WiーFiルーターの設定は適切でしょうか?

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2013年に第5世代通信規格WiーFi5(IEEE 802.11ac)対応ルーターが発売されて以来、多くの家庭でもこの高性能ルーターの恩恵を受けながら使用していることと思います。一方、更に性能が向上した第6世代通信規格WiーFi6(1IEEE 802.11ax)対応ルーターも登場し、WiーFi回線速度やセキュリティ能力など性能が大幅にアップしています。
我が家でもプロバイダー変更の機会に合わせて最新規格(11ax)対応WiーFiルーターを導入し、快適なネットワーク生活に満足しているところです。
そこで今回はWiーFi環境の使い勝手やセキュリティの向上を得る意味で、手持ちWiーFiルーターの設定見直しを図って見ようと思います。なおWiーFiに関する詳細は以下の「関連記事:つながるWiーFiの世界」をご参照ください。

我が家の手持ちWiーFiルーターは以下の通りですが、今回はWSR-3200AX4Sを対象として解説をいたします。

親機 :バッファロー WSR-3200AX4S

中継機:バッファロー WXR-1750DHP 旧WiーFiルーターを中継機として再利用
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1 WSR-3200AX4Sの設定

1-1 設定画面の開き方

パソコンでWiーFiルーターの設定画面を開くには、ブラウザでルーターのIPアドレスをURL欄に入力してENTERボタンを押します。

  ◆  BUFFALO製品       :「192.168.11.1」
  ◆  NEC  Aterm製品   :「192.168.10.1」または「aterm.me」
  ◆  Elecom製品     :「192.168.2.1」
  ◆  I-O  DATA製品       : 「192.168.0.1」または「192.168.1.1」

上記IPアドレスはいずれも初期値です。

ブラウザのURL欄に「192.168.11.1」と入力してENTERキーを押します。

AIR STATION ログイン画面

ユーザー名とパスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。

初期値のユーザー名とパスワードは製品添付のセットアップカードもしくは本体側面に記載されています。

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1-2 WSR-3200AX4Sの設定

ルーターにログインすると以下のような設定画面が表示されます。ここでは本体がルーターモード時を例に①から順を追って説明します。

buffalo WiーFiルーター設定画

① 「無線LAN設定」(2.4GHz, 5GHz)は無線LANに関する基本の設定ができます

この画面では簡易的な設定で、SSID、暗号化キー、使用チャンネル、帯域などの変更が可能です。鍵マークの設定画面を押すと詳細な設定画面が表示されます。(後述)

WiーFiルーターの無線LAN設定画面

② 「AOSS/WPS設定」はプッシュボタン式の簡単設定ができます。

「OK」をクリックすると、本製品がAOSS/WPS待ち受け状態になります。

WiーFiルーターの設定画面

③ 「ゲストポート設定」は来客用のSSIDなどを設定できます

来客がWiーFiを利用したいとき、暗号化キーを教えることはセキュリティ上問題があります。そんな時は一時的にこのゲストポートを利用してもらいます。利用可能時間や、暗号化モードの設定をすることができます。

無線LANの設定画面

④ 「i-フィルター設定」はサイトへのアクセスを制限することができます。

いわゆる有害サイトフィルタリングというもので、指定したジャンルへのアクセスを制限することにより、お子様やご家族の安全なインターネット接続をサポートするものです。
この機能はユーザー登録が必要で60日間の無料試用期間はありますが、それを過ぎると有料になります。

無線LANの設定画面

上画像のようにi-フィルター機能を「使用する」にチェックマークを入れると「閲覧禁止カテゴリー」が選択できるようになります。

⑤ 「キッズタイマー設定」は指定端末からの接続を制限します

指定した端末のWiーFiルーターへの接続を、夜間禁止など時間帯を決めて禁止することができます。お子様のいる家庭などでは重要な設定項目かもしれません。

無線LANの設定画面

⑥ 「デバイスコントロール設定」はネットワークに接続されている端末の情報を確認できます。

端末情報については以下のような項目が確認できます。

◆ IPアドレスの確認
◆ リンクレートの確認
◆ キッズタイマーの確認
◆ 端末設定画面へのアクセス画面確認
◆ Wake-on-LAN実行画面の確認(Wake-on-LANパケットを送信)
  Wake On LAN機能とは、手元のコンピュータからネットワーク経由で、離れた場所のパソコンなど端末機器の電源をオンにする機能です。

