Windows 10の設定:OS標準アプリとストア アプリの削除方法

更新履歴
2025年2月7日:記述内容の加筆修正
2022年8月11日:標準アプリの一覧を加筆修正

Windows10にインストールされている標準アプリの多さにはいささか驚かされます。Windows10 home 21H2には40を超える標準アプリがインストールされています。

本記事では、windows10の標準アプリとMicrosoft Storeアプリを削除する方法について解説いたします。

Windows 10については、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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1 標準アプリの一覧

以下にWindows10標準アプリの一覧を掲載しました。アプリを削除するときの参考にしてください。
なお、一覧の活用度4段階については、私自身の主観で評価していますので参考程度にご覧ください。

アプリ名 機能 活用度
3D ビューアー 3Dモデルを開き、360度視点を変えて閲覧可能  
Cortana 音声操作のAIアシスタント  
Edge Windows10標準のWebブラウザ  
Groove ミュージック Windows10標準の音楽プレイヤー  
Microsoft Pay Microsoftが運営している決済サービス  ×
Math Input Panel 数式を手書きで作成できる  ×
 Solitaire Collection ソリティア、フリーセルなどのカードゲームアプリ。 時間つぶしに最適  
Mixed Reality ポータル ARやVRのコンテンツを楽しめるが、専用のゴーグルが必要  
Office エクセル、ワードあるいはパワーポイントなどで作成した文書を管理する  
OneNote 文書や画像などを残せる電子メモ  
People 連絡帳アプリで連絡先情報を一括管理できる  
Skype 通話料無料のチャットアプリで、ビデオ通話も可能  
Snippin Tool 画面キャプチャーして画像ファイルで保存する  
Store アプリを配信するストア  
Power  Shell コマンド入力アプリ。 絶対に必要  
Xbox Xboxゲーム機と連携するためのアプリ  
Xbox Game bar デスクトップ画面上の操作を録画できる。 意外と便利  
Xboxコンソールコンパニオン ゲーム仲間を探したりチャットができる  
付箋 メモ帳だがデスクトップ画面に貼り付けられる。 これは便利  
アラーム&クロック アラーム、ストップウォッチや世界時計を利用できる  
カメラ PC内蔵カメラや外付けカメラで映像を表示、撮影ができる  
スマホ同期 PCと同期したスマホのSMSを送受信したり、電話もかけたりできる。   
ヒント ヘルプオプションで、Windows10のお役立ち情報などを解説している  
フィードバック Hub OSやアプリで発生した問題をマイクロソフトに報告できる  
ペイント3D 2Dや3D画像を編集できるペイントアプリでペイントの後継   
ペイント 描画・画像編集アプリ  
ボイスレコーダー マイクで音声を録音したり、ファイルとして保存できる  
マップ オンライン地図アプリ。地図上に手書きメモが書ける   
メッセージング SMSメッセージアプリ。SIMカード内蔵PCでSMSを受信できる  ×
メール 標準のメールアプリ  
カレンダー 標準のカレンダーでメールにも切り替え可能  〇
モバイル通信プラン SIMカードの通信プランを確認できる  ×
切り取り&スケッチ 画面キャプチャーアプリでSnipping Toolの後継  
クィックアシスト Windows10のパソコンを遠隔操作できる  
天気 天気予報アプリ。週間予報や現在地の気象などが確認できる  
ステップ記録ツール 操作内容の画面を記録したファイルを作成できる  
セキュリティ セキュリティ機能を管理するアプリ  
映画&テレビ 自分で撮影した動画やストアから購入した映像を再生できる  
タッチキーボード マウス操作に加えてタッチでも文字入力が可能なソフトウェアキーボード  
タッチパッド タッチ対応のPCで利用できる。 ノートPCのタッチパッドとほぼ同じ  
電卓 電卓アプリ  
問い合わせ PC上のトラブルなどの解決策を検索できる  
フォト 画像閲覧アプリで、近年は多機能になり使いやすい  
文字コード表 特殊文字などのリストが表示できる  ×
リモート デスクトップ接続 Windows10以外のPCでも遠隔操作が可能  
ワードパッド 文書作成アプリだがWordとは別物。Wordの簡易アプリ  
Media Player 動画や音楽などのコンテンツを再生するためのアプリ。   
ビデオエディタ 音楽や特殊効果などを使って新しいビデオを作成できる  
One Drive 無料のオンラインストレージサービス  
メモ帳 簡易的なテキストエディタ。 文書作成アプリではない  
ニュース 最新のニュースを閲覧できるアプリ  
音声認識 マウスやキーボードの操作を音声で命令して実行できる。 マイクが必要である    
拡大鏡 画面内の指定された部分を拡大して表示することができる  
スクリーンキーボード 画面上に表示されるソフトウェアキーボードをクリックして文字を入力できる  △
ナレーター 画面上のテキストやボタンなどの項目を読み上げて操作できる 視覚障碍者対応  

 

