アカウントって何?『Microsoftアカウント』を作成する 『ローカルアカウント』との違いは?

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更新履歴
2023年5月20日:記述内容の修正
2023年2月25日:アカウント作成の記述内容の加筆修正
2022年8月11日:書式を全面的に修正
2022年3月3日:本文の一部を修正 関連記事のリンクを追加

この記事を掲載するにあたり、私の登録アカウント数を調べたところ、100件を軽く超えました。ECサイトが過半数を占め、残り半分をさまざまなネットサービスでアカウントを登録しています。

パソコンやスマホを利用する際に必ず必要とするアカウントについては、わかっているようでイマイチあいまいな部分もあります。

本記事では、アカウントの概要や「Microsoft soft アカウントの作成方法」、「ローカルアカウントとの違い」、「Google アカウントでできること」などについて解説いたします。

なお、「Google アカウント」の作成方法については、以下の関連記事をご覧ください。

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更新履歴2023年6月26日:記述内容の一部修正2022年8月23日:グーグルアカウント作成方法の一部修正加筆 読者の皆さんも、グーグルサービスの一部をパソコンやスマホなどで利用していることと思います。このグーグルサービスはどれほど[…]

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Google Chromeに関する記事については以下のリンクをご覧ください。

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更新履歴2023年12月14日:記述内容の全面刷新2022年8月20日:Google Chrome最新バージョン情報追記 Google Chrome(以下、Chrome)はGoogle社が開発、提供している無料の高速Webブラウザで[…]

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1 アカウントとは何?

「アカウント(account)」は日本語に訳すと口座あるいは勘定という意味ですが、インターネットやネットワークなどITの社会では、スマホやパソコンなどを使って、ネットワーク上のサービスなどを利用するための権利ととらえています。

 
トミー
簡潔に言うなれば、「ID(ユーザー名、アカウント名)」と「パスワード」の組み合わせのことですね。
ID:「identifier」の略で識別に用いる符号や名前のこと。
 
 
 
アッシー
銀行などの金融機関を例にするとどうなるの?
 
トミー
IDは口座番号であり、パスワードは暗証番号、アカウントは銀行口座そのものですね。

アカウントにはさまざまな種類があります。例えばGoogleのサービスを使うには「Googleアカウント」が。メールソフトを利用するには「メールアカウント」が。WindowsやMicrosoftが提供するサービスは「Microsoftアカウント」が必要になります。

利用するサービスやアプリケーションの数だけアカウントが作成されるわけです。インターネットを利用する際には、今や必須のアイテムといっていいでしょう。

2 アカウント認証とは

銀行預金を引き出す際には、発行された口座番号と暗証番号を入力する必要があります。

Amazonなどのネットサービスを使いたい場合は、同じように、発行された「ID」と「パスワード」をスマホやパソコンから入力し、本人認証してもらいます。

このような一連の流れを認証手続きといい、通常は「ログイン」「ログオン」「サインイン」と呼んだりもしています。

 
トミー
ログインしなくてもネットサービスは利用できますが、サービスの一部が制限されることもあります。

3 IDに関する考え方

アカウントの「ID」に使用する文字や符号などはサービスごとに異なります。以前は自分で考えたニックネームや文字列などを使用できました。

しかし、最近はそのような事例は少なくなり、ほとんどのサービスでメールアドレスを「ID」として使用するようになりました。

 
アッシー
どうしてメールアドレスを使うことが多くなったの?
 
トミー
次のような理由でメールアドレスを使うようになったと思うよ。


まず、メールアドレスは本人だけが使用するもので、他人のIDとは競合することがないこと。

それから、いつも使う文字列なのでユーザー自身が「ID」を忘れないこと。サービス側からユーザーへの連絡手段として利用できること。などがあげられます。

メールアドレス以外に「ID」として利用されているのが携帯電話番号と自分で選んだユーザー名です。前者は「LINE」、後者は「Yahoo! JAPAN」があります。

ヤフーについては初期設定ではユーザー名がIDになりますが、設定によりメールアドレスに変更できます。

ちなみに、私自身のアカウントを調べたら、登録しているIDの90%以上がメールアドレスになっていました。

4 アカウント登録について

アカウント作成に使うメールアドレスは、プロバイダーメールやキャリアメールあるいはGmail、Yahoo!メール、Outlookなどのフリーメールなど、手元にある既存のメールアドレスを利用できます。

既存のメールアドレスを使用することで、無駄なメールアドレスの増加を抑えることができ、以後の運用管理が楽になります。

 
トミー
AmazonやFacebookあるいはTwitterなどのSNSなども既存のメールアドレスで登録可能です。
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5 Microsoftアカウントの新規作成方法

