スマホ格安SIM(MVNO)を賢く選ぶ

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キャリア3社が「ahamo」、「povo」、「LINEMO」といった格安新プランで攻勢をかけて勢いを盛り返し、対抗する格安SIM各社も月額料金を値下げしたり、新たに参入する事業者も出てきたりと、大きな変革期を迎えております。

スマホなどの通信事業者やスマホ端末選びは意外と奥が深く、参入事業者も多いため選ぶのに一苦労することもしばしばあります。

本記事では、スマホの通信事業者と新たに契約したいが、選び方がよくわからない人を対象に、格安SIM事業者(MVNO)の賢い選び方について、分かりやすく解説いたします。

記事の内容は、MVNO( Mobile Virtual Network Operator)を対象としており、MNO(Mobile Network Operator)については解説していません。あらかじめご了承をお願いいたします。

MVNO:仮想移動体通信事業者
◎ MNO  :移動体通信事業者

なお、MNOとMVNOに関する記事については、以下のリンクも合わせてご覧ください。

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1 MVNOの特徴

「MVNO(仮想移動体通信事業者)」は、自前の無線局などの通信設備は持たず、docomo、au、ソフトバンクといった大手キャリアから通信設備を借りてサービスを提供しています。

たとえばOCN、BIGLOBE、IIJmio、mineoなどの事業者がこれに該当します。

自前の通信設備を持っている事業者のことは、「MNO(移動体通信事業者)」と呼んでおり、大手キャリアのNTTドコモ、KDDI(au)及びソフトバンクと、新たにMNOに移行した楽天モバイルのことを指しています。

通信料金の安さ

 
トミー
MVNOの最大の特徴は、”ズバリ” 通信料金の安さにあります。だから「MVNO=格安SIM」といわれるわけです。その理由としては以下のとおりです。

自前の通信設備を持たなければ、通信設備の設置や保守管理といったコストもかからないため、その分サービスを安価に提供できます。

MVNO事業者の多くは実店舗を持たないので店舗に関わるコストがかからず、契約はオンラインが基本となっています。

大手キャリアと比較すると、データ容量が少ないプランを設定しています。できるだけ安くスマホを持ちたい人にとっては有り難いのですが、使い方次第では通信料金が安くならないこともあります。

通信速度が遅くなることもある

通信料金が安い分デメリットもあります。借り物の通信設備ということで、MVNOにより通信速度に差異がみられます。

スマホを利用する時間帯や場所などにより通信速度が低下することがあります。特に、朝、夕の通勤・通学の時間やお昼休みなどの混雑する時間帯は、極端に通信速度が低下することもあります。

 
トミー
このようなデメリットについては、契約する前にしっかり調べることが重要です。

店舗数が少ない

店舗を持つMVNOも増えつつありますが、大手キャリアとは比較になりません。

店舗が少ないということは、困ったときのサポートにも限度があるということで、スマホ初心者、パソコンを使っていない人、あるいは高齢者にとって負担になることもあります。

 
トミー
APNなどの初期設定は自分で行う必要があり、困り事などの相談は電話とメールが主体です。
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キャリアメールは使えない

基本的にキャリアメール(~@docomo.ne.jp、~@ezweb.ne.jp、~@softbank.ne.jp)は使えなくなります。

 
トミー
今までキャリアメールを使っていた人は、 Gmailなどのフリーメールに乗り換える必要があります。

大手キャリアからMVNOに乗り換える場合、そのままキャリアメールを使える有料サービス(月額330円程度)も用意されています。

購入できるスマホ端末が限られる

SIMカードとスマホ端末をセットで購入したくても、機種が限定されることもあります。ただし、スマホ端末単体でも購入は可能です。

クレジットカード払いが基本

月々の支払いや端末購入料金などは、一部を除きクレジットカード決済が基本となっています。

クレジットカード決済を回避したい場合は、口座振替が可能なMVNOを選ばなければなりません。

2 格安SIMの選び方

本章では、格安SIMを選ぶ際の留意すべき4項目について解説いたします。

その上で、自分のスマホの利用方法などを考慮し、選ぶべき格安SIMを総合的に判断しましょう。

使用するスマホ端末から選ぶ

 

