すべてのウェブ ブラウザに言えることですが、何かを検索した際に、検索結果のリンクをクリックすると、デフォルトでは検索結果のリンク先のウェブページは新しいタブで開くことはできず、元のタブ(同じタブ)で開かれます。
検索結果のリンク先を元のタブで開くと、ウェブページが新しいタブではなく、現在見ている同じタブ(元のタブ)で表示されます。
結果としてタブを開きすぎないため、PCのメモリ不足やタブの見づらさを解消できます。
反対に新しいタブでリンク先のウェブページを開くと、元の検索結果のタブは残ったまま、そのリンク先のウェブページは新しいタブで表示されます。
これにより、複数の検索結果を比較したり、元の検索結果ページに戻る手間を省いたりして、効率的に情報収集を行うことができます。
どちらの設定が良いかどうかは小生として判断できません。それぞれの利点や欠点を見据えてユーザー自身が決めたらよいでしょう。
本稿では、Chromeにおける検索結果のリンク先のタブを開く設定手順について解説いたします。
解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 24H2 」、Chromeのバージョンは「140.0.7339.81」です。
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1 検索エンジンから設定する手順
検索結果のリンク先をどのように開くかの設定は検索エンジンから実行します。本設定はGoogleやMicrosoft Bing、Yahoo Japan、DuckDuckGoなどの検索エンジンごとに設定しなければなりません。
一例として、Google検索エンジンによるリンク先のタブを開く設定手順を以下に示します。
- Chromeブラウザを開きます。
- Google検索に任意のキーワードを入力して検索結果を表示します。一例として「ヨーロッパ旅行」と入力しました。
検索結果一覧が表示されます。
画面右上の「プロフィール」アイコンと「その他の設定」を順番にクリックします。(上にあるブラウザのプロフィール アイコンではありません) - Google検索の設定画面が表示されます。
左ペインにある「その他の設定」をクリックします。 - 右ペインに表示された「新しいウィンドウで結果を表示」のトグルスイッチをオンまたはオフにします。
オンにすると、新しいタブで検索結果のリンク先ウェブページが表示されます。
オフにすると、現在見ている同じタブ(元のタブ)で検索結果のリンク先ウェブページが開かれます。 - 以降のリンク先のタブは、常に設定内容に従い開かれます。
- 以上で設定完了です。
2 リンク先を右クリックして開く手順
前述した設定では常に設定内容に従いタブは開かれました。本章では、検索結果のリンクごとに「新しいタブで開く」または「新しいウィンドウで開く」手順を以下にご紹介いたします。
前述でご紹介したトグルスイッチはオフ(新しいタブでは開かない設定)にしておき、本操作を併用すると使い勝手はよくなります。
- Chromeを開き、検索ボックスに任意のキーワードを入力して検索します。
検索結果一覧のリンクが表示されます。
任意のリンクを右クリックして、コンテキストメニューの「新しいタブで開く」または「新しいウィンドウで開く」のどちらかをクリックします。 - 新しいタブで開いた場合は、そのタブをクリックするとリンク先のウェブページが開きます。
- 新しいウィンドウで開いた場合は、別ウィンドウでリンク先のウェブページを表示できます。
- 以上で操作は完了です。
以上で「Google Chromeのタブ操作:検索結果のリンク先の開き方を設定する手順」に関する解説を終わります。
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