Windows 10のサポート終了まで残すところ5ヶ月になりました。それに伴いWindows 11に乗り換えるユーザーも増えています。
Windows 11に移行したユーザーは、より洗練されたインターフェースや使い勝手の良さを改めて楽しんでいることでしょう。
しかしながら、Windows 11は従来のWindowsの外観からは大きく様変わりしており、Windows 10に慣れ親しんだユーザーは違和感を持ちながら操作を行うこともあります。
そこで本記事では、Windows 11のいくつかの設定変更でWindows 10の雰囲気を少しでも取り戻す方法について解説いたします。
解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 24H2 OSビルド:26100.4061」です。Windows 11の設定や使い方などについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。
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1 タスクバーのアイコンを左揃えにする手順
Windows 11では、タスクバーに表示されるアイコンは、以下のように中央配置が標準仕様です。

これをWindows 10の外観のようにタスクバーの左に寄せることができます。以下にその手順を示します。
- タスクバーの何も表示されていない場所で右クリックし、ジャンプリストの「タスクバーの設定」をクリックします。
- タスクバーの設定画面が表示されます。
右ペインに表示された「タスクバーの動作」をクリックします。 - 「タスクバーの配置」欄にある「中央揃え」をクリックします。
- ドロップダウンメニューの「左揃え」を選択します。
- タスクバーのアイコンは左に表示され、ウィジェット アイコンは非表示になります。
- 以上で操作は完了です。
2 エクスプローラーの行間を狭くする手順
Windows 11のファイル エクスプローラーに表示される各項目間の行間(スペース)は、標準設定でWindows 10のそれより広く設定されています。
この行間をWindows 10仕様の狭い表示に戻すことで、画面内に多くのフォルダーやファイルを表示することができます。
- ファイル エクスプローラーを開きます。
- コマンドバーの「表示」をクリックします。
- 表示されたプルダウンリストの「表示」をクリックします。
続けてサブメニューの「コンパクト ビュー」をクリックします。 - 以上でファイル エクスプローラーの項目間はコンパクト ビュー(狭い行間)で表示されます。
3 コンテキストメニューを変更する手順
Windows 11の右クリックで表示されるコンテキストメニューは2段階になっており、1段階のWindows 10より操作がひと手間多くかかります。
コンテキストメニューをWindows 10仕様で表示することで、すべてのメニューを一覧表示できるようになります。
Windows 11の右クリックメニューで表示されるコンテキストメニューは以下のとおりです。
一例として、ファイル エクスプローラーを開き画像ファイルを右クリックしていますが、ご覧のように「切り取り」「コピー」「名前の変更」「「共有」「削除」のメニューが上段に移動し、「その他のオプションを確認」メニューが新たに追加されています。

Windows 10仕様の右クリックメニューで表示されるコンテキストメニューは以下のとおりです。ご覧のように「その他のオプションを確認」メニューはなく、1段階ですべてのメニューが表示されます。

両方の右クリックメニューを使い込んで、使いやすいインターフェースを選択すればよいかと考えます。
ここからは、キーボード ショートカットを使い、コンテキストメニューの表示をWindows 10仕様に変更する手順をご紹介いたします。
一例として「デスクトップ」を右クリックしてコンテキストメニューを表示しています。
- デスクトップ画面をキーボードの「Shift」キーを押しながら「右クリック」します。
Windows 10仕様のコンテキストメニューで表示され、「その他のオプションを確認」メニューは非表示になります。 - Windows 11のコンテキストメニューで表示する場合は右クリックするだけです。
- 以上で操作は完了です。
以上で「Windows 11の外観と操作性:Windows 10風に少し近づける方法」に関する解説を終わります。
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