Microsoftアカウントを新規作成する場合は、既存のメールアドレスを使って作成する方法と、新しいメールアドレスを取得して作成する方法の2通りがあります。

どちらを選択してもよいのですが、利用するメールソフトにより選ぶのも一つの方法かと思います。

なお、スマホやタブレットを使ってアカウントを作成する場合は、以下の操作手順の「クリックします。」を「タップします。」に読み換えてください。

5-1 既存のメールアドレスで作成する

  1. account.microsoft.com に移動し、画面を下にスクロールして「アカウントを作成する」 をクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  2. 「アカウントの作成」画面が表示されます。
    使いたい既存のメールアドレスを入力して「次へ」をクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  3. 任意のパスワードを入力して「次へ」をクリックします。
    *8文字以上で、大文字、小文字、数字、記号のうち2種類以上を含んでいること。

    Microsoftアカウントの作成画面


  4. 「メールの確認」画面が表示されるとともに、設定したメールアドレス宛にMicrosoftから7桁の「セキュリティコード」が送信されます。

    Microsoftアカウントの作成画面


  5. そのセキュリティコードを入力して「次へ」をクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  6. 「ロボットでないことを証明するためにクイズに回答してください。」の画面が表示されます。
    「次」をクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  7. 画面指示に従いクイズに回答します。(クイズ画面は毎回更新されます)

    Microsoftアカウントの作成画面


  8. 検証完了画面が表示されます。(自動で消去される)

  9. 「サインインの状態を維持しますか?」の画面が表示された場合は、「いいえ」か「はい」どちらかをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  10. 「Microsoftアカウント管理画面」が表示されるとアカウントの作成は完了です。

    この画面からはアカウントごとのニックネームやプロフィールアイコンを設定したり、プライバシーの設定やセキュリティ情報の更新などが行えます。

    Microsoftアカウントの作成画面


5-2 新規にメールアドレスを取得して作成する

  1. account.microsoft.com に移動し、[アカウントを作成] をクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  2. 「アカウントの作成」画面が表示されたら、「新しいメールアドレスを取得」をクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  3. 「アカウントの作成」画面が表示されたら、任意のメールアドレス(アルファベットや数字)を入力し、ドメイン名を選択して「次へ」をクリックします。

    @マークから後ろはドメイン名で、「@outlook.jp」、「@outlook.com」、「@hotmail.com」のなかから選択できます。

    すでに使われているメールアドレスの場合は再入力を求められます。このときは使用されていない別のメールアドレスを入力してください。

    Microsoftアカウントの作成画面


  4. 「パスワードの作成」画面で任意のパスワードを入力し、「次へ」をクリックします。

    *8文字以上で、大文字、小文字、数字、記号のうち2種類以上を含んでいること。

    Microsoftアカウントの作成画面


  5. 「ロボットでないことを証明するためにクイズに回答してください。」の画面が表示されます。
    「次」をクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  6. 画面指示に従いクイズに回答します。(クイズ画像は毎回更新されます。)

    Microsoftアカウントの作成画面


  7. 検証完了画面が表示されます。(自動で消去される)

  8. 「サインインの状態を維持しますか?」の画面が表示された場合は、「いいえ」か「はい」どちらかをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  9. 「Microsoftアカウント管理画面」が表示されるとアカウントの作成は完了です。

    Microsoftアカウントの作成画面


 
トミー
MicrosoftアカウントはWindowsのログインにも使用されます。
 
アッシー
ところで、MicrosoftアカウントにGmailも登録できたりするの?
 
トミー
そうなんです。GmailもMicrosoftアカウントに登録できます。逆にGoogleアカウントにMicrosoftのメールアドレスを登録できます。

6 Microsoftアカウントとローカルアカウントの違い

MicrosoftにはMicrosoftアカウントと、ローカルアカウントがあることはご存じのことと思います。どちらもWindows OSのログインに使用できます。

ローカルアカウントでも、サービス個別にMicrosoftアカウントでログインすれば普通に使えます。ですから、必ずしもMicrosoftアカウントを必要とするわけではありません。

 
アッシー
アカウントの違いを教えて
 
トミー
次のような相違があります
ローカルアカウントMicrosoftアカウント
1台のパソコンごとに好きなユーザー名とパスワードで作成し、作成したパソコン固有のアカウントになるメールアドレスとパスワードを使ってログインするが、メールアドレスがユーザー名になる
「Windowsの設定の同期」は、ローカルアカウントでもMicrosoftアカウントでログインすれば同期できる複数のPCで同じMicrosoftアカウントでログインすれば、デザインなど各種設定は同期できる
OneDriveやOutlookなどのサービスもアプリやWebブラウザからMicrosoftアカウントにログインすれば利用できるWindowsにMicrosoftアカウントでログインしていれば、OneDriveやOutlookなどのサービス利用時に、一々ログインする手間が省ける
無料のストアアプリをインストールできるすべてのストアアプリをインストールできる
不正なログインの可能性は少なくなる

