スマートフォンをスキャナー代わりにして紙の文書やレシート、名刺などをスキャンしてデジタル化できます。スキャンしたデータはPDFファイルとして保存されます。
Andoroidスマホにプリインストールされている「Googleドライブ」のスキャン機能もその好例ですが、専用アプリも多くあり「Adobe Scan」もその一つです。
本稿ではモバイルアプリ「Adobe Scan」で、紙の書類を撮影してPDFファイルとして保存する方法について解説いたします。
解説に使用したデバイスは「Google Pixel 7a Android 16」です。デバイスやアプリのバージョンにより、設定内容や操作手順が異なることもあります。
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1 Adobe Scanアプリの概要
Adobe Scan(アドビ スキャン)とは、スマートフォンやタブレットのカメラで紙の書類や名刺、レシートなどを撮影し、自動で綺麗に補正して高品質なPDFに変換できる無料のモバイルアプリです。
文字を自動で認識するOCR機能により、画像内の文字検索やテキスト化も簡単に行えます。スキャン専用機と異なり、対象の書類などを1枚ずつ撮影する必要はありますが、搭載されている機能は申し分ありません。
Adobe Scanでできることを以下に示します。
- 自動撮影と境界線の検出
書類の端っこを自動で検知して自動でシャッターを切ります。撮影する時はカメラを書類などにかざすだけです。 - AI画像補正
歪み(台形)の修正や、影・反射の除去を行い、文字をくっきり読みやすくします。 - 文字認識(OCR)
OCR機能により文字認識が可能なため、撮影したテキストのコピーやキーワード検索をできます。 - 書籍モード
書籍モードにより本の見開きページを同時に撮影し、左右2ページに自動で分割して取り込めます。 - 複数ページの結合
複数の書類をまとめて1つのPDFファイルとして保存・管理できます。 - 自動クラウド保存
スキャンしたデータはAdobe Document Cloudに保存され、パソコンなど他の端末からも確認できます。
好みによりGoogleドライブへの保存も可能です。
2 Adobe Scanの使い方
Adobe Scan の使い方は、アプリのダウンロードとログイン、起動して書類などを撮影し、PDFとして保存するだけです。
主な手順は、カメラを向けて自動撮影する、ページを整えて名前を変える、PDFとして保存して共有したり、デバイスやGoogleドライブにコピーするという流れになります。
Adobe Scanを利用するには、Adobeサービスにログインまたは無料登録する必要がありますが、GoogleやFacebook、Appleのソーシャルログインでも構いません。
2-1 Adobe Scanのダウンロードと初回起動する手順
まずはAdobe Scanアプリをダウンロードし、初回起動の設定を行います。Google Playストアで検索して直接ダウンロードしても構いません。
iOSをご利用の人はApp Storeからダウンロードしてください。
- 以下のリンクからAdobe Scanのアプリをダウンロードします。
Android版 Adobe Scanをダウンロードする
iOS版 Adobe Scanをダウンロードする - ダウンロードとインストールが完了したら、Adobe Scanを起動します。
- Adobeサービスのログイン オプション画面が表示されます。
ソーシャルアカウントのGoogle、Facebook、Apple またはAdobeアカウントでログインするか、新しいAdobe IDを作成します。
一例として「Googleでログイン」しました。
- Adobeサービスのログイン オプション画面が表示されます。
- アカウントを選択する画面が表示されます。
任意のアカウントをタップします。 - アプリのアクティビティなどをAdobeと共有することを同意確認画面が表示されます。
ここでは「続行」ボタンをタップします。後から設定を変更することもできます。 - 有料版試用の画面が表示されます。
画面右上の「×」ボタンをタップして画面を閉じます。 - ようこそ画面が表示されます。
「OK」ボタンをクリックします。 - 写真と動画の撮影許可を確認する画面が表示されます。
