Windows 11にインストールされているアプリには、一般的な「デスクトップアプリ」と、主にMicrosoft Storeを通じて配布される、通称「ストア アプリ」の2種類があります。
スタートメニューの「すべてのアプリ」をクリックすればどちらのアプリも表示されて、見た目もほとんど同じです。
ここではアプリの違いについては述べませんが、今回は「デスクトップ アプリ」と「ストア アプリ」をアンインストール(削除)する3種類の方法について解説いたします。
なお、3種類のアンインストール方法以外にも、アプリによっては専用のアンインストーラーがバンドルされていることもあります。(後述)
解説に使用したOSは「Windows 11 23H2 OSビルド:22631.3958」です。
Windows 11のアプリについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。
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1 アプリを削除する3種類の方法
「デスクトップ アプリ」と「ストア アプリ」を問わず、以下の方法でほとんどのアプリはアンインストールできます。
Windows 11では、アプリによってアンインストール方法が異なることがあります。このため以下の方法を順番に実行することが確実かと思います。
- スタートメニューからのアンインストール
- 「インストールされているアプリ」からのアンインストール
- コントロールパネルからのアンインストール
Windows 11に標準でインストールされている一部のアプリ(Microsoft Edgeなど)は、上記の方法ではアンインストールできません。
アプリの見分け方は、以下の関連記事をご参照ください。
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2 スタートメニューからのアンインストール手順
- タスクバーの「スタート」ボタンと右上の「すべてのアプリ」を順番にクリックします。
- すべてのアプリ一覧が表示されます。
アンインストールするアプリアイコンを右クリックして「アンインストール」をクリックします。
一例として、デスクトップアプリの「Adobe Acrobat」を右クリックしました。 - 画面は「設定」アプリの「インストールされているアプリ」に遷移します。
右ペインに表示されている「Adobe Acrobat」項目右の「・・・」をクリックします。
表示されたメニューの「アンインストール」をクリックします。
アプリの種類により、「コントロールパネル」の「プログラムのアンインストール」画面に遷移することもあります。
その場合は、後述の「コントロールパネルからのアンインストール」をご参照ください。 - 「このアプリとその関連情報がアンインストールされます」のメッセージが表示されます。
「アンインストール」をクリックします。 - 以上でアンインストール完了です。
アプリ一覧から、当該アプリがアンインストールされたことを確認します。
3 「インストールされているアプリ」からのアンインストール手順
「インストールされているアプリ」からのアンインストールというのは、「設定」アプリから削除することと同じ方法ですが、手間が一つ省ける操作手順です。
- タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックして、メニューの「インストールされているアプリ」を選択します。
- 「設定」アプリに遷移して、「インストールされているアプリ」画面が表示されます。
アンインストールしたいアプリの右にある「・・・」をクリックして、「アンインストール」を選択します。
一例として「ストア アプリ」の「Camo Studio」の「・・・」をクリックして「アンインストール」を選択しました。 - 「このアプリとその関連情報がアンインストールされます」のメッセージが表示されます。
「アンインストール」をクリックします。 - アプリが削除されました。
アプリ一覧から当該アプリが消えていることを確認します。 - 以上でアンインストール操作完了です。
4 コントロールパネルからのアンインストール手順
一部のアプリはコントロールパネルからアンインストールが可能です。
- タスクバーの「検索」をクリックして、検索ボックスに「control」と入力します。
表示された検索結果から「コントロールパネル」をクリックします。 - コントロールパネル画面が開きます。
右上の表示方法が「カテゴリ」であることを確認して「プログラムのアンインストール」をクリックします。 - 「プログラムのアンインストールまたは変更」画面が開きます。
アンインストールしたいアプリを右クリックして「アンインストール」をクリックします。
一例として「CubePDF Utility 3.0.1」アプリを選択しました。 - 「ユーザーアカウント制御」画面が表示されます。アプリによっては表示されないこともあります。
「はい」ボタンをクリックします。 - 削除確認のメッセージが表示されます。
「はい」ボタンをクリックします。 - 正常に削除された旨のメッセージが表示されます。
「OK」ボタンをクリックして画面を閉じます。 - 削除したアプリが一覧から消えていることを確認します。
- 以上で操作完了です。
コントロールパネルを素早く開くために、「スタートにピン留め」するか、ショートカットの作成をお勧めします。
5 アプリ独自のアンインストーラーについて
インストールしたアプリの一部には、専用の削除プログラムがバンドルされているケースもあります。
このプログラムのことをアンインストーラーと呼んでいます。アンインストーラーを使ったほうがクリアに削除できるので、こちらをお勧めします。
以下は、ユーティリティ アプリ「Glary Utilities」のアンインストーラーですが、実際に削除してみましょう。
「Glary Utilities」に限らず、アンインストーラーを使う手順はほぼ同じです。
- スタートメニューの「すべてのプリ一覧」から「Glary Utilities」のアンインストーラーを起動します。
- 「ユーザーアカウント制御」画面が表示されます。
「はい」ボタンをクリックします。 - アンインストールのウィザード画面が表示されます。
「次へ」ボタンをクリックします。 - 「Glary Utilities」では「アンインストールの調査」という画面が表示されました。
アプリによっては表示されないこともあれば、まったく異なる画面が表示されることもあります。
「アンインストール」をクリックすると、アンインストールが始まります。 - 以上で操作完了です。
以上で「Windows 11の設定:アプリをアンインストール(削除)する方法」に関する解説を終わります。
Windows 11のアプリについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。
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