「Googleドライブ」は、Googleが提供するクラウドストレージサービスです。インターネット上にファイルを保存するため、PCやスマートフォンなどのストレージ容量を気にすることなく、どこからでもアクセスできます。
Googleアカウントを持っていれば誰でも無料で15GBまで利用でき、容量が足りないユーザー向けに有料プランも用意されています。
本稿では、Webブラウザ版「Google ドライブ」の応用的な使い方について解説いたします。
解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 24H2」、ブラウザは「Google Chrome バージョン 138.0.7204.97 」です。
Googleドライブの概要と基本操作(ファイルのアップロードやダウンロードなど)については、以下の関連記事をご参照ください。まず、この関連記事に目を通すことをお勧めします。
更新履歴2025年7月5日:最新情報に更新2022年9月29日:記述内容の全般を補備修正 「Googleドライブ」は、オンラインでデータを保存するGoogleのサービスです。インターネット上の仮想的な保管スペース(クラウド)に、写真[…]
スマートフォンアプリ「Google ドライブ」の使い方については、以下のリンクをご覧ください。
「Googleドライブ」アプリはGoogleが提供するオンラインの無料ストレージサービスで、テキストや写真、動画などをクラウド上に保存してくれるサービスです。パソコンやスマホに保存されているファイルを「Googleドライブ」にアップロード[…]
1 Google ドライブを起動する手順
- Google Chromeを起動します。
- 画面右上の「
」(Googleアプリ)をクリックし、表示されたアプリ一覧の「ドライブ」を選択します。 - ブラウザ版Google ドライブが開きます。
- 以上で操作完了です。
* Google Chromeのブックマークバー左端の「アプリ」にもGoogleドライブを見つけることができます。
Googleドライブを頻繁に使う場合は、ブックマークへの登録や、デスクトップにショートカットアイコンを作成してもよいでしょう。
2 フォルダを作成する手順
Googleドライブ上にフォルダを作成して、散らばっている数々のファイルを移動しましょう。マイドライブを整理できて見やすくなります。
- Googleドライブを起動し、画面左上の「新規」ボタンをクリックします。
- 表示されたドロップダウンメニューから「新しいフォルダ」をクリックします。
- フォルダ名を入力するダイアログが表示されます。
任意のフォルダ名を入力して「作成」ボタンをクリックします。 - 新しいフォルダが作成されました。
作成したフォルダにファイルをまとめて移動しましょう。 - 以上で操作完了です。
3 ファイルを作成する手順
Googleドライブでは、以下に示すファイルを作成できます。作成したファイルは、それぞれのアプリケーション(Googleドキュメントなど)で編集することができます。
- Googleドキュメント(文書作成)
- Googleスプレッドシート(表計算)
- Googleスライド(プレゼンテーション)
- Googleフォーム(Webホーム作成)
- その他(Google図形描画、Googleマイマップなど)
- Googleドライブを起動し、画面左上の「新規」ボタンをクリックします。(画像省略)
表示されたドロップダウンメニューから、作成したいファイル(一例としてGoogleドキュメント)をクリックします。 - ブラウザ上でGoogleドキュメント アプリが開き、自動で付与されたファイル名「無題のドキュメント」表示されます。
左上の「無題のドキュメント」をクリックしてハイライト表示になったらファイル名を変更します。 - マイドライブに、作成したファイルが自動保存されます。
- 以上で操作完了です。
4 作成したフォルダにファイルを移動する手順
作成したフォルダにファイルを移動して整理しましょう。ここでは、上述で作成した「サンプル ファイル」を「テスト フォルダ」に移動します。
- Googleドライブを起動します。
移動させるファイルで右クリックします。
続けてメニューの「整理」、サブメニューの「移動」と操作を進めます。 - 移動先を選択する画面が表示されます。
移動するフォルダを選択して「移動」ボタンをクリックします。 - 移動先のフォルダ名をダブルクリックします。
- 「サンプル ファイル」が「テスト フォルダ」に移動したことを確認できます。
- 以上で操作完了です。
5 メールの添付ファイルを保存する手順
Gmailで受信した添付ファイルは、同一アカウントのGoogleドライブに直接保存できます。
