Windows 11のトラブル:「Windows 回復環境(WinRE)」の起動方法とできること

アイキャッチ画像

更新履歴
2026年3月14日:記述内容を最新に更新
2023年7月29日:記述内容の補備修正
2022年11月16日:回復環境起動方法にサインイン画面からを追記

長い間パソコンを使っていると、Windowsを起動できなかったり動作が不安定になるなど、さまざまなトラブルに遭遇することがあります。

そのような時に重宝するのが「Windows 回復環境」です。「Windows 回復環境」を利用すると、多様な方法でオペレーティングシステムに発生した問題を修復することができます。

本記事では、Windows 11において「Windows 回復環境」を起動するさまざまな方法について解説いたします。

解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 25H2」です。PCのトラブルについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

関連記事

更新履歴2026年3月18日:記述内容を最新に更新 パソコンを長期間使い続けていると動作が不安定になったり、起動が遅くなるといった不具合が発生します。最悪の場合はWindowsが起動不能といった重大なトラブルが生じることもあります。[…]

アイキャッチ画像
関連記事

Windows 11に組み込まれている「クイックマシンリカバリー:Quick Machine Recovery(QMR)」は、PCが正常に起動できなくなった際にクラウドを利用して自動修復を試みる機能です。従来のスタートアップ修復を補強する[…]

アイキャッチ画像
スポンサーリンク

1 Windows 11を起動できるときの起動方法

本章では、Windows11が起動できるときの回復環境の起動手順についてご紹介します。

1-1 Windows 11の設定から起動する手順

  1. 「スタート」ボタンを右クリックして、クイックリンクメニューの「設定」をクリックします。

    クイックリンクメニューの画面


  2. 設定画面が表示されます。

    左ペインの「システム」と、画面をスクロールダウンして表示される「回復」を順にクリックします。

    Windows11の回復環境画面


  3. 回復画面が表示されます。

    回復オプション欄の「PCの起動をカスタマイズする」の右にある「今すぐ再起動」をクリックします。

    Windows11の回復環境画面


  4. ダイアログが表示されます。

    「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。

    Windows11の回復環境画面


  5. 黒い画面のまましばらく待つと、Windows回復環境が起動します。

    Windows回復環境画像


  6. 以上で操作は完了です。

1-2 Windows 11の電源ボタンから起動する手順

  1. 「スタート」ボタンと「電源ボタン」を順番にクリックし、電源メニューを開いておきます。

    キーボードの「Shift」キーを押しながら、電源メニューの「再起動」ボタンをクリックします。

    Windows 11の回復環境画面


  2. 黒い画面のまましばらく待つと、前述のWindows回復環境と同じ画面が開きます。

  3. 以上で操作は完了です。

1-3 Windows 11の ターミナルから起動する手順

  1. 「スタート」ボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」を選択します。

    Windows11の回復環境画面


  2. 「ユーザーアカウント制御」画面が表示されたら「はい」ボタンをクリックします。

    Windows11の回復環境画面


  3. 「Windows PowerShell」が開きます。

    カーソルがブリンクしている部分(プロンプト)に「shutdown /r /o」と入力します。(「/」の前には半角スペースが入ります)

    Windows11の回復環境画面


  4. しばらく待つとWindows回復環境画面が開きます。

    Windows回復環境画像


  5. 以上で操作は完了です。

コマンドプロンプトについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

関連記事

更新履歴2024年5月24日:記述内容の一部修正2023年12月11日:記述内容の修正2022年8月11日 見出しの一部を修正 私達がWindowsを操作する場合、マウスによる操作、いわゆる「GUI(Graphical User I[…]

アイキャッチ画像

2 Windows 11が起動不能のときの起動方法

本章では、Windows 11が起動できないときの回復環境の起動手順を紹介いたします。

その手順は簡単で、2ないし3回連続してWindows11の起動を故意に失敗させ、次にWindows回復環境を自動起動させます。

  1. PCを起動してメーカーロゴが表示されたら、電源ボタンを長押ししてシャットダウンします。

  2. この操作を2ないし3回繰り返します。

  3. 「自動修復を準備しています」に続き「PCを診断中」の黒い画面が表示されます。

    Windows 11の回復環境画面

    Windows 11の回復環境画面


    Windows 回復環境が起動するまでしばらく待ちます。

  4. Windows 回復環境画面が表示されます。

    Windows 11の回復環境画面


  5. Windows 回復環境画面が表示されず「自動修復」画面が表示された場合は、「詳細オプション」をクリックするとWindows回復環境画面が表示されます。

    Windows 11の回復環境画面


  6. 以上で操作は完了です。

3 Windows 回復環境の機能

上述しているように「Windows 回復環境」は、PCが起動できなくなった場合などに修復を試みるための回復機能で、以下の画像のように「オプションの選択」から4つの項目を選択できます。

