パソコンに高速ストレージ!SSDを組み込もう

アイキャッチ画像

皆さんが使っているパソコンには、すでにSSDが導入されていることと思います。

今回はパソコンにまだSSDが組み込まれていない方を対象に、SSDの基本、SSDの種類あるいは導入方法などについて解説いたします。

PCの購入やHDDとの組み換え、PC自作の際の参考にしていただければ幸いです。

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1 SSD(Solid State Drive)とは?

仕事や趣味などでPCを使っていると、必ず行う操作が「データの保存」です。どんなPCでもデータを保存するために内蔵ストレージや外部ストレージと呼ばれる領域が存在しています。

Windows10などのOSや、表計算などのアプリケーションソフト、写真や動画のデータなどが内蔵ストレージや外部ストレージに保存されています。

内蔵ストレージや外部ストレージは記憶装置のことで、その一つとしてSSDがあります。特に内蔵ストレージの性能によりPCの処理速度、動作に影響を及ぼすこともしばしばあります。

以前は内蔵ストレージは「HDD」が主流でしたが、2000年代に入ると「SSD」が搭載されたPCが増加し、ここ数年はSSD搭載のPCはもはや当たり前になりました。

ユーザーがその性能や魅力を認識し始めたということでしょうか。PCを購入するにしろ、HDDから内蔵SSDに交換するにしろ、まず最初にSSDとHDDの違いを理解しましょう。

SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略で、HDDと同様の記憶装置です。半導体素子メモリを使ったドライブ(記憶媒体)のことを指します。

ソリッドステートというのは半導体のことであり、SSDは半導体素子メモリーを使ったドライブ(記憶媒体)になります。構造としては、フラッシュメモリーのチップにデータを記録するため、機械的な駆動部分がありません。

SSDの最大の魅力は読み込み、書き込みの速度です。パソコン用ストレージの中では群を抜いて速いです。さらに消費電力が少ないので、バッテリー駆動が基本使用のノートパソコンは、大きな恩恵を受けることになります。

HDDもSSDも使い道はほぼ同じですが、HDDは大容量記憶装置と言われる通り、データの保存容量が大きいことと、価格的にも安価であることが特徴です。

HDDの構造は、中にデータを記録するプラッタと呼ばれる円盤が複数入っていて、磁気ヘッドで書き込み・読み出しをする仕組みになっています。このような仕組みになっているため、衝撃には非常に弱い面があります。

また、HDDはパソコンだけでなく、ブルーレイレコーダーや、家庭用ゲーム機器などにも利用されているので、家庭内でもなじみのある機器となっています。

ハードディスクドライブの画像

2  SSDの基本

2.1  SSDの種類

SSDの種類は以下の3種類があります

  • 2.5インチタイプ
    主にHDDの交換やPCの自作などに使います。そのため、2.5インチHDDと形状が同一で、接続端子もHDDと同じSATAなので、HDDの代わりに内蔵して使用できます。

    利用の選択肢が広く、2.5インチHDDの外付けケースを使って、外付けSSDとして利用したり、スペーサーを使えば、デスクトップパソコンで使っている内蔵3.5インチHDDと交換できたりします。

    2.5インチタイプSSDの画像引用元:crucial.jp

  • 基盤タイプ
    基盤タイプSSD画像
    Western Digital.com
    メーカー製パソコンやBTOパソコン、自作パソコンで使われ、内蔵専用で小型で超高速タイプもあります。
  • 外付けタイプ
    外付けSSD画像
    iodata.com
    ポータブルHDDとUSBメモリーを合わせたような製品で、読み書き速度が速く軽量で衝撃にも強く、大容量のデータを持ち運べるのが特徴です。

2.2  SSDの特徴と性能

  • 物理的な衝撃に強く動作音は静か
  • 断片化しても性能が落ちない
  • 低消費電力でバッテリーの持ちがよい
  • 軽量であるのでノートパソコンに向いている
  • 寿命があり、書き込み・消去できる回数に上限がある
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2.3  SSDの速度比較

以下の図表の通りSSDは爆速と言える桁違いの速さを叩き出しています。

 製品タイプ最大読み出し速度(MB/秒)
2.5インチ内蔵HDD(SATA接続)120  通常のノートパソコン
外付けHDD(USB3.1  Gen2接続)200
USBメモリー(高速タイプ)400
2.5インチタイプSSD(SATA接続)580  HDD交換用
外付けタイプSSD(USB3.1 Gen2接続)1050
外付けタイプSSD(サンダーボルト接続)2800
基盤タイプSSD(M.2  NVMe、PCIe4.0接続)5000  自作向けパソコン