 
トミー
まず格安SIMを使うスマホ端末を決めましょう。

使用するスマホの選択肢は、以下の「現用のスマホはそのままでSIMだけ交換して使う」と「スマホとSIMをセットで購入する」の2通りあります。

現用のスマホはそのままでSIMだけ交換して使う

この場合の注意点は、スマホが対応する周波数帯(通信バンド)です。
たとえば、スマホなどをインターネットにつなぐ場合は、電波を使っての通信になります。

 
トミー
その電波は、割り当てられた通信バンド(周波数帯)が大手キャリアごとに異なります。

スマホ端末はどうかというと、機種により対応する通信バンドが異なり、SIMフリー端末やSIMロック解除済み端末でも、すべての通信バンドに適合しない場合もあります。

 
トミー
キャリアの通信バンドにスマホの周波数を合わせる、といった感じになります。

だた、通信バンド数は4Gの場合は11バンド、5Gは4バンドあり、たとえ一部の通信バンドが対応していなくても、他の通信バンドでカバーできることもあります。

いずれにしても、現用のスマホをそのまま使いSIMだけを交換する場合は、スマホの適合通信バンドや、動作確認端末一覧などを、各事業者の公式サイトで確認しておきましょう。

大手キャリアの対応通信バンド(周波数帯)

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルで対応している通信バンド(周波数帯)一覧は以下のとおりです。

4G、LTE

          事業者
周波数帯
NTTドコモauソフトバンク 楽天モバイル
700MHz帯  バンド28 
800MHz帯  バンド18/26   
800MHz帯  バンド19/26   
900MHz帯  バンド8   
1.5GHz帯   バンド11  
1.5GHz帯   バンド21   
1.7GHz帯   バンド3 
2.0GHz帯   バンド1 
3.5GHz帯   バンド42 

5G

          事業者
周波数帯
NTTドコモauソフトバンク 楽天モバイル
3.7GHz帯  n77 
3.7GH帯         n78  
4.5GHz帯  n79   
28GHz帯   n257

スマホとSIMをセットで購入する

MVNOとの契約時にスマホとセットで購入する場合は、動作等がすべて適合しているので、何も心配はありません。

通信プランから選ぶ

格安SIMでは「音声通話SIM」、「データ通信SIM」、「SMS付きデータ通信SIM」の3種類があり、スマホの利用方法に合わせて、いずれかを選択することになります。

SMS:ショート・メッセージ・サービスとは

電話番号を宛先に、短文のメッセージをやりとりするサービスで、電話番号さえわかれば、機種変更してもメールアドレスが変わった場合でもメッセージを送受信できます。

同じキャリア同士だけでなく他社端末ともやりとりが可能で、アプリのインストールも必要ありません。

音声通話SIMとは

音声通話SIMは、音声通話(電話)、データ通信及びSMS(Short Message Service)が利用できます。

 
トミー
090、080、070の3桁で始まる携帯電話番号を持つことができます。

モバイル用データ通信回線を使ってインターネットに接続することもできます。

後述の通信プランと比較すると基本料金がやや高めとなります。

データ通信SIMとは

音声通話はできず、データ通信のみ使えるSIMで、メールやインターネット、アプリなどは利用できます。

たとえば、音声通話をメインのスマホで持ち、インターネット接続はデータ通信SIMで行うなどの、スマホを2台持ちするとき便利です。

 
トミー
音声通話SIMより基本料金は安価に抑えられます。

SMS付きデータSIMとは

上述のデータ通信SIMに加えて、SMS機能も使えるSIMで、電話番号は付与されますが音声通話はできません。

しかし、付与された電話番号を活用することで、LINEやFacebookなどのSNSや、アプリのアカウント取得や認証の際に利用することもできます。

データ容量から選ぶ

毎月使うデーター容量は人それぞれで、私のようにWi-Fi利用がメインのため1GB未満であったり、無制限に使う人など、使い方や環境により大きな相違があります。

 
トミー
普段のデータ使用量を現在の契約先で調べ、それに見合ったデータ容量のプランに申し込むと無駄がなくなると思います。

5Gを基準に選ぶ

5Gとは、2020年3月にサービスが開始された、第5世代にあたる移動通信システムの規格のことをいいます。4Gと比較して最大で100倍近くの高速通信が可能といわれています。