Windows 11の回復環境画面

3-1 「オプションの選択」4項目

  • 続行
    回復環境を終了してWindows 11に戻ります。
    PCの不具合は解消されないまま再起動されます。

  • PCの電源を切る
    回復オプションを終了してパソコンをシャットダウンします。
    この操作もPCの不具合は解消されません。

  • デバイスの使用
    USBドライブやDVDディスクなどの外部メディアなどからOSを再インストールします。
    ストレージにあるすべてのファイルとアプリが削除されます。

  • トラブルシューティング
    回復環境では最も多く使われる機能で、以下の2つのメニューから選択できます。
    「このPCを初期状態に戻す」(後述)
    「詳細オプション」(後述)

この項では上述の「トラブルシューティング」の内容についてご紹介します。

トラブルシューティングをクリックすると以下の画面が表示されます。

Windows11のトラブルシューティング画像

3-2 「このPCを初期状態に戻す」機能

トラブルシューティングから「このPCを初期状態に戻す」を選択すると、個人用ファイルを保持するか削除するかを選択して、Windowsを再インストールできます。

Windows11のトラブルシューティング画像
  • 「個人用ファイルを保持する」
    アプリと設定は削除されますが、個人用ファイルは残したままWindowsを再インストールできます。
    完全な再インストールではなく、現在使用中のWindowsを初期状態に戻す作業です。

  • 「すべて削除する」
    個人用ファイルやアプリ、設定をすべて削除して完全に再インストールします。

3-3 「詳細オプション」機能 

「詳細オプション」からは以下のような機能を使って、PCの不具合を修復することができます。

Windows11の回復環境画面

以下の「イメージでシステムを回復」の画像は詳細オプションの2ページ目で、「その他の修復オプションを表示」をクリックすると表示されます。

環境によってはこのページは、前の1ページ目に表示されることもあります。

Windows11の回復環境画面

「詳細オプション」の内容を以下に示します。

  • スタートアップ修復
    Windowsの起動を妨げているさまざまな問題をチェックして、不具合を検知した場合はこれらを修復します。

    Windowsが起動しないときなどに実行しますが、私の経験では一度も修復はできていません。

    Windows11の回復環境画面


  • 更新プログラムのアンインストール
    更新プログラムのインストールによってトラブルが発生したときには、この機能を使ってトラブルの原因となっている更新プログラムを削除します。

    Windows11の回復環境画面


  • スタートアップ設定
    メニューはいくつかありますが、多く利用するのが「セーフモード」による起動です。

    最小限ののシステム環境で起動させ、マシンのトラブルによるものか、ソフトウエア関連の不具合なのか等の原因を切り分けができます。

    Windows11の回復環境画面


    上画像の「再起動」をクリックし、以下の画面から操作オプションの番号を選択します。

    Windows11の回復環境画面


  • UEFI ファームウェアの設定
    マザーボードのUEFIファームウェアを呼び出し、設定の変更を行います。

    画像の「再起動」をクリックすると「UEFI」が起動します。

    Windows11の回復環境画面


  • コマンドプロンプト
    コマンドプロンプトを起動し、「sfc /scannow」やDismコマンドなどを実行することで、ファイルシステムの検査や修復が可能になります。

    Windows11の回復環境画面


  • システムの復元
    システム保護機能を使い、手動により作成した復元ポイントや、Windows Updateやドライバーのインストール時に自動で作成された復元ポイントを利用して、システムを以前の状態に戻すことができます。

    ただし、「システムの復元」が有効であり、復元ポイントが作成されていないと利用はできません。

    Windows11の回復環境画面


  • イメージでシステムを回復
    事前にバックアップしてある「システム イメージ」を使って、システムを以前の状態に復元できます。

    ただし、システム イメージを作成してない場合は利用できません。

    Windows11の回復環境画面

以上で「Windows 11の操作:Windows 回復環境(WinRE)の起動方法とできること」に関する解説を終わります。

Windows 11のトラブルについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

関連記事

Windows 11や10では、システムやセキュリティ機能を最新の状態に保つために、Windows Update経由で定期、不定期に更新プログラムを配信しています。しかしながら、時としてバグが修正されないままの更新プログラムが配信されるこ[…]

アイキャッチ画像
関連記事

更新履歴2025年8月26日:記述内容の追加 チェック ディスク(CHKDSK)は、パソコンのハードディスクやSSDといったドライブにエラーが発生していなかどうかをチェックし、エラーを検出したら修復するための機能です。ドライブのエラ[…]

アイキャッチ画像
スポンサーリンク
アイキャッチ画像
最新情報をチェックしよう!