2.4  用語の解説

  •  SATA(シリアルATA)、PCIe(PCIエクスプレス)はパソコンと周辺機器を接続するインターフェース規格のことをいい、データ伝送路の規格を定めたものです。SSDでは「PCIe 4.0  x4」と「PCIe3.0  x4」、SATA  3.0が使われています。
  •  「NVMe」はパソコンとストレージが命令やデータをやり取りをするためのプトロコル(手順)のことをいいます。
  • 「USB3.1  Gen 2」はUSBの信号規格のことで、転送速度が速いのでスーパースピードプラスとも呼ばれています。最近はさらに転送速度の速い「USB3.2  Gen 2」という規格も出ています。接続端子も規格により違いがあります。

2.5  2.5インチタイプSSD製品ラインナップの抜粋

Crucial   CT1000MX500SSD1/JP (1TB)

 

外付けSSD画像

容量1TBの3D TLC NANDフラッシュを採用したSATA 6Gb/sインターフェイス対応の2.5インチSSD。

SLCメモリーをキャッシュとして使用して処理速度を高速化する「Dynamic Write Acceleration」テクノロジーを搭載しています。

「9.5mmスペーサー」やクローン作成ソフトウェア「Acronis True Image」の使用キーが付帯します。

読み込み速度:560MB/s
書き込み速度:510MB/s
購入価格 ¥12,534~2020年9月9日
                  ¥11,880~2021年7月8日

Team GX1 T253X1960G0C101(960GB)

外付けSSD画像
引用元:Team Group

スムーズな驚異の読み取り/書き込み速度 – 530 MB/sの最大読み取り速度により、システム全体の速度と性能を高めます。

超軽量、スリム – 厚さわずか7.0 mm、2.5インチのハードドライブなので、ノートブックPCを含むあらゆるシステムに取り付けられます。

読み込み速度:530MB/s
書き込み速度:480MB/s
購入価格 ¥8,980~2020年9月9日
     ¥15,307~2021年7月8日 

 

WESTERN DIGITAL Blue 3D NAND SATA WDS100T2B0A(1TB)

内蔵SSD画像
westerndigital.com

容量1TBのSATA 6Gb/sインターフェイス対応の2.5インチSSD。

3D NANDテクノロジーを利用しており、信頼性と電力効率が向上。

「WD SSDダッシュボード」での監視や「Acronis True Image WD Edition」ソフトでのクローン作成ができます。

読み込み速度:530MB/s
書き込み速度:480MB/s
購入価格 ¥12,480~2020年9月9日
     ¥13,734~2021年7月8日

2.6  基盤タイプSSD製品ラインナップの抜粋

crucial P2 CT500P2SSD8JP

基盤タイプSSD画像
引用元:kakaku.com

容量:500GB
規格サイズ:M2(Type2280)
インターフェース:PCIーExpress
タイプ:3D QLC NAND
NVMe: 〇
読込速度:2300MB/s
書込速度:940MB/s
購入価格:¥7,573~2020年9月9日
     ¥6,680~2021年7月8日

ADATA XPG SX6000 Lite ASX6000LNP-1TT-C

基盤タイプSSD画像
引用元:kakaku.com

容量:1000GB
規格サイズ:M2(Type2280)
インターフェース:PCIーExpress
タイプ:3D NAND
NVMe: 〇
読込速度:1800MB/s
書込速度:1200MB/s
購入価格:¥11,880~2020年9月9日
     ¥10,980~2021年7月8日

WD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0C

基盤タイプSSD画像
Western Digital.com

容量:1000GB
規格サイズ:M2(Type2280)
インターフェース:PCIーExpress
タイプ:3D NAND
NVMe: 〇
読込速度:1800MB/s
書込速度:1200MB/s
購入価格:¥12,158~2020年9月9日
     ¥12,645~2021年7月8日

2.7  外付け/ポータブルSSD製品ラインナップの抜粋

IO-DATA  SSPH-UT480K/E

外付けSSD画像
引用元:kakaku.com

容量:480GB
インターフェース:USB 3.1 Gen 1
読込速度:350MB/s
書込速度:300MB/s
購入価格:¥5,980~ 2020年9月9日

バッファロー  SSD-PG1.0U3-B/NL 

外付けSSD画像
引用元:kakaku.com

容量:1000GB
インターフェース:USB 3.2  Gen 1
読込速度:ー
書込速度:ー
購入価格:¥11,480~2020年9月9日
     ¥10,280~2021年7月8日

エレコム ESD-EC0480GWH 

外付けSSD画像
引用元:kakaku.com

容量:480GB
インターフェース:USB 3.1 Gen1
タイプ:TLC
読込速度:410MB/s
書込速度:400MB/s
購入価格:¥7,646~2020年9月9日
     ¥7,400~2021年7月8日

