『スマホの購入』自分にピッタリのスマホを賢く選ぶ

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2023年4月29日:記述内容を全面刷新

2023年4月23日現在、スマホのサービスを提供する通信事業者は、大手キャリアと格安SIM事業者を合わせると30数社にも及びます。

各社とも様々なプランなどの特徴があり、その中から自分にピッタリのスマホを選ぶのは骨の折れる作業です。

皆さんは、スマホの購入や携帯電話会社を乗り換える際に、どのようなことを基準に決めるでしようか?

本記事では、スマホの購入にあたり、重視するポイントを「通信事業者で決める」「スマホのOSで決める」「スマホのメーカーで決める」「スマホのスペック・機能で決める」の4項目にスポットを当てて解説いたします。

なお、大手キャリアと格安SIMに関しては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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1 通信事業者で決める

スマホ選びのチェックポイントの一つとして、スマホの購入先を決める必要があります。

スマホを提供する通信事業者は、大きく「大手キャリア」と「格安SIM」に分かれます。

「大手キャリア」は「NTTドコモ」「au」「ソフトバンク」「楽天モバイル」といった企業があり、「MNO」とも言われます。

「格安SIM」事業者は2023年4月29日現在、「OCN」「BIGLOBE」「IIJmio」「mineo」といった企業をはじめ30数社の企業が乱立している状況です。この格安SIM事業者は「MVNO」とも呼ばれています。

スマホを使う場合のニーズを考えて、「大手キャリア」または「格安SIM」事業者どちらかを選択することになります。

大手キャリアMobile Network Operator :移動体通信事業者

格安SIM Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)

ではこの2つはどのような違いや特徴があるのでしょうか?

格安SIM事業者と大手キャリアの最大の違いは、自社専用の通信設備を持っているか否かです。

さらに通信プランとデータ容量、提供するサービスには大手キャリア4社ごとに相違があり、格安SIM事業者になれば30数社それぞれ違います。

通信プランとデータ容量、月額料金は相関関係にあるので、事業者のWebサイトで詳しく調べましょう。

各社の通信プランなどについては以下の関連記事をご覧ください。

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ここからは、大手キャリアと格安SIM事業者の特徴についてご紹介いたします。

1-1 大手キャリアについて

大手キャリアは日本全国に自前の通信設備を使って携帯電話サービスを提供しており、以下のような特徴があります。

  • 通信エリアが広く高速である
    自前の通信設備のお陰で、日本全国広範囲で高速で安定したデータ通信や通話が可能です

    山間部や地下街などでも快適に通話やインターネットを楽しむことができます

  • 月額料金が高め
    格安SIMと比較すると月額料金は高めとなります。ただし、後発のサブブランドを利用するとリーズナブルになります

  • 実店舗が多い
    格安SIM事業者と比較にならないほど多くの実店舗を構えています。店舗でスマホを購入すればすぐに使える状態です

    困りごとなどに対するサポートも充実しており、スマホ初心者や高齢者にとって強い味方です

  • キャリアメールを使える
    「docomo.ne.jp」「au.com」「ezweb.ne.jp」「softbank.ne.jp」「rakumail.jp」といった独自ドメイン名がついているキャリアメールを使えます

    キャリアメールは独自のメールフィルター機能を利用して、スパムメールや迷惑メールから保護したりすることができます

  • データ無制限プランを使える
    一部の格安SIM事業者でも無制限プランを提供していますが、速度制限があることもあります

    大手キャリアは速度制限を気にせずにデータ無制限プランを使えます

1-2 格安SIM事業者について

「格安SIM」事業者は、自前の無線局などの通信設備は持たず、NTTドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアから通信設備を借りてサービスを提供しています。

上述している大手キャリアの特徴と比較すると、ちょうど真逆のメリットとデメリットを持っているとお考え下さい。

月額料金やスマホなどの端末料金については、一部の格安SIM事業者を除きクレジットカード決済が基本です。

それに対して大手キャリアは、クレジットカードやキャリア決済、口座振替など選択肢が豊富です。

以上のような「大手キャリア」と「格安SIM」事業者のメリットとデメリットを参考に、自分のニーズに合った通信事業者選びましょう。

2 スマホのOSで決める

基本的に「iOS(iPhone)」か「Android」のどちらかを選択することになります。ただし、格安SIMの一部では最新「iOS」を提供していないところもあるので注意が必要です。

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2-1 「iOS」

Apple社が開発したOSでApple製品のiPhoneやiPadなどが搭載しているOSです。

セキュリティもしっかりしており、OSのサポートも長いので機種を新しくしても違和感なく長期間使えます。

機種はiPhone一択で端末の金額も高めに設定されています。

2-2 「Andoroid」

Googleが開発したスマホやタブレットのOSです。世界中の多くのメーカーに提供されており、UIなどを自分好みにカスタマイズすることも可能です。

国内外のメーカーから販売されているので、選べる機種が豊富なことも大きな特徴の一つです。

低価格から高価格まで広範囲なので、自分のニーズに合ったスマホを選ぶことができます。

以下のメーカーはAndroidをベースとして独自OSを搭載しており、インターフェースや設定、操作などは微妙に異なります。

OPPO:ColorOS
ASUS:ZenUI
Xiaomi:MIUI
HUAWEI:HarmonyOS(ファーウェイが開発したOS)
Samsung:One UI
ピュアAndroid搭載は「Google Pixel」シリーズのみです。

