Windows 11のディスク管理:ディスクを初期化する操作手順

PCのパフォーマンスを上げるために、SSD(ソリッド ステート ドライブ)やHDD(ハードディスク)の新品への交換や増設などはよく行われます。

しかしながら、これらの記憶媒体は単に交換したり増設しただけですぐにWindowsで使用することはできません。ディスクの初期化やフォーマットを行って初めてパソコンで使えるようになるのです。

本稿では、Windows 11に標準装備の「ディスクの管理」ツールで、ディスクを初期化する操作手順について解説いたします。解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 26H2」です。

Windowsのディスクの管理の概要については、以下の関連記事をご参照ください。

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1 ディスクの初期化とフォーマットの違い

Windows におけるディスクの「初期化」と「フォーマット」は、同じ意味で表されることもありますが、厳密には異なる処理を行います。その相違点を以下にまとめました。

  • ディスクの初期化とは
    新品のハードディスクやSSDをパソコンで認識させ、使用するための「パーティションスタイル(MBR または GPT)」を割り当てる最初の下準備のことです。

  • ディスクのフォーマット(初期化と呼ばれることも多い)とは
    利用可能な状態になったパーティションの中に「ファイルシステム(NTFS、 exFAT、FAT32)」を設定し、データを書き込めるように整える作業のことです。

    ディスクをフォーマットするのではなく、パーティションをフォーマットします。フォーマットされるファイルシステムは、ファイル、フォルダ、その他の機能に関する情報がどのように保存されるかを指定します。

ディスクの初期化とフォーマットの主な違い

項目ディスクの初期化ディスクのフォーマット
対象の範囲ディスク全体(大元)パーティション単位・ボリューム単位
実行するタイミング新品のディスクをパソコンに初めて接続したとき新しく領域を作ったとき、データを全消去したいとき、ファイル形式を変えたいとき
主な設定内容パーティションスタイル(MBR または GPT)の選択ファイルシステム(NTFS、exFAT、FAT32 )の選択

上図の詳しい内容を以下に示します。

  • ディスクの初期化
    意味
    物理的なディスクをOS(WindowsやMac)が管理できるように、最初に「このディスクの設計図(パーティションテーブル)はこれにする」と定義する処理です。

    MBRとGPTの違い
    GPT
    現在の主流。2TBを超える大容量ディスクを扱え、起動も高速です。(Windows 11/10では基本GPTが推奨されます)

    MBR
    古い形式。2TBまでの制限があり、古いOSや特殊な環境でのみ使われます。

    注意点
    実行するとディスク内の情報がリセットされるため、通常は新品の接続時やデータをすべて消去してゼロからやり直す際におこないます。

  • ディスクのフォーマット
    意味
    初期化されて「未割り当て」になった領域に、データを整理して格納するためのルール(ファイルシステム)を書き込む作業です。

    ファイルシステムの種類
    NTFS
    Windowsで標準的に使われる形式で、大容量ファイルやセキュリティ機能に対応します。

    exFAT
    WindowsとMacの両方で読み書きしたい外付けメモリやUSBメモリに向いている形式です。

    FAT32
    昔からの汎用形式ですが、1つのファイルが4GBを超えるデータを扱えない制限があります。

2 ディスクを初期化する手順

ディスクを初期化する操作は「コマンドによる操作」および「ディスクの管理」から実行可能です。本章では「ディスクの管理」を使って初めてパソコンに接続したディスクを初期化します。

  1. 「スタート」ボタンを右クリックし、コンテキストメニューの「ディスクの管理」をクリックします。



    キーボードショートカットを使う場合は、キーボードの「Windowsロゴ」 + 「x」キーを押し、続けて「K」キーを押します。


  2. 「ディスクの管理」画面が表示されます。



    初期化するディスク(ここではディスク2)を右クリックし、コンテキストメニューの「ディスクの初期化」をクリックします。




    初期化対象となるディスクは、ディスクの種別は「不明」、「初期化されていません」と表示されています。

    ちなみに領域が「未割り当て」と表示されている場合は、まだ区画分け(初期化・フォーマット)がされていないときや、トラブルや論理障害などの際に表示されます。つまり、Windows から読み書きできない状態の領域です。


  3. ディスクの初期化ダイアログボックスが表示されます。

    正しいディスクが選択されていることを確認し、任意のパーティション スタイル(通常はGPT、必要に応じてMBR)を選択して「OK」ボタンをクリックします。




  4. しばらく待つと、ディスクの初期化は完了し、ディスクの種別は「ベーシック」に変わり、オンライン状態になります。




    これでパーティションに関連する操作は実行できる状態になりました。しかしながら、初期化しただけではディスクを使用することはできず、ファイルエクスプローラーにも表示されません。


    次に「パーティション(ボリューム」の作成と「フォーマット」を行う必要があります。この操作手順は後述の関連記事をご参照ください。


    「シンプルボリューム」とは、WindowsでハードディスクやSSDを初期化してパーティションを作る際、もっとも一般的に使われる領域(ドライブ)の単位を指します。

  5. 以上でディスクの初期化は完了です。
「シンプルボリューム」とは、WindowsでハードディスクやSSDを初期化してパーティションを作る際、もっとも一般的に使われる領域(ドライブ)の単位を指します。

以上で「Windows 11のディスク管理:ディスクを初期化する操作手順」に関する解説を終わります。

パーティション(ボリューム)の作成とフォーマットする手順については以下の関連記事をご参照ください。

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