本記事では、Windows 11のスタートメニューや設定アプリなどに表示されるスクロールバーを常に表示する方法について解説いたします。
画面を上下に動かすときによく使うスクロールバーですが、Windows 11の既定で、スクロールを必要とする画面でも表示されていません。
画面の右端にマウスホバー(マウスを合わせる)すると、スクロールバーが表示される設定になっています。
そこで、設定を変更してスクロールバーを常に表示し、かつ太く表示しましょう。
解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 23H2 OSビルド:22631.4037」です。
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1 設定アプリから常に表示する手順
本設定を実行すると、スクロールを必要とする画面の右端にマウスホバーしなくても、スクロールバーは常に表示されます。
スタートメニューのスクロールバーが非表示の状態
設定アプリのスクロールバーが非表示の状態
このような状態から、以下の手順でスクロールバーを常に表示するように変更します。
- タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックして「設定」を選択します。
- 左ペインの「アクセシビリティ」と右ペインの「視覚効果」を順番にクリックします。
- 右ペインの「スクロールバーを常に表示する」のトグルスイッチをオンにします。
- 以上で操作完了です。
スタートメニューや設定アプリを開いて、常に表示されているか確認します。
スタートメニューのスクロールバーが表示された状態
設定アプリのスクロールバーが表示された状態
2 各画面に対する反映状況
上述しているように、スクロールバーを常に表示する設定は、スタートメニューと、設定アプリには反映されます。
しかしながら、ファイルエクスプローラー、コントロールパネル、検索ホーム、各ウェブブラウザ、アプリについては、本設定は反映されませんでした。
スクロールを必要とする画面の右端にマウスホバーすることで、太く表示されることが多いようです。
以上で「Windows 11の設定:スクロールバーを常に表示する方法」に関する解説を終わります。
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