Windowsにおけるフォーマットとは、HDDやSSD、USBメモリー、SDカードなどのメディア(記憶媒体)を、パソコンで使用できるように初期化することです。
フォーマットされていないメディアはパソコンで読み書きできず、フォーマットすると、メディアに保存されているデータはすべて消去されますが、パソコンで使える状態になります。
先日、普段使っていないUSBメモリーを、エクスプローラーからフォーマットしようとしたところ、エラーが表示されてフォーマットできない事象がありました。
そのエラーは「Windowsはフォーマットを完了できませんでした」というものです。このフォーマット エラーはUSBメモリーに限ったことではなく、HDDやSSDといったストレージでも生じます。
フォーマット エラーはさまざまな不具合により生起しますが、今回のエラー原因はすぐにわかりました。ディスクの管理で調べると、リムーバル ディスクが何らかの障害で「未割り当て」領域になっていたのです。
したがって、リムーバル ディスクにパーティションを作成するか、サードパーティのフォマッターを使えば、フォーマット エラーは解消できるはずです。
そこで本稿では、Windows 11の「ディスクの管理」で「未割り当て」と表示されるUSBメモリーを、フォーマットする手順について解説いたします。
解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 25H2」です。OSのバージョンにより、表示内容や操作手順が異なることがあります。
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1 USBメモリーをフォーマットする手順
本章ではフォーマット エラーにより初期化できないUSBメモリーを、フォーマットする2つの手順を以下に示します。
1-1 未割り当て領域にパーティションを作成してフォーマットする手順
- フォーマットできないUSBメモリーをパソコンに接続します。
- タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックして、クイックリンクメニューの「ディスクの管理」をクリックします。
- ディスクの管理画面が表示されます。
「リムーバル」ディスクに表示されるUSBメモリーの「未割り当て」を右クリックします。
表示された「新しいシンプルボリューム」をクリックします。 - 「新しいシンプル ボリューム ウィザードの開始」画面が表示されます。
「次へ」ボタンをクリックします。 - 「ボリューム サイズ」を指定する画面が表示されます。
「ボリューム」とは、各ドライブに割り当てる領域を示し、「ボリューム サイズ」はパーティション サイズのことです。
ここでは未割り当てすべての領域を1つのパーティションにします。
USBメモリー容量の最大サイズ(ここでは29602MB)を割り当てて「次へ」ボタンをクリックします。 - ドライブ文字の割り当て画面が表示されます。
プルダウンメニューでドライブ文字(ここではG)を選択して「次へ」ボタンをクリックします。 - ボリュームをフォーマットするかどうかを選択する画面が表示されます。
デフォルト設定のままで構いませんが、一例として以下のように設定しました。
「このボリュームを次の設定でフォーマットする」を選択します。
「ファイルシステム」を選択します。(一例としてFAT32を選択)
「アロケーション ユニットサイズ」は「既定値」を選択します。
「クイックフォーマット」にチェックを入れます。
「次へ」ボタンをクリックします。 - ドライブのフォーマットが終わりウィザード完了画面が表示されます。
設定内容を確認して「完了」ボタンをクリックします。 - ディスクの管理画面が表示されます。
リムーバル(ここではUSBメモリー)の表示を確認します。
「ファイルシステム」が指定されるとともに「正常」と表示されていれば問題ありません。 - 以上で操作は完了です。
1-2 フォーマッター アプリでフォーマットする手順
本章では、サードパーティ製のディスク フォマッター アプリを使ってフォーマットする手順を以下に示します。
この種のアプリはいくつもありますが、ここでは「I-O DATA ハードディスクフォーマッタ」の使い方を以下に示します。
「ハードディスク フォーマッタ」と表記されていますが、USBメモリーであっても確実にフォーマットできます。また、アプリをインストールする必要はありません。
- フォーマットしたいUSBメモリーをパソコンと接続します。
- I-O DATAの公式ダウンロード ページにアクセスします。
- ダウンロード ページが表示されます。
使用しているOSをプルダウンメニューから選択します。
一例として「Windows 11」を選択しました。 - ダウンロード画面が表示されます。
ダウンロード欄の「ダウンロード」ボタンをクリックします。 - エクスプローラーを起動して、ダウンロードされた「iohddfmt_240.exe」(自己解凍形式)をダブルクリックして実行します。(バージョンの240は環境により異なる)
- ユーザーアカウント制御が表示された場合は「はい」ボタンをクリックします。
- デスクトップにファイルが展開(解凍)されます。
展開された「HDDFMT.exe」をダブルクリックします。 - ユーザーアカウント制御画面が表示された場合は「はい」ボタンをクリックします。
- 利用規約の同意画面が表示されます。
「同意する」ボタンをクリックします。 - フォーマット 設定画面が表示されます。
プルダウンメニューからUSBメモリーを選択して「次へ」ボタンをクリックします。
(誤って内蔵ストレージを選択しないでください) - 「フォーマット形式」と「パーティション形式」を選択する画面が表示されます。
一例として「デフォルト」そのままで「次へ」ボタンをクリックしました。 - 確認ダイアログが表示されます。
内容を確認して「はい」ボタンをクリックします。 - 注意事項が表示されます。
内容を確認してから「注意事項に同意します」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。 - 最終確認画面が表示されます。
「実行」ボタンをクリックします。 - ディスクのフォーマットが始まります。
- フォーマットが正常に終わると完了画面が表示されます。
「完了」ボタンをクリックします。 - 以上で操作は完了です。
以上で「Windows 11のトラブル:USBメモリーをフォーマットできない問題を解決する方法」に関する解説を終わります。
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