更新履歴
2026年5月16日:記述内容を最新に更新
2025年10月8日:記述内容の一部修正
Windows OSのユーザーアカウントには、「Microsoftアカウント」と「ローカルアカウント」があり、パソコンの使用環境に応じて使い分けをすることができます。
例えば「Windows 11」をインストールする際、セットアップの途中でMicrosoftアカウントによるサインインが求められるため、否応なしにMicrosoftアカウントを使用します。
小ワザを使わないと、ローカルアカウントによるセットアップはできない仕様です。
Microsoft アカウントは、Windowsのセットアップ時のみならず、パソコンの管理やMicrosoft Storeアプリのダウンロードなど、さまざまな場面で利用できます。
インターネット接続は不要で、そのパソコンだけでシンプルな運用、管理をできるのがローカルアカウントです。
このようにアカウントそれぞれの特徴や使い方があります。
そこで本稿では、「Microsoftアカウント」と「ローカルアカウント」の概要および特徴(メリット、デメリット)について解説いたします。
ユーザーアカウントについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。
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1 Microsoftアカウントの概要
Microsoft アカウントとは、Windows OSやMicrosoft365、Office、OneDrive、Xbox、Edgeの同期と言ったMicrosoftサービスを、1つのメールアドレスとパスワードで共通利用できる無料の会員アカウントです。
インターネット上(オンライン)のアカウントであり、アカウント名はメールアドレスを使用し、Microsoftのサーバーで管理されます。
冒頭でも述べているように、MicrosoftアカウントはWindows OSのセットアップに必須のため、あらかじめ作成することが望ましいでしょう。
Microsoftアカウントのメリットとデメリットを以下に示します。
1-1 Microsoftアカウントを使うメリット
- データを同期できる
他のパソコンと設定やパスワード、壁紙などを共有できます。 - Microsoft Storeを制限なしで利用できる
Microsoft Storeの機能をフルで利用できます。 - クラウドと連携できる
OneDriveやMicrosoft365、Officeとの親和性が高くなります。 - パスワードの復旧が簡単にできる
Microsoft側で管理するため、忘れてもオンラインでリセット可能です。 - セキュリティを強化できる
2段階認証やデバイス回復機能などセキュリティが強化されます。
1-2 Microsoftアカウントを使うデメリット
- インターネット接続が必須である
Windows OSの初期設定やEdgeの同期設定時など、一部機能にインターネット環境が必要になります。 - プライバシーが漏洩しやすい
Microsoftに各種データ(アクティビティなど)が送信されるため、情報の漏洩リスクがあります。 - OneDriveが自動で同期される
ユーザーの意思にかかわらず、個人用ファイルが自動で同期されます。(設定変更可)
以上のような特徴から、次に示すような場面ではMicrosoftアカウントを選んだらよいでしょう。
-
WindowsのAI機能やOneDriveによる自動バックアップをしたいとき
- Microsoft365をサブスクリプションで使うとき
-
ノートPCとデスクトップPCなど、複数のパソコンで同じ壁紙や設定を使うとき
-
家族のファミリーセーフティ機能を使うとき
1-3 Microsoftアカウントの作成方法
Microsoftアカウントは、Windowsのセットアップ時に作成できますが、Microsoft公式サイトにアクセスして、あらかじめ作成したほうが簡単で間違いは少なくなります。
アカウント作成に使うメールアドレスは、プロバイダーメールやキャリアメールあるいはGmail、Yahoo!メール、Outlookなどのフリーメールなど、手元にある既存のメールアドレスを利用できます。
既存のメールアドレスを使用することで、無駄なメールアドレスの増加を抑えることができ、以後の運用管理が楽になります。
Microsoftアカウントを作成する手順については、以下の関連記事をご参照ください。
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2 ローカルアカウントの概要
ローカルアカウントとは、使用しているパソコン1台だけで使えるWindowsのユーザーアカウントで、Microsoftアカウントのように他のパソコンでは利用できません。
Microsoftサーバーにユーザー情報を保存する「Microsoftアカウント」とは異なり、パソコン内に情報が保存されるアカウントです。
現在のWindowsではMicrosoftアカウントでの運用が基本として推奨されていますが、インターネットに接続せずシンプルなオフライン環境で使いたい場合や、特定の作業用パソコンとして利用したい場合には、ローカルアカウントが非常に有効です。状況に応じて使い分けましょう。
ローカルアカウントのメリット、デメリットを以下に示します。
2-1 ローカルアカウントを使うメリット
- オフラインでWindowsを使用できる
インターネット環境がない場所や、ネットワークから完全に切り離された環境でも問題なく使用・管理が可能です。 - 高いプライバシーを確保できる
クラウドにアカウント情報やデータが送信されず、PC本体に保存されるため、情報漏洩や不正アクセスのリスクを低減できます。 - 自由な設定ができる
好みのユーザー名を使用でき、パスワードの使用も任意であるため業務用の専用端末などにも最適です。
2-2 ローカルアカウントを使うデメリット
- 複数端末間の連携はできない
OneDriveの利用や、複数のパソコン間での設定・壁紙の同期などの機能が使えません。 - アプリのダウンロード制限がある
Microsoft Storeからのアプリ購入・ダウンロードに制限がかかる場合があります。 - パスワード紛失時のリスクがある
パスワードを忘れた場合、Microsoftアカウントのような「Web上からの簡単な復元」ができません。
ローカルアカウントの特徴を述べてきましたが、以下に示すような場面ではローカルアカウントを使用したらよいでしょう。
- インターネットに接続しないことが多いとき。
- プライバシーを重視し、データをクラウドに送信したくないとき
- パソコンを1台だけで運用しているとき
2-3 ローカルアカウントの作成方法
ローカルアカウントの作成は、Windows 11の設定にあるアカウントから追加します。ユーザー名はMicrosoftアカウントのようにメールアドレスではなく、好みの名前を付けることができます。
この際の留意事項として、ローカルアカウント名に日本語(全角文字)を使用するのは推奨されません。
アプリのインストールや実行時、特に海外製のソフトウェアでエラーや動作不具合の原因になる可能性が高いため、ユーザー名は必ず「半角英数字」で設定してください。
ローカルアカウントの作成方法については、以下の関連記事をご参照ください。
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以上で「Windows 11の「Microsoftアカウント」と「ローカルアカウント」の違いとは?概要とメリット・デメリットを比較」に関する解説を終わります。