「許可しない」以外をタップします。 - 通知の送信確認画面が表示されます。
「許可」または「許可しない」のどちらを選択しても問題ありません。通知が不要なら「許可しない」をタップします。 - Adobe Scanがスマホのカメラを起動します。
デフォルトでは「文書」モードが選択されています。
スクリーンをタップすれば撮影開始できます。 - Adobe Scanの画面構成を以下に示します。
- 以上で初回起動時の設定は完了です。
次に示す操作手順で紙の文書をスキャンします。
2-2 紙の文書をスキャンする手順
前述のスキャン画面で分かるように、Adobe Scanでは5種類のプリセット ボタン「ホワイトボード」「書籍」「文書」「IDカード」「名刺」が用意されています。
スキャンするアイテムに合わせて最適なプリセットを選択すると、より良いスキャンを実行できます。
なお、Adobe Scanを起動すると、デフォルトで「文書」が選択されます。本章では、紙の文書を複数枚スキャンし、PDFファイルとして保存する手順を以下に示します。まずはスキャンする紙の文書を準備しましょう。
- Adobe Scanを起動します。
- カメラが開きスキャン画面が表示されます。
「自動キャプチャ」はデフォルトでオンになっています。
「文書を探しています」のメッセージが表示されます。
文書全体が画面内に収まるようにカメラ画面をかざします。 - 「キャプチャしています…動かさないでください」のメッセージが表示されます。
自動的に文書の四隅(青い丸)が認識されて自動的にシャッターが切られます。 - 1枚目のスキャンが終わったら「スキャンを続行」ボタンをタップして、2枚目以降も同じ手順でスキャンします。
(1枚だけでスキャンを終わる場合は「PDFを保存」ボタンをタップします)
画面下部にある「ツールバー」で、スキャンのやり直しやトリミングなどの各種編集を実行できます。 - すべての文書を撮影し終えたら「PDFを保存」ボタンをタップします。
- スキャンした文書はPDFファイルとして「 Adobe Document Cloud」 に保存されます。
画面下部にあるカメラアイコンをタップすると、新しいスキャンやデバイス内の写真をPDFとして保存したり、有料版プレミアムの「ファイルの結合」「高速スキャン」を実行できます。 - 以上でスキャン操作は完了です。
2-3 スキャン後に設定できること
前述の手順で「 Adobe Document Cloud」に保存されたファイルは、他のユーザーと共有することやJPEGファイルとしてフォト ギャラリーに保存できます。
また、ファイル名の変更やデバイス、Googleドライブにコピーすることも可能です。その設定手順を以下に示します。
- Adobe Scanアプリを起動し、画面に左上にある「ホーム」ボタンをタップします。
- クラウドに保存されているファイルが表示されます。
前述の見出し「2-2」の操作手順⑥と同じ画面です。 - 「共有」から「その他」までの4項目の操作を以下に示します。
- 「共有」をタップすると、他のユーザーとPDFファイルを共有できます。
- 「Word文書で保存」をタップすると、Word形式でファイルを保存可能ですが、有料版プレミアム用であり無料版では利用できません。
- 「JPEGで保存」をタップすると、スマホの写真アプリ(フォトギャラリーやアルバムなど)にJPEGファイルとして保存できます。(写真アプリがない場合は「Filesアプリ」の画像で確認できます)
「Files」アプリについては、以下の関連記事をご参照ください。
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- 「その他」をタップすると、デバイスやGoogleドライブにコピーしたり、テキストの編集(有料版)、印刷、削除などの設定を行えます。
- 「デバイスにコピー」をタップするとファイルマネージャーの「ダウンロード」に保存されます。
確認は「Files」アプリのダウンロードフォルダを開きます。 - 「Googleドライブにコピー」をタップすると、Googleドライブに保存されます。
- 以上で操作は完了です。
以上で「Andoroid アプリ:紙の書類をスマホで撮影してPDFで保存する方法」に関する解説を終わります。
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