ブラウザのGoogle Chrome(以下、Chromeと呼称)には便利なタブ機能があります。
Chromeのタブは、複数のウェブページを同時に表示・切り替えができるため、何らかの資料集めなどするときなどに重宝する機能です。
便利な半面、ブラウジングでリサーチしているといつの間にかタブを大量に作ってしまうことがあります。
こうなると一つひとつのタブが小さくなり、何のタブなのか自分でも理解不能に陥ります。
Chromeのタブはとても便利な機能なのですが、設定や使い方を理解していないとその恩恵は半減します。
そこで本記事では、Chromeのタブ機能の基本操作とグループ化など、便利な管理方法について解説いたします。
解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 24H2」、Chromeのバージョンは「134.0.6998.89(Official Build)」です。
Chromeの設定については、以下の関連記事も合わせてご覧ください。
ウェブ ブラウザのGoogle Chrome(以下、Chromeと呼称)を開くと、トップ画面の上部にはツールバーが表示されます。Chromeのツールバーは、ブラウザ画面上部にあるタブの下に表示される横長の部分で、様々な機能へのアクセスを容[…]
ウェブ ブラウザを起動すると、何らかの作業のためにいつも同じWebサイトにアクセスすることもあるのではないでしょうか。好みのWebサイトをブックマークに登録するのもよいのですが、それよりもっと手早くアクセスする方法があります。それは、デス[…]
1 タブの基本操作
1-1 新しいタブを開く手順
- Chromeを起動します。
- 開いたウィンドウ上部にあるタブバーの「+」をクリックします。
または、キーボード ショートカットの「Ctrl +T」キーを押します。 - 新しいタブが開きます。
1-2 タブを閉じる手順
- Chrome画面上部のタブに表示されている「✕」をクリックします。
または、キーボード ショートカットの「Ctrl +W」キーを押します。 - タブが閉じられます。
1-3 閉じたタブを再度開く手順
- タブバーの何も表示されていない場所で右クリックし、コンテキストメニューの「閉じたタブを開く」をクリックします。
- 閉じられたタブが再度表示されます。
1-4 タブを新しいウィンドウで開く手順
- 新しいウィンドウで開きたいタブをクリックし、Chromeウィンドウの外にドラッグします。
- タブが新しいウィンドウで開かれます。
- 元に戻すときは、新しいウィンドウのタブをクリックし、タブバーにドラッグします。
- キーボード ショートカットの「Ctrl+N」キーを押すと、新しいタブが新しいウィンドウで開かれます。
タブの基本操作は以上で終わりです。
2 タブを検索する手順
Chromeで現在開いているタブと最近閉じたタブは、以下に示す手順で検索できます。
- 画面上部のタブバー最左端にある「∨」をクリックします。
- 現在開いているタブと最近閉じたタブ一覧が表示されます。
- 「開いているタブ」内のタイトルをクリックすると、そのページが表示されます。
「最近閉じたタブ」内のタイトルをクリックすると、一度閉じられたページが再度表示されます。
3 タブをグループ化する手順
大量のタブはグループ化することで整理整頓され、自分でも把握しやすくなります。
たとえば、グループに名前をつけたり色を指定するなどしてジャンル別に分けることができます。
3-1 タブグループを新たに作る手順
始めに行うことは、タブのグループを作成することです。以下に示す手順で実行しましょう。
- 任意のタブで右クリックし、コンテキストメニューの「タブを新しいグループに追加」をクリックします。
- そのタブの左側にグループの見出しが表示されます。(手順③を参照)
「このグループに名前を付ける」ボックスにグループ名を入力します。
一例として「Web」とグループ名を付与しました。
任意のカラーを選択して、グループカラーを指定します。
一例として「青」を指定しました。 - グループの見出しが左に表示されます。
- この見出しを右クリックすると、手順②と同じ画面が表示されて各種メニューから編集も可能となります。
3-2 既存のタブをグループに追加する手順
上述の手順で「Web」というグループを作成しました。以下の手順でこのグループに既存のタブを追加します。
- グループに追加したい既存のタブを右クリックし、コンテキストメニューの「タブをグループに追加」と、サブメニューの「Web」(今回だけ)を順番にクリックします。
- 既存のタブが「Web」のグループに追加されます。
グループのタブの下に表示される線の色が同じ青(今回だけ)で表示されます。 - 同じ手順で他のタブもグループに追加します。
この手順のほうが手間が省けます。
3-3 タブをまとめて隠す手順
タブのグループ化は完了しましたが、このままでは複数のタブは表示されたままで邪魔になります。
そこで、ワンクリックで全てのタブを隠された状態にして、タブバーのスペースを確保します。
- 作成したグループの見出しをクリックします。
- 全てのタブがグループにまとめられて非表示になり、新しいタブのみ表示されます。
- もう一度グループの見出しをクリックすると、再度タブが展開されます。
3-4 グループを解除する手順
グループは不要となったので削除し、既存のタブはそのまま残したい場合は、グループを解除する設定を行います。
- グループの見出しを右クリックし、コンテキストメニューの「グループを解除」をクリックします。
- グループ解除確認のダイアログが表示されます。
「グループを解除」ボタンをクリックします。 - タブバーの表示を見ると、既存のタブはそのまま残り、グループは削除されています。
3-5 グループを閉じるまたは削除する手順
「グループを閉じる」と「グループを削除」の違いを以下に示します。
- グループを閉じる
グループとタブは非表示になりますが削除はされず、グループ名がブックマーク バーに表示されます。
このグループ名をクリックすると、再度、グループとタブが表示されます。 - グループを削除
グループとその中のタブは完全に削除されます。
両方の設定方法を以下に示します。
- グループの見出しを右クリックし、コンテキストメニューの「グループを閉じる」または「グループを削除」をクリックします。
- 「グループを閉じる」を選択した場合は、タブバーでは非表示になり、ブックマーク バーにグループ名が表示されます。
「グループを削除」を選択した場合は、グループ削除確認のダイアログが表示されます。
「グループを削除」ボタンをクリックします。 - グループとその中のタブは全て削除され、新しいタブだけ表示されます。
- 改めて削除したグループが必要になった場合は、「最近閉じたタブ」から復活できます。
4 タブを固定する手順
タブを固定するとタブバーの左端に移動して常時表示になります。
アイコンのみの表示になるので場所を取りません。タブに「×」が表示されなくなるので、間違って削除することも少なくなるでしょう。
- 固定したいタブを右クリックし、コンテキストメニューの「固定」をクリックします。
- 固定したタブはアイコンのみの表示になり、タブバーの左端に移動します。
- 固定を解除する場合は、固定されているタブを右クリックし、コンテキストメニューの「固定を解除」をクリックします。
以上で「Google Chromeの設定:タブの基本操作とグループ化、固定化する方法」に関する解説を終わります。
Chromeの設定については、以下の関連記事も合わせてご覧ください。
興味のあるWebページがあるけど今は雑用に追われて読む時間がない。ウェブブラウザの「Google Chrome」(以下、Chromeと呼称)には、このような!困った!を解消してくれる方法があります。まず思いつくのはWebページをブックマー[…]
ウェブ ブラウザのGoogle Chrome(以下、Chromeと呼称)には、同期機能が備わっています。では、同期とはどのような機能で、Chromeの同期を有効化すると何ができるのでしょうか。本記事では、パソコン版ウェブ ブラウザ Chr[…]