更新履歴
2022年7月3日 見出しと書式変更
- 1 1 進化したスクリーンショット機能
- 2 2 スクリーンショットの撮り方
1 進化したスクリーンショット機能
スクリーンショットは、開いているWebページの画面を残してメモ代わりにしたり、トラブル発生時の画面保存、あるいは資料作成のためにアプリの画面などを撮影したりと、普段からお世話になる機会が多いキャプチャー機能です。
今現在、パソコンの画面上で表示されている画面を、画像ファイルとして保存する機能 のことをいいます。
スクリーンショット撮影機能もかなり進化して、Windows10で利用できる方法もいくつかあります。今回は以下の6項目について使い方を解説いたします。
- 「PrintScreen」でデスクトップ全体のスクリーンショットを撮る方法
- 「Alt+PrintScreen」でアクティブ ウィンドウ(画面上最前面のウィンドウ)のみスクリーンショットを撮る方法
- 「Windows+PrintScreen」で撮ったスクリーンショットを「ピクチャ」フォルダに直接保存する方法
- 「OneDrive」にスクリーンショットを保存する方法
- Windows 10 「Snipping Tool」を使用してスクリーンショットする方法
- 「切り取り&スケッチ」 でキャプチャーする方法
スクリーンショットに関する記事については、以下のリンクも合わせてご覧ください。
更新履歴 2022年12月30日 操作手順に画像を追加 2022年8月10日 Google Chromeのスクリーンショットの記述内容を一部修整 2022年3月3日 関連記事のリンクを追加 パソコンを使ってWebページを閲覧してい[…]
2 スクリーンショットの撮り方
「PrintScreen」でデスクトップ全体のスクリーンショットを撮る
スクリーンショットの基本中の基本で、キーボードの「PrintScreen」キーを押下するだけです。キーボード表示については「prt Scr]」、「Prt Sc」など、ご使用のパソコンによりそれぞれ相違があります。
デスクトップが表示されている状態で「PrintScreen」キーを押下 する
「PrintScreen」キーを押下 すると、表示されていた「デスクトップ全体」がクリップボードに保存される。次は
Windowsの画像編集ソフト「ペイント」を開き、「貼り付け」をクリック
「名前を付けて保存」
「デスクトップ全体」の画面が次のように表示される。これをそのまま使用するなり、編集するなりして使うことができます。
「Alt+PrintScreen」でアクティブ ウィンドウ(画面上最前面のウィンドウ)のみスクリーンショットを撮る方法
「Alt+PrintScreen」キーを押下すると、デスクトップ全体の画面ではなく、デスクトップの最前面に開いている画像だけをショット出来ます。例えば、エクスプローラーや使用中のソフトなど。
操作は簡単です。AltキーとPrint Screenキーを同時押下するだけです。以降は、ペイントで編集しましょう。
「Windows+PrintScreen」で撮ったスクリーンショットを「ピクチャ」フォルダに直接保存する方法
上記で解説した2項目はスクリーンショットが一旦クリップボードに格納されます。画像ファイルとして保存する場合は、画像編集ソフト(ペイントなど)に貼り付けて保存などの編集操作を行わなければならない。
スクリーンショットを連続して何回も行う場合は、これでは時間もかかるし、操作も面倒になってしまいます。そこで登場するのがこの方法です。
お急ぎの方にお勧めの方法です。
スクリーンショットをする画面が開いた状態で、「Windowsキー」と「Print Screen]を同時に押下します。
すると、Windowsの「ピクチャ」フォルダ内の「Screenshots」フォルダにpng形式の画像ファイルとして自動的に保存される。
「Screenshots」フォルダ が存在しなくても、自動的にフォルダを作成し、保存してくれます。
スクリーンショットした画像が保存されています。
「OneDrive」にスクリーンショットを保存する方法
マイクロソフトのクラウドストレージ「OneDrive」を利用している方は、この方法が便利かもしれません。
上記Windowsキー利用の場合は、 「ピクチャ」フォルダ内の「Screenshots」フォルダ に自動的に保存されていましたが、この方法は「 OneDrive」 のフォルダに自動的に保存されます。
ただし、 「 OneDrive」 設定で自動保存を有効にする必要があります。このリンクを参照。
「PrintScreen」キーのみ、または「Alt」+「PrintScreen」キーを同時に押下すると、そのスクリーンショットが「OneDrive」のフォルダにpng形式の画像ファイルとして自動的に保存されます。
