Microsoft Edgeでブラウジング:Windows付属のウェブブラウザを活用する

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Microsoft Edge(以下 Edge)は、Microsoftが開発したウェブブラウザです。Windows 10や11などのオペレーティングシステムに標準のウェブブラウザとして組み込まれています。

Windowsの他にmacOS、iOS、Androidなどの異なるプラットフォームで利用できます。

最近のEdgeの進化は目覚ましいものがあり、AIによるブラウジング機能の強化など、アップデートのたびに操作性が向上しています。

本記事では、Windows標準のウェブブラウザEdgeの新しい機能や、より便利に使う方法について解説いたします。

2023年11月8日現在、Edgeのバージョンは「バージョン 119.0.2151.44 (公式ビルド) (64 ビット)」です。

このバージョンを使って説明いたします。

Edgeの使い方については当サイトの別記事でも使い方をご紹介しています。以下の関連記事をご覧ください。

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なお、本記事では上記の関連記事以外の機能と使い方についてご紹介しています。

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1 Edgeのバージョン確認方法

  1. Edgeを起動して、右上の「・・・」リーダーと「ヘルプとフィードバック」を順番にクリックします。

    Edgeの使い方画面


  2. 「サブメニュー」の「Microsoft Edge について」をクリックします。

    Edgeの使い方画面


  3. 右ペインにEdgeのバージョン情報が表示されて、アップデートがあると自動で更新されます。

    「Microsoft Edgeは最新です。」と表示されていれば何もする必要はありません。

    Edgeの使い方画面

手動でEdgeをインストールする場合は、こちらのリンクにアクセスしてください。

2 Edgeの機能と設定

Edgeのトップページ外観は以下のようになっていますが、ページレイアウトやサイドバーなどの表示は設定からカスタマイズできます。

Edgeの使い方画面

詳細は以下の別記事をご参照ください。

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2-1 Copilotが正式にリリース

Copilotは「副操縦士」という意味の、AIを活用したチャットボットです。Edgeのサイドバー上部にアイコンが表示され、タブを切り替えることなく検索や質問を投げかけることができます。

Copilotの凄いところはOpen AIのGPT‐4を利用していることです。本家のChatGPTの場合、無料ユーザーは2021年9月までのデータに対応しているGPT-3.5を使わざるを得ません。

GPT‐4では最新の情報を手に入れることができるのです。

アイコンが以前の「Bing」からCopilotに切り替わっていますが、機能としてはほとんど変わりはありません。

また、CopilotアイコンはWindows 11のタスクバーにも表示されており、こちらをクリックすることでもデスクトップの左サイドに表示可能です。

Edgeトップページの左サイドバーにあるCopilotアイコンをクリックすると、以下のような「Bing AI」とほぼ同じ画面が表示されます。

会話のスタイルを選択して、下部の「何でも聞いてください」にプロンプト(質問事項)を入力して送信すれば、知りたいことを回答してくれます。

ChatGPTとBing AIについては、以下の関連記事をご参照ください。

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2-2 スタートアップ ブースト機能

スタートアップブースト機能は、Edgeをより素早く起動し、最小限のリソースでバックグラウンドで実行します。

本機能はデフォルトでは有効化されていますが、無効になっている場合もあります。確認して以下の手順で有効化します。

  1. Edgeを起動し、右上の「・・・」リーダーと「設定」を順番にクリックします。

    Edgeの使い方画面


  2. 左ペインの「システムとパフォーマンス」をクリックし、右ペインの「システム」項目の「スタートアップブースト」のトグルスイッチをオンにします。

    Edgeの使い方画面
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2-3 効率モード(バッテリーセーバー)機能

Edgeの「効率モード」を有効化すると、システムのリソースを節約することでパソコンなどのデバイスのバッテリー消費量を削減できます。

特にノートパソコンを使っている人は、本モードの有効化をおすすめします。

  1. 上述の2-2と同じようにEdgeを起動し、右上の「・・・」リーダーと「設定」を順番にクリックします。

  2. 左ペインの「システムとパフォーマンス」をクリックし、右ペインの「パフォーマンスの最適化」項目の「効率モード」のトグルスイッチをオンにします。

    Edgeの使い方画面

3 Edgeの便利な使い方

3-1 同期を有効にする

EdgeはMicrosoft アカウントでサインして使うのがおすすめです。必要なデータをパソコン内のBingやOutlookといったツールや別のパソコンと同期できるからです。

ウィジェットに表示されるニュースやお天気もEdgeにサインインしておけば、どちらかで設定した個人用設定がもう一方にも反映されます。

また、同期の設定にある「お気に入り」「パスワード」「履歴」といった項目のうち指定したものがクラウドに保存され、他のパソコンでも同じように使えます。

EdgeへのサインインはWindowsへのサインインとは別物ですが、WindowsにMicrosoft アカウントでサインインしていれば、自動でEdgeにもサインインしている状態になります。

