Windows 11の設定:エクスプローラーのギャラリーで写真をサムネイルで表示する

Windows 11のファイル エクスプローラーに「ギャラリー」という機能が追加されていることをご存知でしょうか?

写真アプリのように写真(画像)のサムネイルを一覧表示する機能で、Windows 11 23H2で追加されました。

本記事では、Windows 11のエクスプローラーに表示されるギャラリーの概要と、使い方について解説いたします。

解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 23H2 OSビルド:22631.4037」です。

Windows 11の設定や使い方については、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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1 ギャラリーの概要

ギャラリーは、主に写真やビデオなどのメディアファイルを簡単に管理・閲覧できる機能です。特に、メディアファイルの検索や整理・確認をスムーズに行うためにデザインされています。

パソコンのストレージやスマートフォン、OneDriveなどの複数フォルダーに保存されている写真をサムネイルで閲覧することができます。

ファイル エクスプローラーのナビゲーション ウィンドウに、以下の画像のように表示されます。

ギャラリーの主な機能は以下のとおりです。

  1. 写真のサムネイル表示(Tips参照)
    画像や動画のサムネイルが表示され、視覚的にコンテンツを確認、整理しやすくなっています。

  2. メディア ファイルの自動表示
    デバイス内の「ピクチャ」フォルダや、その他の画像が含まれるフォルダから、写真や動画を自動的に表示します。

  3. メタデータの表示
    画像の撮影日時や場所などのメタデータを表示することができます。
サムネイル(thumbnail)とは、画像を一覧表示するために縮小された画像のことで、縮小された画像を開くと本来のサイズの画像が表示されます。

本来のサイズの画像ファイルを開く前に、その中身を確認するために利用します。

2 ギャラリーの使い方

2-1 写真(画像)の閲覧手順

当方が生成AIで作成した画像を事例として、写真の閲覧手順をご紹介いたします。

  1. タスクバーやスタートメニューからファイル エクスプローラーを開きます。

  2. 左にあるナビゲーションウィンドウの「ギャラリー」をクリックします。

    右の「フォルダー ウィンドウ」に写真のサムネイル一覧が表示されます。

    最右翼にはスクロールバーが年月のスライダーとして新しい順に表示されます。




  3. 任意の写真をダブルクリックすると、本来の大きさで画像が表示されます。

    以下の画像は、既定のアプリとして「フォト」を設定しているため、フォト アプリで表示されました。

ギャラリーには、既定では後述する「コレクション」で設定されているフォルダー内の写真が表示されます。

2-2 写真(画像)の情報を表示する手順

簡易的な写真情報の確認方法です。

  1. 上述2‐1の手順でギャラリーのサムネイル一覧を表示します。

  2. 任意の写真上でマウスホバー(マウスを乗せる)します。

    写真の情報がポップアップで表示されます。

写真情報には、ファイルが実際に保存されている場所(パス)、ファイル形式、撮影日時または更新日時、写真のサイズが表示されます。

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2-3 写真ファイルの詳細情報を確認する手順

上述の見出し2‐2の写真情報よりも更に詳細な情報を確認する方法です。

  1. 上述の見出し2‐1と同じ操作をして、ギャラリーのサムネイル一覧を表示します。

  2. 任意の写真をクリックして選択します。




  3. コマンドバーの右にある「詳細」をクリックします。

    詳細ウィンドウに写真の詳細情報が表示されます。

ご覧のように、撮影日時から更新日時、カメラのモデル、しぼり値や露出などの撮影モードなど、事細かに表示されます。

2-4 写真が保存されているフォルダーを開く手順

ギャラリーに表示されている写真を右クリックすると、実際に写真が保存されているフォルダーへ移動できます。

  1. 上述している操作で、ギャラリーのサムネイル一覧を表示します。

  2. 任意の写真上で右クリックし、メニューの「ファイルの場所を開く」を選択します。




  3. 写真が実際に保存されている場所が開きます。

    ここでは、ビデオのCapturesフォルダーに保存されていることを確認できます。

2-5 ギャラリーに表示するフォルダーを指定する手順

エクスプローラーのコマンドバーの中にコレクションという機能があります。これはギャラリーに表示するフォルダーを指定または追加・削除するための機能です。

ここで表示対象となるフォルダーを設定すると、ギャラリーに写真(画像)が表示されます。

  1. ファイル エクスプローラーを開き、ナビゲーションウィンドウのギャラリーをクリックします。




  2. 画面上部の「コマンドバー」にある「コレクション」をクリックします。

    現在設定している表示対象フォルダーが表示されます。(ユーザーにより表示対象フォルダーは異なります)

    ここでは「ピクチャ」「ビデオ」「ピクチャ(〇〇-個人用)」フォルダー(赤枠)がギャラリーの表示対象として指定されています。

    現在のギャラリー表示は「すべて表示」(青枠)となっているので、「ピクチャ」「ビデオ」「ピクチャ(〇〇-個人用)」フォルダーに保存されている写真のすべてが表示されています。

    各フォルダーを選択することで、ギャラリーに表示される写真が変わります。

    なお「ピクチャ(〇〇-個人用)」は「OneDrive」フォルダーのことです。




  3. 上画像の「コレクションの管理」(赤黄枠)をクリックします。

  4. 「ギャラリーの場所」画面が表示されます。

    この画面ではUsers「ピクチャ」「ビデオ」「OneDrive」フォルダーが選択されていることを確認できます。(それぞれの環境で表示内容は異なります)

    つまり、ギャラリーに表示される写真は、この3つのフォルダー内の写真が対象となるわけです。




    次からの手順で、ギャラリーに表示するフォルダーを追加してみましょう。

  5. 上画面の「追加」ボタンをクリックします。

  6. ファイル エクスプローラーの「ピクチャにフォルダーを追加」画面が開きます。

    任意のフォルダーを選択します。一例として、Dドライブの「Bing Image」フォルダーを選択しました。




  7. 「ギャラリーの場所」に「Bing Image」フォルダーが追加されました。

    「OK」ボタンをクリックします。




  8. 確認の為に、再度、コマンドバーの「コレクション」をクリックします。

    「Bing Image」フォルダーが表示対象として追加されていることを確認できます。




  9. 上画面の「Bing Image」をクリックします。

    すると、ギャラリーに表示するフォルダーは「Bing Image」のみになります。

    フォルダー ウィンドウには「Bing Image」内の写真が表示されます。

2-6 ギャラリーに表示するフォルダーを削除する手順

  1. 上述している操作手順で「ギャラリーの場所」画面を表示します。

    削除したいフォルダーを選択選択し、画面右の「削除」ボタンをクリックします。




  2. 以上で削除完了です。

以上で「Windows 11の設定:エクスプローラーのギャラリーで写真をサムネイルで表示する」に関する解説を終わります。

Windows 11の設定や使い方については、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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