Windows 11の設定:エクスプローラーのプリロードを有効または無効にして起動時間を短縮する方法

Microsoftは、Windows 11の応答性の向上に向けた取り組みの一環として、ファイル エクスプローラーに「プリロード」機能を追加しました。

Windows 11における「プリロード」とは、ファイル エクスプローラーの高速起動を実現するため、OSの起動直後にあらかじめバックグラウンドでファイル エクスプローラーを起動させておく機能です。

本稿では、Windows 11のファイル エクスプローラーのプリロードの概要と、有効化または無効化する方法について解説いたします。解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 26H2」です。

Windows 11のファイル エクスプローラーについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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1 エクスプローラーのプリロードとは?

Windows 11のファイル エクスプローラーにおける「プリロード(事前読み込み・バックグラウンド起動)」機能は、起動速度を改善するために、あらかじめバックグラウンドでファイル エクスプローラーを常駐させておきます。

この機能は、OSの起動前にアプリの一部をメモリにキャッシュすることで動作し、起動時のファイル エクスプローラーの動作を高速化します。

これにより、ファイル エクスプローラーのフォルダーやウィンドウを開くまでの時間を短縮できます。

小生は、効果の有無を2台のデスクトップPCでテストしました。その結果は後述していますが、PCのスペック(メモリ、ストレージ)により効果の差は明らかに感じました。

一部の記事では「プリロード機能を有効化することにより、バックグラウンドでのメモリー使用量は増加する」との報告もなされていますが、小生のPCでは有効化/無効化による増減にほとんど変化はありませんでした。

いずれにしても最近のPCでは、数MB程度のメモリー増加はさほど問題にならないと思料します。

バックグラウンドでのリソース使用量が気になるユーザーは本機能を無効化し、より高速なアクセスを優先するユーザーは有効化しておけばよいでしょう。

2 プリロード機能を有効化/無効化する手順

ファイル エクスプローラー ウィンドウのプリロードを有効化または無効化する手順を以下に示します。(デフォルトは有効)

  1. ファイル エクスプローラーを開きます。(Windowsキー + Eキー)

  2. ツールバー右にある「・・・」(もっと見る)と、メニューの「オプション」を順にクリックします。




  3. 「フォルダー オプション」画面が表示されます。

    画面上部にある「表示」タブをクリックします。




  4. 表示された「詳細設定」欄を少しスクロールダウンします。

    プリロードを無効化する場合は、「起動時間を短縮するためにウィンドウのプリロードを有効にします」のチェックを外して、「適用」または「OK」ボタンをクリックします。




    有効化する場合は、再度チェックを入れて、「適用」または「OK」ボタンをクリックします。




  5. 以上で操作は完了です。

プリロードの有効化を完了すると、次回コンピュータを再起動した際に、システムは起動時に特定のコンポーネントをバックグラウンドでプリロードし、ファイル エクスプローラーの起動を高速化します。

プリロードの無効化を完了すると、次回コンピューターを再起動した際に、Windowsはバックグラウンドでファイル エクスプローラーをプリロードしなくなります。

3 PCのスペック別の効果と影響

2台のPCでプリロード機能を有効または無効にした場合の結果を以下に示します。ただし、本結果がすべてのPCに適合するものではありません。あくまで参考として捉えてください。

なお、メモリ使用量はタスクマネージャーのプロセスの5分平均の値を表しています。

  • デスクトップPC-1(メモリ32GB  NVMe SSD搭載)

    プリロードの有効/無効による起動時間の短縮効果はほとんど感じられない。

    有効の場合のメモリ使用慮:61.0MB~64.2MB

    無効の場合のメモリ使用量:56.8MB~60.3MB

  • デスクトップPC-2(メモリ8GB  SATA SSD搭載)

    プリロードを有効にした場合、無効よりも起動時間の短縮効果は大きい。しかしながらもっさり感はどちらもある。

    有効の場合のメモリ使用量:44.8MB~48.3MB

    無効の場合のメモリ使用量:40.7MB~46.1MB

両方のPCともにファイル エクスプローラーを「起動・閉じる」を数回繰り返すことで、初回起動より時間は若干改善できたように思います。 

以上で「Windows 11の設定:エクスプローラーのプリロードを有効または無効にして起動時間を短縮する方法」に関する解説を終わります。

Windows 11のファイル エクスプローラーについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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