まず、Edgeの同期の状態と同期できるデータを確認してみましょう。

  1. Edgeを起動して、右上の「人型」または「画像」アイコンをクリックします。

    以下のようにMicrosoft アカウントで設定した画像が表示されていれば、同期は有効になっています。

    「同期は有効になっています」と表示されていれば自動で同期されています。

    Edgeの同期設定画面


  2. 上画像の「歯車(設定)」をクリックします。

  3. 右ペインの「同期」をクリックします。

    Edgeの同期設定画面


  4. 同期しているデータが表示されます。

    有効化と無効化の設定は、それぞれの項目のトグルスイッチで切り替えます。

    Edgeの同期設定画面

同期が有効になっていない場合は、以下の手順で設定します。

  1. Edgeを起動して、右上の「人型」アイコンをクリックします。

    「サインインしてデータを同期」をクリックします。

    Edgeの同期設定画面


  2. 以降は上述の手順③~⑤まで操作してデータを同期します。

3-2 検索エンジンをGoogleに設定する

Edge標準の検索エンジンはMicrosoft Bingです。しかし、検索エンジンといえばGoogleのシェアが圧倒的です。

以下の手順でEdgeの検索エンジンもGoogleにしましょう。

  1. Edgeを起動し、右上の「・・・」リーダーと「設定」を順番にクリックします。

    Edgeの使い方画面


  2. 左ペインの「プライバシー、検索、サービス」をクリックして、右ペインを最下段までスクロールします。

    Edgeの設定画面


  3. 右ペインの「アドレスバーと検索」をクリックします。

    Edgeの設定画面


  4. 「アドレスバーで使用する検索エンジン」を「Google」に設定します。

    Edgeの設定画面


  5. 新規タブでもGoogleで検索したいときは・・・

    ・・・「新しいタブでの検索、….」欄の「検索ボックス(推奨)」をクリックして、「アドレスバー」を選択します。

    Edgeの設定画面

3-3 よく見るウェブサイトをアプリ化する

普段からよく閲覧するウェブサイトをアプリ化するとアドレスバーは表示されず、その分表示エリアも広くなり独立したアプリのように見えます。

  1. アプリ化したいウェブページを表示させます。一例として「YouTube」ページをアプリ化します。

    ウェブサイトのアプリ化設定画面


  2. アドレスバー右に表示された「アプリを利用できます。YouTubeのインストール」アイコンをクリックします。

    「YouTubeのインストール」の語句は、アプリ化したいウェブサイトにより変わります。

    ウェブサイトのアプリ化設定画面


  3. インストール確認画面が表示されます。「インストール」ボタンをクリックします。

    ウェブサイトのアプリ化設定画面


  4. YouTubeのページがすぐに独立したアプリのように表示され、右上には「タスクバーにピン留めする」と「スタートにピン留めする」の確認画面が表示されます。

    このままでよければ「許可」ボタンをクリックします。

    ウェブサイトのアプリ化設定画面


  5. タスクバーとスタートにもアイコンが表示されます。

    ウェブサイトのアプリ化設定画面


    ウェブサイトのアプリ化設定画面

アプリが不要となったら以下の手順でアンインストールしましょう。

  1. 「スタート」ボタンと「すべてのアプリ」を順番にクリックします。

    ウェブサイトのアプリ化設定画面


  2. アプリ一覧からアルファベット「Y」に表示されている「YouTube」を右クリックします。

    ポップアップメニューの「アンインストール」をクリックします。

    ウェブサイトのアプリ化設定画面

3-4 PDFの表示と編集

EdgeではPDFの表示だけでなく、見開き表示や注釈の挿入など様々な機能を利用できます。普通のウェブページもPDFとし保存できたりします。

まず、PDFを表示してみましょう。Adobe Acrobat ReaderなどのPDFリーダーソフトは不要です。

  1. ウェブページでPDFへのリンクをクリックします。

    EdgeのPDF表示画面


  2. PDFが表示されて画面上部に編集メニューが表示されます。

    EdgeのPDF表示画面

主なメニューアイコンの内容を説明します。

  • ① 目次
    画面左に目次が表示されます。

    EdgeのPDF画面


  • ② 蛍光ペン
    蛍光ペンによる文字強調をできます。

    EdgeのPDF画面


  • ③ 手描き
    マウスやスタイラスペンで手書きメモを追加できます。

    EdgeのPDF画面


  • ④ 音声読み上げ
    PDFを音声で読み上げてくれます。AI音声なので少し違和感はあります。


  • ⑤ Copilotの利用
    生成IAの「Copilot」を利用して知りたいことを質問できます。

  • ⑥ 見開き表示
    クリックして、「2ページ」を選択すると見開き表示になります。

    EdgeのPDF画面


    EdgeのPDF画面

注釈を加えたPDFはメニュー右の「保存」ボタン(フロッピーディスク アイコン)からPDFファイルとして保存できます。

3-5 ウェブページをPDFとして保存する

閲覧している通常のウェブページをPDFとして保存できます。

  1. PDFとして保存するウェブページを開きます。

    EdgeのPDF画面


  2. 画面右上の「・・・」リーダーと「印刷」を順番にクリックします。

    EdgeのPDF画面


  3. 左ペインの「プリンター」欄のボックスをクリックして、「PDFとして保存」を選択します。

    EdgeのPDF画面


  4. 下段の「保存」をクリックすると、エクスプローラーが開き「ダウンロード」フォルダに保存されます。

    EdgeのPDF画面

3-6 QRコードを作成する

個人や会社などのウェブページをQRコードにして印刷すれば、スマホで簡単にアクセスしてもらえます。

パソコンからスマホにQRコードを送信して保存しておけば、相手のスマホから読み取りもしてもらえます。

  1. QRコードを作成するウェブページを開きます。一例として本ウェブサイトを選択しました。

    EdgeによるQRコード作成画面


  2. 表示された画面の何もない部分で右クリックして、ポップアップメニューの「このページのQRコードを作成」を選択します。

    EdgeによるQRコード作成画面


  3. 作成されたQRコードが表示されます。

    「ダウンロード」をクリックすると、QRコードはPNG形式の画像としてダウンロードフォルダに保存されます。

    EdgeによるQRコード作成画面

以上で本ページの解説を終わりますが、以下の関連記事でもEdgeの便利な使い方をご紹介しています。

どうぞ合わせてご覧ください。

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