Windows 11の設定:Microsoft アカウントを作成する2つの方法

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Windowsにサインインするためのユーザーアカウントには、ローカルアカウントとMicrosoftアカウントがあります。

ローカルアカウントとは、作成したパソコン固有のアカウントであり、そのパソコン内でしか使えないアカウントです。

今回ご紹介するMicrosoftアカウントとは、マイクロソフト社の提供する様々な製品やインターネット サービスにアクセスするために必要な、無料の個人用アカウントのことです。 

メールアドレスとパスワードで構成されており、このアカウントでサインインすることで、複数のデバイスで個人設定やファイルを同期できます。 

本稿では、Windows 11でMicrosoftアカウントを作成する手順を解説いたします。解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 25H2」です。

以下に示す関連記事では、若干異なる手順でMicrosoftアカウントを作成しています。また、Microsoftアカウントとローカルアカウントの相違点や、Microsoftアカウントでできることもご紹介しています。

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1 Microsoftアカウントを作成する手順

Microsoftアカウントは、Windows 11を最初にセットアップする時と、セットアップが完了した後のどちらのタイミングでも作成できます。

今回は、Windows 11は既にセットアップ済みの状態でMicrosoftアカウントを作成する手順をご紹介します。

ユーザーアカウントの作成手順は以下に示す2種類があります。目的に合った方法を選んで作成してください。

  • メールアドレスを新規に取得して作成する手順
    メールアドレスを持っていない場合に利用します。

  • 既存のメールアドレスを使って作成する手順
    Microsoft以外のメールアドレスを持っている場合に利用します。

1-1 メールアドレスを新規に取得して作成する手順

Microsoftのメールアドレスを持っていない場合は、新たにメールアドレスを取得してユーザーアカウントを作成します。

  1. Windows 11の「スタート」ボタンを右クリックし、クイックリンクメニューの「設定」をクリックします。

    Windows 11のプライバシー設定画面


  2. 設定画面が表示されます。

    左ペインにある「アカウント」と、右ペインに表示された「他のユーザー」を順番にクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  3. 右ペインに「その他のユーザー」が表示されます。

    「アカウントの追加」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  4. 「このユーザーはどのようにサインインしますか?」というダイアログが表示されます。

    ここまでの手順は、後述している「既存のメールアドレスを使って作成する手順」でも同じように操作してください。

    「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  5. アカウントの作成」が表示されます。

    「新しいメールアドレスを取得」をクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  6. 取得したいメールアドレスのユーザー名とドメイン名を以下のように入力します。

    左側に任意のユーザー名を入力し、右端の「∨」をクリックしてお好みのドメイン名を選択します。

    ドメイン名は「outlook.jp」「outlook.com」[hotmail.com」の3つから選択可能です。

    「次へ」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


    Microsoftアカウントの作成画面

    以下の画面が表示された場合は、別のユーザー名または異なるドメイン名に変更します。

    Microsoftアカウントの作成画面


  7. パスワードの入力ダイアログが表示されます。

    パスワードを入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  8. 名前の入力ダイアログが表示されます。

    姓名を入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  9. 生年月日の入力ダイアログが表示されます。

    「国/地域と生年月日」を入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  10. Windows 11の設定にあるアカウント画面が開きます。

    他のユーザー欄に作成したアカウントが表示されます。

    ユーザーアカウントは標準ユーザーで作成されています。標準ユーザーのままでよければ画面を閉じます。

    Microsoftアカウントの作成画面


  11. 以上で操作完了です。

1-2 既存のメールアドレスを使って作成する手順

本章では、Microsoftのメールアドレス以外のメールアドレスを使ってユーザーアカウントを作成します。

「gmail.com」や「yahoo.co.jp」といったサードパーティのアドレスや、その他のメールアドレスでもユーザーアカウントを作成できます。

  1. 前述した「見出し1-1  メールアドレスを新規に取得して作成する手順」の手順①~④まで操作します。

    「このユーザーはどのようにサインインしますか?」というダイアログが表示されます。

    「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  2. アカウントの作成ダイアログが表示されます。

    既存のメールアドレス(保有しているメールアドレス)を入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  3. パスワードを作成する画面が表示されます。

    パスワードを入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  4. 名前を入力するダイアログが表示されます。

    姓名を入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  5. 生年月日を指定するダイアログが表示されます。

    「国/地域と生年月日」を入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  6. 登録したメールアドレスに「お使いのメールアドレスの確認」というメールが届いていることを確認します。

    メールアプリを開いてメールを確認します。

    メール本文内の「メールアドレスを確認するには、次のセキュリティコードを使用してください」のセキュリティコードをコピーするかメモします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  7. 「メールの確認」画面の「コードの入力」欄にセキュリティ コードを入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウントの作成画面


  8. Windows 11の設定にあるアカウント画面が開きます。

    他のユーザー欄に作成したアカウントが表示されます。

    ユーザーアカウントは標準ユーザーで作成されます。標準ユーザーのままでよければ画面を閉じます。

    Microsoftアカウントの作成画面


  9. 以上で操作完了です。

以上で「Windows 11の設定:Microsoft アカウントを作成する2つの方法」に関する解説を終わります。

ローカルアカウントを作成する方法については、以下の関連記事をご参照ください。

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Microsoftアカウントとローカルアカウントを切り替える方法については、以下の関連記事をご参照ください。

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