1台のパソコンを複数のユーザーで使用する方法:PCの共用とは?

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家庭では1台のパソコンを家族で利用することは少なくありません。小規模な企業でも同じようなことがあるようです。

特に悪いことでもありませんが、同一のユーザー アカウントで利用することは避けたいものです。

プライバシー保護や秘密保全のためにも、利用者のユーザー アカウントを分けて使用するのが良い方法かと思います。

本記事では、1台のパソコンを複数のユーザーで共用する方法について解説いたします。

解説に使用したOSは「Windows 11 Pro 23H2」ですが、「Windows 10 22H2」でもほぼ同じように設定できます。

以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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1 パソコンを共用するとは?

Windows 11と10では、1台のパソコンを複数のユーザーで使うことができます。要するにパソコンを共用することです。

冒頭でも述べているように、1台のパソコンを複数人で共用しても、同一のユーザー アカウントで利用してはいけません。

すべての情報が駄々洩れになり、プライバシーの保護は全くできません。では、どのようにユーザー アカウントを分けてパソコンを共用するのでしょうか?

ユーザー アカウントは、パソコン使用者の識別や、インターネット上のサービスを利用する際などに個人を特定するものです。

1台のパソコンに複数のユーザーアカウントを追加すると、それぞれが異なる設定環境でパソコンを利用できるようになります。

Windowsにおけるユーザーアカウントは、基本的に「Microsoft アカウント」と「ローカル アカウント」があります。

このどちらかのアカウントを追加すれば、1台のパソコンを複数のユーザーで使うことが可能になります。

それぞれのアカウントの特徴や作成方法は、以下の関連記事をご参照ください。

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ここからは、Microsoft アカウントを追加して、1台のパソコンを共用する手順をご紹介いたします。

ここで新規にMicrosoftアカウントを取得することも可能です。

2 Microsoftアカウントを追加する手順

  1. タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックして、メニューの「設定」を選択します。

    Windows11のアカウントの追加画面


  2. 設定画面が表示されます。

    左ペインの「アカウント」と右ペインの「アカウント」を順番にクリックします。

    Windows11のアカウントの追加画面


  3. アカウント画面が表示されます。画面を下にスクロールダウンします。

    「他のユーザー」をクリックします。

    Windows11のアカウントの追加画面


  4. 「他のユーザー」欄の「アカウントの追加」をクリックします。

    Windows11のアカウントの追加画面


  5. 「このユーザーはどのようにサインインしますか?」と表示されます。

    Microsoftアカウント追加画面

ここからは、Microsoftアカウントの登録環境ごとに以下2つの操作手順に従います。

2-1 すでにMicrosoftアカウントを登録済みの場合

上述見出し2の手順⑤からの続きになります。

  1. メールアドレス欄にMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力して、「次へ」ボタンをクリックします。

    現在のサインインに使用しているメールアドレスは使用できません。

    Microsoftアカウント追加画面


  2. 「準備が整いました。」と表示されます。「完了」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウント追加画面


  3. 設定アプリを開き、アカウント画面の「他のユーザー」欄にMicrosoftアカウントが追加されていることを確認します。

    Microsoftアカウント追加画面

2-2 新規にMicrosoftアカウントを登録する場合

Microsoftアカウントを登録する方法として、既存のメールアドレスを使用するか、新規にメールアドレスを取得する方法があります。

一例として「新規にメールアドレスを取得する」操作手順をご紹介いたします。

上述見出し2の手順⑤からの続きになります。

  1. 「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリックします。

    icrosoftアカウント追加画面


  2. アカウントのの作成画面が表示されます。

    「新しいメールアドレスを取得」をクリックします。

    icrosoftアカウント追加画面


  3. Microsoftアカウントに使う新規メールアドレスを入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    入力したメールアドレスがMicrosoftアカウントとして使用されている場合は、別のメールアドレスを入力します。

    Microsoftアカウント追加画面

    この画面で「または、既にお持ちのメールアドレスを使う」を選択すると、既存のメールアドレスで登録できます。

    「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選択すると、ローカルアカウントを作成できます。

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  4. パスワードの作成画面が表示されます。

    任意のパスワードを入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    パスワードは8文字以上で、大文字、小文字、数字、記号のうち2種類以上を含む必要があります。

    Microsoftアカウント追加画面


  5. お名前の入力画面が表示されます。

    姓名を入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウント追加画面

  6. 生年月日の指定画面が表示されます。

    国/地域を選択し、生年月日を入力して「次へ」ボタンをクリックします。

    Microsoftアカウント追加画面


  7. 以上で設定完了です。

  8. 設定アプリを開き、アカウント画面の「その他のユーザー」に、登録したユーザーアカウントが追加されていることを確認します。

    Microsoftアカウント追加画面
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3 パソコンを複数ユーザーで使う手順

上述の手順でユーザー アカウントを追加できたら、ユーザー アカウントを切り替えるだけで1台のパソコンをそれぞれのアカウントで使用できます。

面倒な操作手順はありません。パソコンのサインイン画面でユーザーを切り替えればよろしいです。

  1. パソコンを起動するか再起動します。

  2. ロック画面が表示されます。

    画面左下に表示されている任意のユーザー アカウントを選択します。

  3. 選択したユーザー アカウントでWindowsにサインインできます。

以上で「1台のパソコンを複数のユーザーで使用する方法:PCの共用とは?」に関する解説を終わります。

アカウントについては、以下の関連記事も合わせてご覧ください。

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