表示されていない場所を右クリックし、ジャンプリストの「タスクマネージャー」をクリックします。



    キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを一緒に押すことでタスクマネージャーを開くことができます。

  2. タスクマネージャー画面が開きます。

    左ペインの「スタートアップ アプリ」をクリックします。(左ペインが表示されない場合は後述のTipsを参照)




  3. 右ペインにスタートアップ アプリ一覧が表示されます。

    画面上部にあるタブの「状態」をクリックします。




    スタートアップが有効化されているアプリから上位に表示されます。

  4. 無効化したいアプリを右クリックし、コンテキストメニューの「無効化」をクリックします。

    一例として「Microsoft To Do」を右クリックしています。




    無効化したいアプリを選択状態にし、右上の「無効化」をクリックすることでも無効化できます。




  5. 以上で操作完了です。
タスクマネージャーの画面で左ペインが表示されない場合は、左上の「≡」(ハンバーガー アイコン)をクリックします。



以上で「Windows 11の操作:PCの動作が重いときにスタートアップ アプリを無効化する方法」に関する解説を終わります。

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