Windows 10 「Snipping Tool」を使用してスクリーンショットする方法
「Snipping Tool」は、パソコン上に表示されている画面をコピーして、スクリーンショット画像として取り込みます。
全画面やウィンドウの領域だけでなく、マウスをドラッグして領域を自由に選択して、必要な部分だけを取り込むことができます。
具体的には、次の種類の領域切り取りを行うことができます。
自由形式の領域切り取り | オブジェクトの周りに任意の図形を描きます。 |
四角形の領域切り取り | オブジェクトの周りにカーソルをドラッグして四角形を描きます。 |
ウィンドウの領域切り取り | ダイアログ ボックスなど、キャプチャするウィンドウを選択します。 |
全画面領域切り取り | 画面全体をキャプチャします。 |
「Snipping Tool」 の開き方
- 「Windows アイコン」をクリックしてスタートメニューを開きます。
- 「Windows アクセサリ」クリックしてメニューを展開します。
- 「Snipping Tool」をクリックします。
「Snipping Tool」が起動します。
自由形式の領域切り取り
表示されている画面の一部分を自由な形で範囲選択して、キャプチャします。
「自由形式の領域切り取り」をクリックしたら、切り取りたい範囲をドラッグして範囲選択します。
Snipping Toolのウィンドウが起動し、範囲選択した画像が表示されます。
四角形の領域切り取り
表示されている画面の一部分を四角形で範囲選択して、キャプチャします。
「四角形の領域切り取り」をクリックしたら、切り取りたい範囲をドラッグして四角形で範囲選択します。
ウィンドウの領域切り取り
デスクトップ上に表示されているウィンドウを選択し、選択したウィンドウのみをキャプチャします。
「ウィンドウの領域切り取り」をクリックし、キャプチャしたいウィンドウにマウスポインターを合わせます。
画面全体が白くなり、目的のウィンドウの枠が赤くなったら、その状態でウィンドウをクリックします。
Snipping Toolのウィンドウが起動し、選択した画像が表示されます。
全画面領域切り取り
ディスプレイに表示されている画面全体をキャプチャします。
「全画面領域切り取り」をクリックすると、Snipping Toolのウィンドウが起動し、デスクトップ上に表示されている画面全体の画像が表示されます。
目的の画像が表示されていることを確認したら、ツールバーから「切り取り領域の保存」を選択して保存
「切り取り&スケッチ」 でキャプチャーする方法
「切り取り&スケッチ」は、Windows 10 May 2019 Update」(バージョン1903) から、正式にWindows10に搭載されました。「Snipping Tool」の後継アプリになるようです。
このアプリは、パソコンの画面の表示内容をコピーして、スクリーンショット画像として取り込むアプリです 。 お急ぎの方にお勧めの方法です。
クリックしたウインドウ、デスクトップ全体もキャプチャーでき、ボールペン、鉛筆、蛍光ペンツールを利用して編集できます。
タッチパネルもサポートし、Win + Shift + S キーでのキャプチャーにも対応しています。
切り取り&スケッチ」の使い方
「切り取り&スケッチ」を開く
「切り取り&スケッチ」 が見当たらない場合は Microsoft Storeから入手。
または、 「Snipping Tool」 から開く。
「Snipping Tool」 を開いたら、「切り取り&スケッチを使ってみる」をクリック
メイン画面から「新規」ボタンをクリックすると、切り取り開始
切り取り画面になると、フィルターがかかったような白い画面になります。
ドラッグして任意の範囲を選択すると、切り取ることができます。
切り取りと同時にクリップボードにコピーされます。
画面上部のメニューから、以下のような範囲選択方法を指定できます。
- 四角形の領域切り取り
- フリーフォームの領域切り取り
- ウインドウの領域切り取り
- 全画面表示の領域切り取り
切り取ったキャプチャー画面が表示されます。
画面上部にあるツールアイコンから以下のような編集を行えます。
- タッチによる手書き
- ボールペン
- 鉛筆
- 蛍光ペン
- 消しゴム
- 定規(定規または分度器)
- 画像のトリミング
Windowsロゴ + Shift + S キーの同時押下でも、 「切り取り&スケッチ」 とほぼ同じように、切り取りを開始できます。
スクリーンショットショットは、文書作成や編集などにはよく使われ、非常に便利なツールです。覚えると作業効率があがると思いますので、ぜひ利用してください。
以上で、「スクリーンショットの撮り方」の解説を終わります。