 
トミー
4Gの最大通信速度は110Mbps~1Gbpsほどですが、5Gは10Gbps(理論値)と、雲泥の差ですね。

この高速通信を利用して、複数デバイスの同時接続数が大幅に増加したり、4Kや8kの映像を楽しめたり、快適な環境下でゲームができたりと様々なシーンで活用できます。

MVNO事業者や格安スマホでも5G対応端末が増えてきました。しかし、サービス提供地域は大都会優先で、対応エリアはまだ一部の地域に限られています。

5Gに対応していないエリアにお住まいの人は、選択優先度は低くなるかと思います。

5Gを利用するためには対応する機種の購入とプランへの加入が必要になります。無料プランもありますが、有料オプションであったりと事業者によりまちまちです。

 
トミー
5G対応エリアの確認と料金の比較は絶対に欠かせないところです。

3 主要格安SIM事業者の料金・プラン

主要格安SIM事業者の料金、プランのデータは2022年4月14日現在のものです。

格安SIM事業者の特徴などの細部は、以下の記事で詳しく解説しています。どうぞご参照ください。

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イオンモバイル

対応回線:ドコモ、au

一人で使うなら「音声プラン」     
家族で使うなら「シェアプラン」    
ネットだけなら「データプラン」    
60歳以上で初めての「やさしいプラン」 

スマホ料金プラン表
引用元:aeonmobile.jp

日本通信

対応回線:ドコモ

合理的シンプル290プラン 
合理的20GBプラン    
合理的みんなのプラン
合理的かけほプラン
Wスマートプラン

スマホ料金プラン表
引用元:nihontsushin.com

IIJmio(アイアイジェイミオ)

対応回線:ドコモ、au

ギガプラン
ミニマムスタートプラン
ライトスタートプラン
ファミリーシェアプラン
ケータイプラン

スマホ料金プラン表
引用元:iijmio.jp

スマホ料金プラン表
引用元:iijmio.jp

OCNモバイルONE(オーシーエヌモバイルワン)

対応回線:ドコモ

スマホ料金プラン表
引用元:ntt.com

スマホ料金プラン表
引用元:ntt.com

スマホ料金プラン表
引用元:ntt.com

BIGLOBEモバイル(ビッグローブモバイル)

対応回線:ドコモ、au

スマホ料金プラン表
引用元:join.biglobe.ne.jp

mineo(マイネオ)

対応回線:ドコモ、au、ソフトバンク

マイピタ
マイそく

スマホ料金プラン表
引用元:mineo.jp

スマホ料金プラン表
引用元:mineo.jp

NUROモバイル(ニューロモバイル)

対応回線:ドコモ、au、ソフトバンク

NEOプランLite
NEOプラン
VSプラン
VMプラン
VLプラン
お試しプラン

スマホ料金プラン表
引用元:mobile.nuro.jp

スマホ料金プラン表
引用元:mobile.nuro.jp

donedone(ドネドネ)

対応回線:au

ベーシックUプラン
カスタムUプラン

スマホ料金プラン表
引用元:donedone.jp

y.u mobile(ワイユーモバイル)

対応回線:ドコモ

シングル
シングル U-NEXT
シェア U-NEXT

主要な格安SIM事業者のサービスの特徴や提供プランなどについては、以下のリンクで詳細に解説しています。どうぞご参照ください。

スマホ料金プラン表
引用元:yumobile.jp

スマホ料金プラン表
引用元:yumobile.jp

HISモバイル(エッチアイエスモバイル)

対応回線:ドコモ、ソフトバンク

格安ステッププラン(NTTドコモ回線)
格安弐拾プラン(NTTドコモ回線)
格安かけ放題プラン(NTTドコモ回線)
ビタッ!プラン(ソフトバンク回線)
ビタッ!プラン(データ通信専用)
データステッププラン・SMSデータステッププラン

スマホ料金プラン表

スマホ料金プラン表

スマホ料金プラン表

スマホ料金プラン表

スマホ料金プラン表

スマホ料金プラン表
引用元:his-mobile.com

UQモバイル(ユーキューモバイル)

対応回線:au

くりこしプランS+5G
くりこしプランM+5G
くりこしプランL+5G

スマホ料金プラン表
引用元:uqmobile-store.jp

エキサイトモバイル

対応回線:ドコモ、au

Fit  :段階料金プラン
Flat:定額料金プラン

スマホ料金プラン表


スマホ料金プラン表
引用元:bb.excite.co.jp

ワイモバイル

対応回線:ソフトバンク

シンプルS/M/L

スマホ料金プラン表
引用元:ymobile.jp

♦ SIMカードのサイズ

端末が使用できるSIMはカード型が3種類、使い勝手がよくなる本体内蔵の「eSIM」があります。

カードサイズは大きい方から、「標準SIM」、「マイクロSIM」、「ナノSIM」があり、現状では「ナノSIM」が大半ですが確認だけはしておきましょう。

以上で、スマホの格安SIM(MVNO)を賢く選ぶ方法に関する解説を終わります。

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