Microsoft EdgeのDrop機能:複数デバイスでシームレスなファイル共有

アイキャッチ画像

ウェブブラウザ Microsoft Edge(以下Edge)のDrop機能をご存じでしょうか? 新たにEdgeに搭載されたもので、複数のデバイス間でファイルやメモを共有するための機能です。

デスクトップ版Edgeとモバイル版Edgeの両方で利用でき、異なるデバイス間でもテキストや写真などさまざまなファイルをやり取りできます。

本記事ではEdgeブラウザに搭載の「Drop」機能の概要と、Windowsパソコン、Androidスマホで使う方法について解説いたします。

Microsoft Edgeについては以下の関連記事も合わせてご覧ください。

関連記事

更新履歴2023年11月6日:Edgeのバージョンを更新2023年7月2日:関連記事のリンクを追加        導入部分の文言に加筆 マイクロソフトの「Edge」は、もちろんWindows標準装備のWebブラウザのことですが、これ[…]

アイキャッチ画像
関連記事

Microsoft Edge(以下 Edge)は、Microsoftが開発したウェブブラウザです。Windows 10や11などのオペレーティングシステムに標準のウェブブラウザとして組み込まれています。Windowsの他にmacOS、iO[…]

アイキャッチ画像
スポンサーリンク

1 Drop機能の概要

Edgeに標準装備のDrop機能は、パソコンやスマホなどの異なる端末間でドキュメントや写真などのファイルを共有する機能です。

多機能ではありませんが、それ故にいとも簡単に使うことができます。パソコンやスマホなどを複数所有している人には重宝する機能でしょう。

本機能はパソコンのEdgeブラウザやAndroidスマホ、iPhoneなどのEdgeで利用可能です。

その主な機能は以下のとおりですが、第三者とのファイル共有には適していません。

  • パソコンに保存されているドキュメントや写真ファイルを他のデバイスと共有する。

  • スマートフォンで撮影した写真を他のデバイスと共有する。

  • 同じMicrosoft アカウントでサインインしていれば、どこからでもアクセスが可能。

  • ドラッグ&ドロップで簡単にファイル共有が可能。

ここからはEdgeブラウザ標準装備のDrop機能の使い方をご紹介いたします。

Micosoft アカウントをお持ちでない人は、以下の関連記事を参照の上登録しましょう。

関連記事

更新履歴2023年5月20日:記述内容の修正2023年2月25日:アカウント作成の記述内容の加筆修正2022年8月11日:書式を全面的に修正2022年3月3日:本文の一部を修正 関連記事のリンクを追加 この記事を掲載するにあたり、私[…]

アイキャッチ画像

2 パソコンでDropを使う手順

今回使用したEdgeのバージョンは「バージョン 119.0.2151.72 (公式ビルド) (64 ビット)」です。

2-1 Drop機能の表示確認

ブラウザのEdgeを起動すると画面右側のサイドバーにDropが表示されます。

サイドバーが表示されていない場合は以下の手順で表示します。

  1. ブラウザのEdgeを起動します。

  2. サイドバー最上部の「Copilot」アイコンと、表示された「サイドバー表示切替」アイコンを順番にクリックします。

    サイドバー切り替えアイコンで表示と非表示の切り替えが可能です。

    Drop機能設定画面


    次のような手順でも表示できます。

    右上の「・・・」 ⇒ 「設定」 ⇒ 「サイドバー」 ⇒ 「Copilot」 ⇒ 「サイドバーを常に表示する」のトグルスイッチをオン

  3. ここまでの操作でDropアイコンが表示されない場合は次に進みます。

  4. サイドバーの「+」ボタンをクリックして、表示されたアプリの「Drop」のトグルスイッチをオンにします。

    Drop機能設定画面

2-2 Drop機能の起動

  1. Edgeを起動してサイドバーのDropアイコンをクリックします。

    「サインイン」ボタンをクリックしてMicosoft にサインインします。あらかじめMicosoftにサインインしているときはこの画面は表示されません。

    Drop機能設定画面


  2. サインインが完了するとEdge画面の右側にDrop画面が開きます。とてもシンプルな画面です。

    Drop機能設定画面


    ① の「+」をクリックするとエクスプローラーが開き、共有するファイルや写真を選択できます。

    ②のボックスには自由に文字を入力できます。メモやTo Doリストなどにも利用できます。

    デスクトップやエクスプローラーなどから、ファイルをドラッグ&ドロップすることで簡単に共有できます。
スポンサーリンク

2-3 パソコンの写真を共有する

試しにパソコンに保存されている写真をスマホで閲覧してみましょう。もちろん動画ファイルも共有できます。

  1. Dropを開き、エリアにファイルをドラッグ&ドロップするか、画面下部の「+」アイコンをクリックします。

    Drop機能設定画面


  2. 「+」をクリックした場合はエクスプローラーが開きます。共有するファイルを選択します。

    一例として、私がAIで生成したピクチャ フォルダの「AIパンダ画像」ファイルを選択しました。

    Drop機能設定画面


  3. すぐにファイルの内容が表示されます。

    Drop機能設定画面


    画像上部の「開く」をクリックすると、Windowsのフォトアプリが開き編集も可能です。

    画像を右クリックすると、ポップアップメニューからコピーや削除ができます。

  4. スマホのDropにも同じ写真が表示されます。

    Drop機能設定画面


3 AndroidスマホでDropを使う手順

AndroidスマホにEdgeブラウザをインストールしてDropを使いましょう。

3-1 Edgeブラウザをインストールする

  1. Google PlayからEdgeの語句で検索してインストールします。

    こちらのリンクからもインストールできます。

    EdgeのDrop機能の使い方画面


  2. Edgeの概要や既定のブラウザ設定が表示されたらすべてスキップします。

  3. アカウントを選択して「サインイン」ボタンをタップして、サインインします。

    EdgeのDrop機能の使い方画面


  4. プライバシーに関するメッセージが表示されたら、「確認」ボタンをタップします。

    EdgeのDrop機能の使い方画面


  5. 「ブラウジングを開始」をタップします。

    EdgeのDrop機能の使い方画面


  6. Edgeが起動します。この画面のページレイアウトは「イメージ」で表示しています。

    EdgeのDrop機能の使い方画面

3-2 Dropをスマホで使う

  1. Edgeを起動して、右下の「≡」(ハンバーガーメニュー)をタップします。

    EdgeのDrop機能の使い方画面


  2. 「Drop」をタップします。

    EdgeのDrop機能の使い方画面


  3. Windowパソコンとほぼ同じトップページが表示され、使い方も変わりありません。

    試しに「自分にメモを書く」欄に「11月26日:ツーリング」と入力して送信ボタンを押します。

    EdgeのDrop機能の使い方画面


  4. チャット風のメモが表示されます。

    EdgeのDrop機能の使い方画面


  5. パソコンのDropにも同じようにメモが表示されます。

    EdgeのDrop機能の使い方画面
スポンサーリンク
アイキャッチ画像
最新情報をチェックしよう!