以下の記事でもWindows10のアプリケーションについて解説しています。

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2 アプリの種類

アプリの種類はMicrosoft Storeアプリ(UWP)とデスクトップアプリがあります。

アプリの見分け方

アプリを見ただけで判別するのは相当難しいと思います。以下の手順で確認しましょう。

  1. 「スタート」ボタンをクリックします。

  2. アプリ一覧が表示されたら、確認したいアプリを右クリックします。

    コンテキストメニューの「その他」にマウスオーバー(マウスを合わせる)し、表示された項目を確認します。

  3. Microsoft Storeアプリは以下のように「アプリの設定」「評価とレビュー」「共有」の3項目が表示されます。




  4. デスクトップアプリの場合は、以下のように「ファイルの場所を開く」が表示されます。

3 アプリの削除方法

デスクトップ アプリは、基本的に個々のアプリが用意しているアンインストール用プログラム(アンインストーラー)または、コントロールパネルの「プログラムと機能」から削除します。

Windows標準アプリやMicrosoft Storeアプリは、以下に示す「スタートメニュー」「設定」「Power Shell」を使って削除できます。

削除したアプリについては「Microsoft Store」から再インストールできます。

3-1 「スタートメニュー」から削除する手順

もっとも簡単な削除方法で、スタートメニュー内のアイコンにアクセスして削除します。

ここでは例としてMicrosoft Storeアプリの「Microsoftニュース」を選択していますが、削除したいアプリを選択すれば同じ手順で削除できます。

  1. デスクトップ画面左下の「スタート」ボタンをクリックします。

  2. 「Microsoftニュース」アイコン上で右クリックし、表示されたコンテキストメニューから「アンインストール」をクリックします。




  3. 以下の画面が表示されたら「アンインストール」をクリックします。




  4. 「Microsoftニュース」の場合はこれで削除完了です。

もう一つ例として、デスクトップアプリの「One Drive」を削除してみましょう。

  1. デスクトップ左下「スタート」をクリックします。

  2. 「One Drive」アイコン上で右クリックし、表示されたコンテキストメニューから「アンインストール」をクリックします。




  3. このアプリの場合は、以下のようにコントロールパネルの「プログラムと機能」に遷移しました。
    「プログラムのアンインストールまたは変更」の「Microsoft OneDrive」を選択し、右クリックします。




    右クリックすると「アンインストール」が表示されるので、以降は指示に従って操作を行えばアプリの削除は完了します。

3-2 「設定」から削除する手順

ここでは例として「天気」アプリを削除してみます。

  1. デスクトップ画面左下の「スタート」ボタンをクリックするか、右クリックして「設定」を選択します。




  2. 設定画面が表示されたら「アプリ」をクリックします。




  3. 左ペインの「アプリと機能」をクリックします。




  4. アプリ一覧が表示されたら、削除(アンインストール)する「天気」アプリと、「アンインストール」ボタンを順にクリックします。ここで、「アンインストール」ボタンがグレーアウトしてクリックできない場合はアプリの削除はできません。





  5. アンインストール確認のメッセージが表示されたら、「アンインストール」をクリックします。

3-3 「PowerShell」を使って削除する手順

上述3-1と3-2を使って削除できない場合は「PowerShell」の出番です。「Powershell」は、Windowsに搭載されている機能に対して、「コマンドレット」と呼ばれる命令文を使ってアクセスするためのツールです。

ここでは例として通常の方法では削除できない「マップ」の削除をしてみます。

  1. デスクトップ画面左下の「スタート」ボタンを右クリックし「Windows PowerShell(管理者)(A)」をクリックします。




  2. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」のメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。




  3. PowerShellの画面が表示されます。




  4. 以下の「マップ削除用コマンドレット」をコピー&ペーストして入力します。
    Get-AppxPackage Microsoft.WindowsMaps | Remove-AppxPackage




  5. 以下のような画面が表示されていれば、アプリ削除は完了です。
    スタートメニューからマップアイコンが削除されていることを確認してください。


以降は手順で、削除したいアプリのコマンドレットを入力してください。

削除用コマンドレットの例

マップ
Get-AppxPackage Microsoft.WindowsMaps | Remove-AppxPackage
コルタナ
Get-AppxPackage -allusers Microsoft.549981C3F5F10 | Remove-AppxPackage
カメラ
Get-AppxPackage Microsoft.WindowsCamera | Remove-AppxPackage
アラーム&クロック
Get-AppxPackage Microsoft.WindowsAlarms | Remove-AppxPackage
フォト
Get-AppxPackage Microsoft.Windows.Photos | Remove-AppxPackage
ボイスレコーダー
Get-AppxPackage Microsoft.WindowsSoundRecorder | Remove-AppxPackage
映画&テレビ
Get-AppxPackage Microsoft.ZuneVideo | Remove-AppxPackage
天気
Get-AppxPackage Microsoft.BingWeather | Remove-AppxPackage
People
Get-AppxPackage Microsoft.People | Remove-AppxPackage
Skype
Get-AppxPackage Microsoft.SkypeApp" | Remove-AppxProvisionedPackage -Online
Xbox
Get-AppxPackage Microsoft.XboxApp | Remove-AppxPackage

以上でWindows10にインストールされている、標準アプリとMicrosoft Storeアプリの削除方法に関する解説を終わります。

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