Windows 11の設定:フリーソフトでスタートアップ アプリを遅延起動させる方法

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Windowsを起動すると、それに合わせてスタートアップに登録されているアプリケーションも立ち上がります。

このアプリケーションのことは、スタートアップ アプリと呼んでいます。便利な機能のようですが、Windowsのスタートアップ時には、登録されている多くのアプリケーションも一挙に起動するため、システムに負担がかかります。

結果として、システムの動作が頭打ちになり、Windowsの起動完了までに時間を要することになります。

このようなシステムに影響を及ぼすような事態を回避するための方策の一つに、スタート アプリの遅延起動があります。

スタートアップ アプリの遅延起動と言うのは、Windowsの起動後にすぐ実行する必要のないスタートアップ アプリの起動タイミングを数十秒遅くさせることで、Windowsの起動時間を短縮するものです。

Windows 11の標準ツールであるタスクスケジューラでも設定可能ですが、今回ご紹介するフリーソフト「Quick Startup」を利用したほうが効率的です。

日常的にWindowsの起動に時間がかかると感じている人は、一度試してはいかがでしょうか。

本記事では、フリーソフトの「Quick Startup」を使い、スタートアップ アプリを遅延起動させる操作手順について解説いたします。

なお、「Quick Startup」は統合メンテナンスソフトを提供する「Glarysoft Ltd. 」が運営しており、スタートアップの管理に特化したユーティリティ ツールでもあります。

解説に使用したOSは「Windows 11 Home 24H2」、「Quick Startup」のバージョンは「6.0.1.6」です。

Windows 11のスタートアップ アプリの無効化については、以下の関連記事をご参照ください。

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Glarysoftのユーティリティ ツール「Glary Utilities」の使い方については、以下の関連記事をご参照ください。

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1 Quick Startupのインストール手順

  1. 以下の公式サイトにアクセスします。

    Quick Startup ダウンロード

  2. 「Download NOW」ボタンをクリックします。

    Quick Startupアプリの使い方画面


  3. ダウンロードされた「qssetup.exe」をダブルクリックして実行します。

    Quick Startupアプリの使い方画面


  4. ユーザーアカウント制御画面が表示されます。

    「はい」ボタンをクリックします。

    Quick Startupアプリの使い方画面


  5. セットアップ ウィザード画面が表示されます。

    「次へ」ボタンをクリックします。

    Quick Startupアプリの使い方画面


  6. ライセンス契約書画面が表示されます。

    「同意する」ボタンをクリックします。

    Quick Startupアプリの使い方画面


  7. インストール先を選択して「次へ」ボタンをクリックします。

    Quick Startupアプリの使い方画面


  8. タスクの追加画面が表示されます。

    「インストール」ボタンをクリックします。

    Quick Startupアプリの使い方画面


  9. インストールが完了するとセットアップ ウィザード完了画面が表示されます。

    すぐに「Quick Startup」を実行する場合は、「Quick Startup 6.・・・・を実行」にチェックをつけて「完了」ボタンをクリックします。

    Quick Startupアプリの使い方画面

2 アプリの日本語化手順

インストールが終わったらアプリの日本語化を以下に示す手順で行います。なお、アプリの原語はフランス語となっています。

  1. 「Quick Startup」を起動します。

  2. 画面上部のメニュータブ「Aide」と、ドロップダウンメニューの「Langues」を順番にクリックします。

    Quick Startupの使い方画面


    サブメニューの「Japanese」を続けてクリックします。

    Quick Startupの使い方画面


  3. フランス語で記述されたダイアログボックスが表示されます。

    内容は「プリケーションを再起動すると言語は変更になります。再起動しますか?」というようなメッセージです。

    「はい」ボタンをクリックします。

    Quick Startupの使い方画面


  4. アプリケーションが再起動し、画面表示は日本語に変わります。

    Quick Startupの使い方画面


  5. 以上で日本語化の操作完了です。

3 Quick Startupの使い方

「Quick Startup」は、スタートアップ アプリを総合的に管理するアプリで、この手のツールとしては非常に多機能です。

今回は、スタートアップ アプリを遅延起動させる設定に絞ってご紹介いたします。遅延起動を設定できないスタートアップ アプリもあります。

  1. 「Quick Startup」を起動します。

  2. 画面上部の「表示」タブと、ドロップダウンメニューの「スタートアップリストを更新」を順番にクリックします。

    この操作は、タスクマネージャーで設定しているスタートアップ リストとの整合性を持たすために行います。

    Quick Startupの使い方画面


  3. 画面上部のメニュータブで「スタートアップ プログラム」が選択されていることを確認します。

    遅延起動させたいスタートアップ アプリを右クリックし、コンテキストメニューの「起動を遅らせる」を選択します。

    一例として、本アプリの「Glarysoft Quick Startup Manager」を設定します。

    サブメニューに表示された「遅延起動の時間」を選択します。

    一例として「30秒」を選択しました。

    Quick Startupの使い方画面


  4. 遅延時間が30秒に設定され、ステータスは「遅延」と表示されます。ステータスの「有効」は、スタートアップが有効化されていることを示しています。

    Quick Startupの使い方画面


  5. Windows 11を終了させてからもう一度起動して起動状態を確認してみましょう。

  6. 遅延時間を変更する場合は、手順④の画面でアプリを右クリックし、「起動を遅らせる」、サブメニューの「遅延時間」の設定と進みます。

    起動を通常の状態に戻す場合は、「起動を通常にする」を選択します。

    Quick Startupの使い方画面
スタートアップを使う必要のないアプリを無効化することもWindows 11の高速起動につながる対処法の一つです。

以上で「Windows 11の設定:フリーソフトでスタートアップ アプリを遅延起動させる方法」に関する解説を終わります。

Windows 11の設定については、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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