3  ノートパソコン搭載のHDDからSSDへの交換手順

  1. 交換可能かどうかPCの裏蓋を開けて調べる。
  2. Cドライブの現在のHDDの使用量を確認する。
  3. 2.5インチタイプSSDを購入する。現在のHDD使用量の倍以上を目安に準備する。
  4. 交換前に内蔵HDDのデータをSSDにコピーするため、外付けHDDケース、もしくは変換ケーブルを準備する。
  5. フリーソフトを使ってHDDの内容を丸ごとSSDにコピーする。(時間がかかる)
    フリーソフト名:「EaseUS  Todo Backup Free」(イメージバックアップソフトです)
  6. パソコンからHDDを取り外す。
  7. パソコンにSSDを取り付ける。

4  SSD搭載ノートパソコンの購入

SSD搭載のノートパソコンを選ぶのは簡単ではありません。同じメーカーの同じシリーズでもモデルにより内蔵ストレージの構成が大きく違います。

内蔵ストレージの種類と構成内容により、購入価格に大きく影響します。例えば、SSDかHDDどちらか1つ搭載するシングル構成にするのか、SSDとHDDをそれぞれ1つ搭載するデュアル構成にするのかなど。

まずはパソコンの使い道をはっきりさせることが重要です。動画を観るのがメインか、ゲームをすることが主なのか、インターネットを通じて調べ物をしたいのか、仕事で使用するのかなど、それぞれ違うと思います。

さらに、データの保存量や、購入費用がどれほどなのか、など、あらゆる方面から考える必要があります。

動画鑑賞やゲームがメインの利用でデータ保存量が少なければ、SSDシングル構成でもよいし、写真や動画、音楽を大量に保存する人はSSDとHDDのデュアル構成を選択するのも手段の一つです。

このページでは、SSDを1つ搭載するシングル構成と、SSDとHDDをそれぞれ1つ搭載するデュアル構成のノートパソコンについて紹介いたします。

CPU、メモリー、画面サイズなど他のスペックについては特に考慮していませんので悪しからず。

NEC LAVIE Direct NS(R)

ノートパソコン画像
引用元:kakaku.com
OS:Windows 10 Home (64bit)
CPU: AMD Ryzen 5 3500U
メモリ:8GB
ディスプレイ:15.6インチワイド
ストレージ:256GB SSD
購入価格:¥64,900~ 2020年9月9日

マウスコンピュータ DAIV 5D-R7-KK

ノートパソコン画像
引用元:kakaku.com
OS:Windows 10 Home (64bit)
CPU: AMD Ryzen 7 3700X3.6GHz/8コア
メモリ:16GB
ディスプレイ:15.6インチワイド
ストレージ:512GB SSD+1TB HDD
購入価格:¥159,800~ 2020年9月9日

5  パソコンの自作

これからパソコンの自作を考えている人は、内蔵ストレージについては高性能基盤タイプSSDを選択して、体感速度を楽しんだらどうでしょうか。以下の製品画像参照

PCIe 3.0のM.2 SSDでも相当の速さですが、加えてPCIe 4.0のSSDも使えます。金額にこだわる人や、処理速度は遅くてもいいよという人以外は、自作パソコンではSATA製品は選択の対象外になります。無論マザーボードもこれらに対応している必要があります。

高性能なPCIe  M.2  SSDの製品ラインナップ抜粋

SanDisk エクストリーム プロ SDSSDXPM2-1T00-J25

基盤タイプSSD画像
引用元:kakaku.com

容量:1000GB
規格サイズ:M.2(Type2280)
インターフェース:PCI-Express
タイプ:ー
読込速度:5000MB/s
書込速度:4400MB/s
購入価格:¥21,800~ 2020年9月9日

CFD PG3VNF CSSD-M2B1TPG3VNF

基盤タイプSSD画像
引用元:kakaku.com

容量:1000GB
規格サイズ:M.2(Type2280)
インターフェース:PCI-Express
タイプ:3D TLC(BiCS4 Flash)
NVMe: 〇
読込速度:5000MB/s
書込速度:4400MB/s
購入価格:¥23,134~ 2020年9月9日 

GIGABYTE AORUS GP-ASM2NE6100TTTD

基盤タイプSSD画像
引用元:kakaku.com

容量:1000GB
規格サイズ:M.2(Type2280)
インターフェース:PCI-Express
タイプ:BiCS4 3D TLC
NVMe: 〇
読込速度:5000MB/s
書込速度:4400MB/s
購入価格:¥29,800~ 2020年9月9日 

SSDは現時点では最速のストレージです。古いパソコンのHDDをSSDに交換すると、OSの起動は劇的に速くなります。
またメーカー製のパソコンもより高速なSSDを標準で搭載している機種が多くなりました。本記事の内容を参考に、自分に合った製品を選んで今後のPCライフをお楽しみください。

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