3 スマホのメーカーで決める

「iOS」は「Apple社」一択ですが、「Andoroid」を販売しているメーカーは多数存在しています。

3-1 国内メーカー

ソニー

ソニーブランドと言えば「Xperia」シリーズです。現状では「Xperia 10 IV」「Xperia 5 IV」「Xperia Ace III」が売れ筋です。

シャープ

シャープは言わずと知れた「AQUOS」シリーズです。国内シェアも広く安定した人気を誇っています。
現状では「AQUOS sense7」「AQUOS wish2」が人気のようです。

FCNT(富士通)

富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社から社名を「FCNT」に変更しました。取り扱う機種は従来と変わらず「arrows」シリーズです。

生産拠点が日本であり、今や貴重な存在です。

京セラ

これほど特徴的なスマホは他にはありません。いかにも頑丈そうで、少々高い場所から落としても壊れません。

海中でも撮影できちゃいます。男だったらこれ、アウトドアで使うにはもってこいの端末です。

その機種名は「TORQUE(トルク)」です。

楽天モバイル

キャリアに仲間入りした楽天モバイルも、「Rakuten Hand 5G」「Rakuten Mini」といった独自の端末を販売しています。

3-2 海外メーカー

米国

「Apple」「Google」「Motorola」といった人気メーカーが名を連ねています。

Apple
iPhoneとiPadを販売していますが、現状では「iPhone 14」「iPhone SE (第3世代)」が人気です。

Google
ピュアAndroidを選ぶならこの端末一択で人気はうなぎ登りです。「Google Pixel 6a」「Google Pixel 7」が大人気です。
CPUの「Google Tensor G2」に注目です。

Motorola
米国の老舗メーカーですが、現在はレノボの子会社として事業展開しています。「moto g52j 5G」「moto g13」が売れ筋です。

韓国

サムスン
相変わらず高品質な端末を販売しています。日本ではGoogleに若干押され気味ですが、「Galaxy」シリーズの人気は衰えていません。
「Galaxy S23 Ultra」「Galaxy S23」に人気が集まっています。

LGエレクトロニクス
液晶ディスプレイであまりにも有名ですが、低価格帯の端末も販売しています。コストパフォーマンスに優れるスマホが多いです。

台湾

ASUS
PCやマザーボード、グラボなどで高いシェアを持つASUSの「 ZenFone」シリーズは、コストパフォーマンスに優れたモデルです。「Zenfone 9」が売れ筋です。

HTC
一時期の勢いはなくなりましたが、日本での販売は再開されています。

中国

OPPO
中国産のスマホではXiaomiと人気を二分しています。「OPPO」シリーズの「OPPO Reno7 A」「OPPO A77」などコスパがよい端末を販売してます。

Xiaomi
最近売り出し中のメーカーで、スマートウォッチやスマートバンドも多く販売しています。

OPPOに劣らずコスパに優れた「Xiaomi 11T Pro」「Redmi Note 11」などに人気があります。

その他ZTE、TCL、Vivo、HUAWEI(注)といったメーカーが名を連ねています。

(注)HUAWEI製のデバイスはGoogle関連のサービスは利用できません。

4 スマホのスペック・機能で決める

自分のライフスタイルやスマホの使い方によっては、スペックと搭載機能は重要なチェックポイントです。

ここでは以下のようなチェックポイントを挙げてみました。

  • 基本的なスペックのレベル
    搭載CPUとメモリ、ストレージのスペックにより、スマホの使い勝手がまるで異なります。

    いずれも数字が大きければ処理スピードや作業の快適性、データの保存容量が向上します。しかし端末の購入金額も上がります。この辺りは諸刃の剣ですね。

  • カメラの性能
    最近のスマホは、デジカメを凌駕するような高性能なカメラを搭載する機種が増えています。

    写真や動画撮影に興味がある人は要チェックです。

  • おサイフケータイ
    今や必須と言ってもよい機能の一つです。これを搭載していれば電子マネーの決済サービスを利用できます。

    多くのスマホが対応していますが、非搭載機種もあるので注意が必要です。

  • 画面のサイズ
    スマホ画面のサイズは大型化する傾向にあります。カーナビとして利用したり、動画やゲームを楽しむ人には大画面はおすすめです。

    電話を頻繁に使う人は小さいサイズを検討してもよいでしょう。

  • バッテリー容量
    バッテリー容量は画面サイズに比例しています。動画やゲームを楽しむ人は特に大切な検討項目です。

  • 防水、防塵に対応
    防水と防塵性能はいくつかのレベルがあります。屋外での作業や水回りで多く使う人はしっかりと確認しましょう。

  • 5Gに対応
    5Gは2020年3月にサービスが開始された第5世代にあたる移動通信システムの規格のことをいいます。4Gと比較して最大で100倍近くの高速通信が可能といわれています。

    この高速通信を利用して、複数デバイスの同時接続数が大幅に増加したり、4Kや8kの映像を楽しめたり、快適な環境下でゲームができたりと様々なシーンで活用できます。

    提供する格安SIMや5G対応端末も増えてきました。しかし、サービス提供地域は大都会優先で、対応エリアはまだ一部の地域に限られています。

以上で「スマホの格安SIMとは何? 通信事業者の賢い選び方」に関する解説を終わります。

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