マウス操作から卒業! 効率アップのショートカット「Alt + Tab」でアプリの切り替え

パソコンユーザーの多くは基本操作にマウスを使用します。パソコン操作に慣れたらちょっとずつキーボード操作に移行しませんか。

例えば、表示されている複数のアプリケーションを切り替えるとき、皆さんはどのような操作をするでしょうか? 多くはマウス操作によりタスクバー上のアイコンをクリックするのではないでしょうか。

それでも良いのですが、「キーボードからマウスに持ち替えてアプリケーションを選択し、再びキーボードで入力する。」このような操作は効率的とは言えません。

キーボードから手を離さずアプリケーションを切り替える方法があります。それがキーボード ショートカットの「Alt+Tab」による操作です。

本稿では、Windows 11のキーボード ショートカット「Alt + Tab」の使い方について解説いたします。解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 24H2」です。

Windows 11におけるキーボード ショートカットについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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1 「Alt+Tab」キーの機能

Alt+Tab」は、Windows 11の数あるキーボード ショートカットの中でも特に便利な機能の1つです。

日常業務や調べ物をしているときに、Webページやアプリケーションなどを多く開くことはよくあります。

このような場面でキーボード ショートカットの「Alt+Tab」を使うと、キーボードから両手を離さずにアプリケーション(タスクとも解釈される)を切り替えることができます。

Altキーを押しながらTabキーを連続して押すと、開いているアプリケーションを次々と切り替えることができます。加えて様々な操作も可能です。

複数のウィンドウを頻繁に切り替えて作業するときや、マウスを使わずに、キーボードだけでアプリケーションを切り替えたいときに便利な操作です。

以下に「Alt+Tab」キーの使い方を示します。

2 「Alt+Tab」キーを押してみる

  1. いくつかのアプリやWebページを開いておきます。

    一例として、3つのアプリやWebページを開いています。




  2. キーボードのAltキーを押したままTabキーを1回押します。

    その結果、開いているアプリやWebページのサムネイル一覧が横並びに表示されます。




  3. 両方のキーを離すとサムネイルは消去されます。
サムネイルとは、画像や動画などのファイルを小さな縮小版で表示する機能のことです。

ここでは、サムネイルの一つひとつがアプリやブラウザで開いているWebページなどに該当します。

サムネイル一覧の表示は、左から最近使用した順に並んでいます。

3 開いているアプリ(タスク)を切り替える手順

  1. Altキーを押したままTabキーを連続して押します。

    その結果、サムネイル一覧を左から右に順番に切り替えることができます。



    AltキーとShiftキーを押しながらTabキーを連続して押すと、逆順に切り替えることも可能です。

  2. どれかのサムネイルが選択された状態から、両方のキーから指を離します。

    その結果、選択されていたサムネイルが最前面に表示されます。

4 サムネイルを表示したままにする手順

これまでの操作でわかるようにサムネイルはすぐに消去されてしまいます。以下に示す手順でこれを回避することができます。

  1. キーボード ショートカットの「Alt + Ctrl + Tab」キーを押します。

    その結果、キーボードから指を離してもサムネイルは常時表示になります。




  2. サムネイルを常時表示したまま、キーボートの矢印キーでサムネイルを順に切り替えることができます。

  3. サムネイル一覧を閉じるときは、サムネイル以外の場所をクリックします。

5 アプリケーションを終了させる手順

任意のサムネイルを消去することで、開いているアプリケーションを終了することと同じ動作になります。

  1. キーボード ショートカットの「Alt + Ctrl + Tab」キーを押します。

  2. サムネイル一覧が表示されます。

    終了させたいアプリのサムネイルを選択して、キーボードの「Delete(Del)」キーを押します。




  3. アプリは終了してそのサムネイルは消去されます。

  4. 終了させたいアプリのサムネイルを選択して、画面右上の「X」ボタンをクリックしても同じ結果を得られます。

以上で「マウス操作から卒業! 効率アップのキーボード ショートカット「Alt + Tab」でアプリの切り替え」に関する解説を終わります。

キーボード ショートカットについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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