Windows 11の設定:ディスクをクリーンアップしてストレージの空きスペースを確保する

本記事では、Windows 11でSSDやHDDといったディスクをクリーンアップして、ストレージの空き容量を確保する方法について解説いたします。

解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 23H2 OSビルド:22631.4037」です。

Windows 11のトラブルや設定などについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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1 ディスク クリーンアップの概要

ディスクの空き領域が少なくなると、パソコンのパフォーマンス低下を招いたり、Windows 更新プログラムをインストールできなくなるような不具合を生じることがあります。

Windows 11のディスク クリーンアップ機能は、不要なファイルを削除して、ディスクの空き容量を増やすためのツールです。

パソコンにはアプリが作成する一時ファイルや、ブラウザを利用した際のインターネット一時ファイル、Windows Updateで使用したファイルなどが保存されます。

これら不要となったファイルを安全に削除し、ディスクの空き領域を確保する機能がディスク クリーンアップです。

後述する3つのディスク クリーンアップ方法から、好きなものを選択または併用してシステムのパフォーマンスを向上させましょう。

2 ファイル エクスプローラーから実行する手順

最初にご紹介するのは、ファイル エクスプローラー(以下、エクスプローラーと呼称)からディスク クリーンアップを実行する手順です。

  1. タスクバーの「エクスプローラー」アイコンをクリックします。




    タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックして「エクスプローラー」を選択してもよろしいです。

  2. ナビゲーション ウィンドウの「PC」と、フォルダー ウィンドウの「ローカル ディスク(C:)」を順番にクリックします。




  3. コマンドバー右にある「・・・」(もっと見る)リーダーをクリックして、「クリーン アップ」を選択します。




  4. 「ディスク クリーンアップ」画面が表示されます。

    「削除するファイル」項目内の削除したいファイルにチェックを付けて「OK」ボタンをクリックします。



    「増加するディスク領域の合計」欄に、ファイルを削除することで増加するサイズが表示されます。

    ファイルをクリックすると、「説明」欄にそのファイルの内容が表示されます。

    「システム ファイルのクリーンアップ」については後述します。

  5. 「これらのファイルを完全に削除しますか?」の画面が表示されます。

    「ファイルの削除」ボタンをクリックします。




  6. ディスク クリーンアップ中の画面が表示されるので、しばらく待ちます。

    本画面が消去されたらクリーンアップ完了です。

ディスク クリーンアップ画面にある「システム ファイルのクリーンアップ」をクリックすると、数GBにも及ぶ大きなファイルを削除できることがあります。




そのファイルの主なものは以下のとおりです。

〇 Windows Updateのクリーンアップ
 古い更新プログラムのファイル

〇 Windows.oldフォルダー
 Windows10からWindows11にアップグレードした際に作成したフォルダー

〇 Windowsアップグレード ログファイル


システムファイルのクリーンアップは、ファイルサイズにより時間を要することもあります。

3 Windows ツールから実行する手順

ディスク クリーンアップは、すべてのアプリ一覧にある「Windows ツール」からも実行できます。

  1. タスクバーの「スタート」ボタンと「すべてのアプリ」を順番にクリックします。




  2. すべてのアプリ一覧が表示されます。

    画面を下にスクロールして、アルファベットの「W」欄にある「Windows ツール」をクリックします。




  3. 「Windows ツール」画面が表示されます。

    「ディスク クリーンアップ」をダブル クリックします。




  4. ドライブの選択画面が表示されます。

    ディスククリーンアップしたいドライブを選択して「OK」ボタンをクリックします。

    ここでは「(C:)」を選択しました。




  5. ディスククリーンアップ画面が表示されます。

    以降は上述見出し2の手順④から操作します。

4 設定アプリから実行する手順

Windows 11では、設定アプリのストレージからディスクのクリーンアップが可能です。

  1. タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックして「設定」を選択します。




  2. 左ペインの「システム」と右ペインの「ストレージ」を順番にクリックします。




  3. 右ペインに表示された「一時ファイル」をクリックします。

    画面下方にある「記憶域の管理」項目の「クリーンアップ対象候補」をクリックすると、Windows Updateなど大きなファイルや未使用のファイルも削除可能です。




  4. 削除するファイルの選択画面が表示されます。

    画面を下にスクロールしながら削除したい項目にチェックを付けて、画面上部の「ファイルの削除」をクリックします。




  5. 「ファイルの削除」確認画面が表示されます。

    「続行」ボタンをクリックします。




  6. しばらく待つと、チェックを付けたファイルが削除されて、以下のような画面が表示されます。

    使用環境により、表示内容は異なります。

以上で「Windows 11の設定:ディスクをクリーンアップしてストレージの空きスペースを確保する」

Windows 11と10の設定やトラブルについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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