YouTubeの「文字起こし」は、動画内の音声を自動でテキスト化して表示・保存できる機能です。
パソコンやスマホから無料で利用でき、動画の説明内容を確認することや情報の再利用などに活用できます。
この文字起こしには、主にYouTubeの標準機能やブラウザの文字起こし機能、文字起こし拡張機能など様々な方法で実行することができます。
そこで本稿では、YouTubeの動画の音声を文字起こしする3つの方法について解説いたします。自分の使い方にフィットする方法を選んだらよいでしょう。
いずれの方法も、AIによる音声認識技術により自動的に発話内容をテキスト化します。
解説に使用したOSは「Windows 11 pro 25H2」、ブラウザは「PC版 Google Chrome バージョン 145.0.7632.160」(以下、Chromeと呼称する)です。
なお、音声認識の精度は音質や発話者の発音などにより変動しますが、英語では比較的正確に変換される一方、日本語では誤変換も見られるため注意する必要があります。
Chromeの使い方などについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。
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1 YouTubeの標準機能で文字起こしする手順
初めにご紹介するのは、YouTubeに標準で組み込まれている文字起こし機能の利用です。使い方を以下に示しますが、設定は至極簡単で迷うことなく利用できるでしょう。
- 文字起こししたいYouTube動画を開きます。
画面を少しだけスクロールダウンして概要欄にある「もっと見る」をクリックします。
引用元:YouTube.com - 概要詳細欄が表示されます。
画面をスクロールダウンして「文字起こしを表示」をクリックします。
引用元:YouTube.com - 動画の始まりから終わりまでの、タイムスタンプ(時間)付きのテキストが動画の右横に表示されます。
タイムスタンプをクリックすると、動画の再生箇所にジャンプできます。
引用元:YouTube.com - タイムスタンプが不要ならば、画面右上の「︙」リーダーと「タイムスタンプ表示を切り替える」を順にクリックします。
引用元:YouTube.com - 必要に応じてテキストを選択して、コピー&テキストエディタにペーストすれば編集できます。
- 以上で操作は完了です。
2 Chrome拡張機能で文字起こしする手順
Chrome拡張機能を活用すると、YouTubeの文字起こしや内容の要約が手軽にできます。
この種の拡張機能は、有料、無料を問わず数多くありますが、本章では無料の「YouTube Summary with ChatGPT & Claude」を追加して、文字起こしと要約を実行します。
本拡張機能の良い点は、音声を自動でテキスト化することはもとより、要約もChatGPTと連携してスムーズに行ってくれるところです。
要約だけは無料プランの対象外であったり、拡張機能の提供サービスにログインする必要があるなどの制限はありません。
2-1 拡張機能の追加とセットアップ手順
本章では文字起こし拡張機能の追加と、要約を日本語表示にするためのセットアップを実行します。
- 以下のchrome ウェブストアにアクセスします。
YouTube Summary with ChatGPT & Claude - 「YouTube Summary with ChatGPT & Claude」を追加するページが表示されます。
「Chromeに追加」ボタンをクリックします。
引用元:Chromeウェブストア - 拡張機能追加の確認ダイアログが表示されます。
「拡張機能を追加」ボタンをクリックします。
引用元:Chromeウェブストア - 「Glasp」にログインする画面が表示されますが、無視してタブは閉じます。
引用元:Chromeウェブストア - ツールバーにはアイコンは表示されませんが、これで本拡張機能は追加されて自動で有効になっています。(後述を参照)
- ここからは、ChatGPTによる要約を日本語で表示するための設定を行います。
ツールバーの拡張機能アイコンと、表示された「YouTube Summary with…」を順にクリックします。 - 「YouTube Summary」設定ページが表示されます。
「Language」欄(デフォルトでEnglish)のプルダウンをクリックします。
引用元:Chromeウェブストア - 「Select language」画面が表示されます。
「Japanese 日本語」をクリックします。
引用元:Chromeウェブストア - 言語が日本語に変わります。
引用元:Chromeウェブストア - 以上で拡張機能の追加とセットアップは完了です。
この画面は閉じてもよろしいです。
2-2 文字起こしする手順
実際に「YouTube Summary with ChatGPT & Claude」で、YouTube動画の文字起こしを実行します。
と言っても、前述の手順で拡張機能が追加され、有効になっていれば特段の操作は必要ありません。動画を再生すれば自動で音声をテキスト化してくれます。
文字起こしがどのように表示されるのか、以下に示す手順で確認しましょう。
- YouTubeを開いて、文字起こししたい動画を再生します。
- 動画の右横に拡張機能のツールバーが表示されます。
(ツールバーに表示されるアイコンは、テキストを表示したときのデザインとは一部異なる)
この時点で動画の初めから終わりまでの音声がテキスト化されています。
「YouTube Summary」をクリックします。
引用元:YouTube.com - デフォルトで「Transcript」タブが選択され、音声がすべてテキスト化されていることを確認できます。
引用元:YouTube.com - ツールバー右の「コピー」アイコンをクリックすると、テキストはクリップボードに保存されます。
テキストエディターにペーストすれば編集も可能です。
動画の内容を要約したい場合は、ツールバーの「ChatGPT」アイコンをクリックして手順⑤に進みます。
(「Transcript」タブ右にある「Summary」タブはクリックしない)
引用元:YouTube.com - 画面は「ChatGPT」に遷移します。
上部には文字起こしされたテキストが表示され、下部に要約が表示されます。 - 以上で操作は完了です。
3 ブラウザの機能で文字起こしする手順
Chromeブラウザには標準で自動字幕起こし機能が組み込まれています。本機能を使えば拡張機能は必要とせず、YouTubeはもとよりそれ以外の動画や音声もテキスト化できます。
しかしながら、前述のYouTube標準機能と異なり、動画再生開始から終了までのテキストをまとめてコピーできないなど、編集に難があります。
周りの環境により音を出せず、音声を無効にした状態で動画を視聴する場合、あるいはブラウザで再生している音声を文字起こしする際に利用したらよいでしょう。
ここでは日本語で文字起こしすることを前提として、その設定手順を以下に示します。
- Chromeブラウザを開きます。
-
右上の「︙」リーダーと「設定」を順にクリックします。
- 左ペインにある「ユーザー補助機能」をクリックします。
- 右ペインに表示された「自動字幕起こし」のトグルスイッチをオンにします。
文字起こしに対応している言語で「日本語(デフォルト)」が表示されていることを確認します。
「日本語(デフォルト」」が見えない場合は「言語を追加」をクリックして、日本語を追加します。
以上で設定は終わりです。 - 文字起こししたい音声ファイルや動画など(発話されていればYouTube、ポッドキャストなど何でもよい)を再生します。
文字起こしされた画面が下に表示され、音声の進捗状況に合わせて次々とテキスト化されます。
引用元:podcast.1242.com - 以上で操作は完了です。
以上で「Google Chromeの操作:YouTube動画を文字起こしする3つの方法」に関する解説を終わります。
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