Microsoftサーバーにアカウント情報が保存されるので、不正ログインの可能性がローカルアカウントより大きい

*ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの切り替え方法は以下のリンクをご覧ください。

7 Microsoftアカウントでできること

Microsoftアカウントがあれば、Microsoftが提供している各種オンラインサービスや、スマホアプリのサービスが利用できるようになります。主なサービスは以下のとおりです。

サービス概   要
Windows10・11Windows10・11へのログイン、子供アカウントの管理、各種設定、複数のPCと共有などができる
OneDriveクラウドサービスでクラウドストレージにデータを保存できる
メールメールサービスでOutlook.comやOutlook.jpなどのメールを送受信できる
Skype無料で電話やテレビ電話などができるアプリ。 オプションで有料もあり
カレンダー予定などがクラウドに保存される。 Outlook.comのカレンダーど同期できる
Web版オフィスWeb版のワード、エクセル、パワーポイントをブラウザで閲覧、編集ができる
Teamsオフィスと連携できるビデオ会議アプリ
Whiteboardネットで共有できる電子ボード
Microsoft Storeアプリや音楽、映画などを入手、購入でき、購入履歴も管理できる

8 Google アカウントでできること

Googleアカウントでも無料で利用できるサービスはたくさんあります。主なサービスは以下のとおりです。

サービス概   要
翻訳各種言語に対応する翻訳アプリで、翻訳履歴の保存もできる
連絡先電話番号やメールアドレスを管理できる
GmailメールサービスだがGmailのメールアドレスをIDにしないと利用できない
メッセージSMSの送受信ができる
Google Keepテキストや音声、画像をクラウドに保存できる
Google Duo音声通話やビデオチャットアプリでハングアウトの後継
Google Chatテキストによるチャットができ、ハングアウトの後継
Google Meetビデオ会議アプリ
Google Photo写真をクラウドに保存できる
Google Calendarスケジュールなどをクラウドに保存できる
Google Driveクラウドストレージで容量15GBまでは無料で利用できる(フォトやGmailのデータも容量に合算される)
Google Fit健康管理アプリで、データをクラウドに保存できる


Google マップ地図アプリで、マイマップを登録したり、お気に入りを保存できる。ログインしてなくても使える 
YouTube動画配信アプリでお気に入りにも保存できる。ログインしてなくても使える
Playストアアプリや映画などのコンテンツ配信サービスで、コンテンツをダウンロードしたり購入ができる
ドキュメントワード互換のネットを介して使うWebアプリ
スプレッドシートエクセル互換のネットを介して使うWebアプリ
スライドパワーポイント互換のネットを介して使うWebアプリ


9 ネットサービスのアカウント登録の例

アカウント登録の際は「ID」や「パスワード」を始めとして、以下のようにさまざまな項目の入力が求められます。

これは、サービス側が闇雲に入力を強制しているのではなく、セキュリティなど理由があって入力を求めていることがほとんどです。

アカウント登録の際には、「必須」と表示されている項目は必ず入力するようにしましょう。

入力項目内   容
ID(アカウント名)ユーザー固有の名称でサービスのログインなどに使い、最近はメールアドレスを使うことがほとんどです
パスワード8文字以上20文字以内が多く、大文字、小文字、数字、記号などを組み合わせる必要があります
ユーザー名ニックネームと同じですが、通常ログインには使用できません
連絡用メールアドレスIDとは別のメールアドレスで、パスワードを忘れた場合の再設定や、不審な操作があった場合などで使ったりします
Googleアカウントの場合はIDのアドレスを使用でき、Googleから通常のお知らせなどが届く
再設定用メールアドレスGoogleアカウント限定で、IDのメールアドレスは使用できず。意味は上の「連絡用メールアドレス」と同意語
生年月日最も利用するのはパスワードを忘れたときの再設定です
電話番号ネットサービスでSMSを使って本人確認をしたり、2段階認証などに利用します
秘密の質問パスワードを忘れた場合の本人確認のために利用します
支払い方法・送付情報ショッピングサイトで買い物をする際の購入手続きで利用するが、実際に購入するときに入力すればよいでしょう

以上で、「アカウントって何?『Microsoftアカウント』を作成する 『ローカルアカウント』との違いは?」に関する解説を終わります。

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