無線LANの設定画面

⑦ 「詳細設定」は「かんたん設定」で表示されていない機能や、より細かな設定ができます

下の画像はWiーFiルーターのシステム設定状況を表示したもので、この画面から設定状況が掌握できます。また、画面左メニューから各種設定ができます。

無線LANの設定画面

以下の画像は「無線LAN」設定についてパート別に分けて説明をしていますが、2.4Ghz帯、5Ghz帯それぞれ個別に設定することができます。

◆ 基本設定

無線LAN設定画面

① 「無線機能」を利用するかどうかを決定します。
② 「無線チャンネル」はWiーFiで使用するチャンネルを選択します。自動と手動設定を選択できますが、自動にしておけば、帯域の混雑度に応じて切り替わります。
③ 「倍速モード」は使用するチャンネルの帯域幅を示しており、2.4Ghz帯では40MHzで高速通信が可能になります。このWiーFiルーターの場合は800Mbps(40MHz)もしくは346Mbps(20MHz)を選択できます。ただし、旧型のWiーFiルーターによっては基本の(20MHz)しか選択できません。
④ 「ANY」接続はセキュリティ対策上の設定で、「許可する」のチェックマークを外せばステルス機能が有効になり、SSIDを隠すことができます。

◆ SSID 1

無線LAN設定画面

⑤ 「隔離機能」は機能をオンにすると、接続をインターネットだけに限定し、同一ネットワーク上の機器との通信を禁止します。
⑥ 「無線の認証」はWiーFiの認証・暗号化の規格を設定できます。SSID1ではWPA2 PersonalとWPA/WPA2 Personalが選択できます。
⑦ 「無線の暗号化」は端末と無線でやり取りするデータを暗号化することで、現在は「AES」が主流となっています。「暗号化なし」は通信内容が盗聴されますので使用しないでください。
⑧ 「事前共有キー」は暗号化キーあるいはパスワードとも呼ばれますが、利用端末との認証に必要なキーを入力します。
⑨ 「Key更新間隔」は暗号化キーを自動更新する間隔を0~1440分の範囲で設定できます。初期値は「0」になっており、この場合は更新されません。なお、更新間隔が短いほど安全性は高まりますが、ルーターに負荷がかかります。

◆ SSID 2

無線LAN設定画面

SSID 1の設定とほぼ同じ内容ですが、「無線の認証」は、より高い暗号化のWPA3 Personalが初期値で、「事前共有キー」は、SSID 1と違うキーになります。

◆ SSID 4 & SSID 5

無線LAN設定画面

SSID4とSSID5は中継機の設定画面で、中継機を利用していない場合は表示されません。

詳細設定については、「無線LAN」設定以外に「Internet」設定など数項目を設定できますが、一度設定するとトラブルが発生しない限り操作することはあまりありません。しかしネットワークに接続できなくなったり、セキュリティ対策上重要な設定項目があるので、時々は見直しをしてみることも必要かと思います。

2 WiーFiルーターの裏ワザ設定で通信の高速化ができるかも

2-1 「MTU」数値の変更

「MTU」とは、ネットワークで一回に送信できるデータの最大サイズのことで、通常は1500バイトに設定されています。データサイズがMTUのサイズより大きいと断片化されて転送効率が悪くなります。
そこで、MTUを環境に合わせて適切なサイズに設定すると通信速度が向上する可能性があります。

最適なMTUの調べ方

「SG TCP/IP Analyzer」 アプリの利用

ウェブサイトはこちらです。「SG TCP/IP Analyzer」

上のウェブサイトにアクセスすると次のような画面が表示されるので、「MTU」の数値をメモしてください。

SG TCP/IP Analyzerの画面

WiーFiルーターの設定

詳細設定 ⇒ Internet ⇒ Internetを開くと次のような画面が表示されるので、先ほどメモした「MTU」の値を「Internet側MTU値」欄に入力してください。
インターネットの環境などで効果がないこともあるので、そのときは初期値の「1500バイト」に戻しておきましょう。

バッファローの最新WiーFi規格WiーFi6対応ルーター「WSR-3200AX4S」を対象とした設定について解説いたしました。今後のネットワークライフなどに役立つことができれば幸いです。

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