- Gmailを起動し、添付ファイルを保存したいメールを開きます。
- 添付ファイル上でマウスホバー(マウスを合わせる)して、表示された「ドライブに追加」アイコンをクリックします。
- 添付ファイルはマイドライブに保存されます。
- 以上で操作完了です。
6 ファイルを共有する手順
ファイルやフォルダの共有は「特定のユーザーやグループ」及び「リンクを知っている全員」のどちらかを指定して行います。その操作手順を以下にし示します。
6-1 特定のユーザーやグループと共有する手順
このファイル共有は、Googleアカウントを保有しているユーザーのメールアドレスやGoogleで作成したグループを指定して行います。
- Googleドライブを起動します。
- 共有するファイルを選択し、画面上部の「人型アイコン」をクリックします。
- 共有相手を指定する画面が表示されます。
上部ボックスに共有したい相手のメールアドレスまたはGoogleのグループ名を入力します。 - 共有設定画面が表示されます。
共有相手に与える操作権限を選択するボックスの「▼」をクリックし、表示されたドロップダウンメニューから任意の権限を選択します。
一例として「閲覧者」を選択しました。(権限の要旨は後述) - 権限を指定したら「送信」ボタンをクリックします。
- ファイルの共有が完了すると、Googleドライブのファイルに「共有中です」のアイコンが追加されます。
- 共有相手のGoogleドライブではどのように表示されるのでしょうか。
共有相手はGoogleドライブを開き、左ペインの「共有アイテムをクリックします。
ご覧のように共有ファイルが追加されて、アイテムには「共有中です」のアイコンが付されます。 - 以上で操作完了です。
閲覧者:ファイルを閲覧のみできます。
閲覧者(コメント可):ファイルを閲覧し、コメントを追加できます。
編集者:ファイルを閲覧、編集、コメントを追加及び共有できます。
6-2 リンクを知っている全員と共有する手順
このファイル共有では、共有リンクを知っている誰もがファイルにアクセスできます。予期しない第三者がリンクを知った場合も閲覧や編集が可能となるので情報の公開には注意が必要です。
- Googleドライブを起動します。
- 共有するファイルまたはフォルダを選択して、上部の「人型」アイコンをクリックします。
- 共有相手を指定する画面が表示されます。
「一般的なアクセス」欄にある「 制限付き ▼」(デフォルトでは)をクリックし、ドロップダウンメニューの「リンクを知っている全員」をクリックします。 - 共有相手が「リンクを知っている全員」に変わります。
右に表示された「▼」をクリックし、表示されたドロップダウンメニューから権限を選択します。
一例として「閲覧者」を選択しました。 -
左下の「リンクをコピー」をクリックします。(共有リンクはクリップボードに保存されます。)
「完了」ボタンをクリックします。 - 閲覧して欲しいユーザーにコピーした共有リンクを知らせます。
メールやメッセージアプリアプリ、SMSなどを利用したらよいでしょう。 - 共有相手は送信された共有リンクを開きます。
- 以上で操作完了です。
7 ファイル共有を停止する手順
ファイル共有の必要がなくなったら、以下に示す手順で速やかに停止しましょう。
- Googleドライブを起動します。
- ファイル共有を停止したいファイルまたはフォルダを選択し、上部の「人型」アイコンをクリックします。
- 共有の設定画面が表示されます。
ファイル共有を停止するユーザー右にある「▼」をクリックし、ドロップダウンメニューの「アクセス権を削除」を選択します。 - 表示された画面の「保存」ボタンをクリックします。
- ファイルに表示されていた「共有中です」の「人型」アイコンは消去されます。
- 以上で操作完了です。
8 ファイルやフォルダにスターを付ける手順
マイドライブにファイルが増えると探しづらくなります。大切なファイルなどに「★」(スター)を付けて見分けられるようにしておきましょう。
- スターを付けるファイルを右クリックし、メニューの「整理」、サブメニューの「スターを付ける」とクリックして操作を進めます。
- ファイルは「スター付き」に追加され、ファイル名の右に「★」が付されます。
- 左ペインの「スター付き」をクリックします。
ファイルがスター付きに追加されていることを確認できます。 - 以上で操作完了です。
以上で「「Googleドライブ」の応用的(ファイル・フォルダの作成、共有、スター付き)な使い方」に関する解説を終わります。
Googleのツール「Gemini」については、以下の関連記事をご参照ください。
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